こんにちは~、Tomyです。
チャンピオンズCの
有力馬考察をしていきたいと思います。
このレースは、中央のダ1800㍍戦の中でも時計が速い。
それは当たり前のことですが、前走地方交流重賞を使って
臨んでくる馬たちが中心。これがミソです。
【地方との砂厚の差】というのは
結構重要なんじゃないかなと思っています。
参考までに各競馬場における砂厚の一覧は以下のとおり。
◆JRA全10場(統一)
9センチ
◆地方競馬場(※JBC開催場所別)
盛岡 11センチ
浦和 10センチ
船橋 12センチ←令和4年春から深くなった
大井 8センチ
川崎 8.5センチ
金沢 10センチ
名古屋 9センチ
園田 11~12センチ
中央よりも砂厚が深いのは「盛岡・船橋・園田」など。
逆に中央よりも砂厚が浅いのは「大井・川崎」となっており
ご存知の方も多いでしょうけど各競馬場毎にバラバラです。
(砂そのものもバラバラなんですけどね)
基本的にチャンピオンズCは、前走JBCクラシック組が
中心のレースではあるのですが、着順は少し注意が必要。
【前走JBCクラシックで連対した馬】というのは
チャンピオンズCにおいては(0-1-1-10)と微妙です。
3~4着に負けた馬が(4-1-1-6)ですから、むしろ地方が
若干合わなかったほうがこのレースに於いてはプラス。
ちなみに、JBCクラシック連対からここでも好走した
2頭は15年のサウンドドゥルー、16年のアウォーディー。
それぞれJBCは大井開催、川崎開催ということですから
地方競馬場の中で砂厚が浅い部類の競馬場。
今年のJBCは砂厚が深い盛岡での開催でしたから
このレースとの適性差をどう考えるかもポイントに。
それでは、各馬の考察に入っていきましょう~。
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◆クラウンプライド
年明け初戦のヒヤシンスSは6着に敗れており、距離は
マイルでは短いでしょうけど、その後、アメリカへ遠征した
ために、力関係が分からないまま迎えた日本TV盃は2着。
序盤がハイペースになったため苦しい展開になったぶん
ゴール前では差されましたが、3着馬には3馬身差をつけて
いるあたり、この馬自身のスタミナは見せられた印象。
続くJBCクラシックでは積極的に行く馬が居なかった
こともあり、福永騎手にしては珍しい逃げの戦法。
結果的に負けましたが、3歳にしてJBC好走はそう簡単な
ことではありませんので能力自体は確かなようです。
脚質的にはこのレースに合っているかなと思います。
不安要素
当日3人気以内に支持された馬のうち、休み明け3戦目で
出てきた馬の成績は(0-1-1-6)と微妙。お釣りがあるのか。
帰国後の2戦は好走していますが、砂が深めの船橋・盛岡で
行われたレースであり、中央の重賞は今回が初めてです。
スピード勝負になった時にどうかなといったところ。
また、福永騎手はこのレースは微妙です。
前身のジャパンカップダートを含めた成績は(0-0-1-11)。
5人気以内は6頭騎乗して全飛び。あまり得意ではない。
◆グロリアムンディ
デビュー後しばらくは芝を使い、毎回人気になるものの
成績は上がらず1勝クラスから抜け出せませんでしたが
ダートに矛先を変えたところ、破竹の4連勝。勢いを持って
臨んだアンタレスSはオメガパフュームに屈したものの
さすがに相手が強すぎたし、差し・追込に向いた展開で
あったことを踏まえれば十分な内容。
前走は久々に芝を使いましたが、さすがに舞台はG1。
1勝クラスを勝ち上がれなかった馬には敷居が高すぎた。
その後は休養に入り、休み明けのフレッシュな状態で
出走してくる今回、どのくらいやれるか楽しみはあります。
ダートではまだ底は見せてませんからねぇ。
不安要素
出走したダートのレースでは面白いように全部7枠。
つまり揉まれた経験が無く、内枠を引いた時にどうなのか。
穴馬だったら目を瞑れますが、人気馬だと…気になります。
また、先週のジャパンCを勝った余韻が残るムーア騎手は
ゴールドドリームでこのレースを勝っているとはいえ
通算成績でいえば(1-0-0-4)。強調するほど良くもないので
鞍上を理由に期待するにはちょっと人気しすぎかも。
◆ジュンライトボルト
こちらもデビュー以来、芝を使っておりどちらかといえば
末脚に魅力がある差し・追込馬という印象でした。
OPクラスまで昇級してきたのですが、そこから足踏み。
約8ヶ月ぶりに出走した復帰戦はダート。脚元に不安でも
あったのかもしれませんが、見せ場たっぷりの2着。
続くBSN賞は好位追走からスムーズに外へ持ち出す競馬で
内容的には完勝し、前走シリウスSも快勝。
友道厩舎としては初となるダートの重賞勝利となりました。
砂を被ることもそれほど抵抗はなくすんなりレースを
出来ており、ダート馬としてのセンスはあったのでしょう。
こちらもまだ底は見せていないと言って良さそうです。
不安要素
シリウスSを勝ったとはいえ、友道厩舎はやっぱり芝。
ダートのG1となると、ノウハウの面でアドバンテージが
あるかといえば正直無い…でしょう。
また、あくまでもダートに転向してからたった3戦の馬。
今までは楽に外から仕掛けていけましたが、同じように
うまく立ち回れるかは若干疑問です。
G1実積が無い石川騎手がそこそこ人気になるであろう
この馬とどこまでやれるか。注目ではあります。
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◆テーオーケインズ
昨年のチャンピオンズCは6馬身差の圧勝。
しかも2着馬が、前年の覇者チュウワウィザードでしたから
文字通り世代交代か、と言える内容でした。
年明け初戦のサウジCは仕方ない結果ですが、帰国初戦の
平安Sは59㌔を背負って快勝。力が違いましたね。
ただ、肝心の帝王賞は4着。明らかに叩きだった平安Sを
頑張りすぎた反動が出てしまったかもしれません。
秋初戦は、昨年4着に負けたJBCクラシックでした。
先述とのおり、地方では時々ポカがある馬でありますが、
前走に関しては左回りだったのも勝因かなと思います。
明らかに1強ムードが漂う状況で迎えるチャンピオンズC。
初の連覇なるか、注目の一戦ですね。
不安要素
JBCクラシックで連対した馬は当然チャンピオンズCも
人気に支持されます。ただ、その成績は(0-1-1-10)。
確かに中京コースは得意としていますが、最近のこの馬は
続けて好走出来ておらず、いわゆるマルバツ状態に。
昨年とローテーションは同じですが、前走勝ちきったことが
このレースでプラスに働かず、取りこぼす可能性はある。
8枠でもなければ飛びはしない…とは思いますが……。
◆ノットゥルノ
デビューからの2戦は芝ですが3着以内に入れず。
鞍上の進言もあってダートに転向したところこれが嵌まり
JDDを制覇するまでに成長。世代屈指の実力はある。
古馬と初対決の前走は7着に負けており、色々な敗因が
可能性として考えられますが、個人的には乗り替わりと
砂の深いコースが合わなかったのかな…と思っています。
園田で行われた兵庫CSも2着ではありますが、勝ち馬と
1秒以上離されていますし、基本的には中央か大井・川崎に
向くタイプなんじゃないかなと考えていますので、
主戦に戻って中央で先行したら結構やれるのではないか。
テーオーケインズが取りこぼす事態になるのであれば、
勝ってもおかしくない1頭という認識。
不安要素
前走の敗因は"砂の深いコース"だと思っていますが、
もしかしたら左回りがダメ…という可能性も無くはない。
芝はともかくとして、ダートの左回りを走ったのは前走のみ
ですから決定打は無いので個人的には除外して書きましたが
若干グレーといえばグレー。まあハーツクライ産駒で
左回りがダメな馬と言われても、すぐ思い付きませんが…。
◆ハピ
新馬戦は先行していましたが、その後は後方から外を
回すスタイルが定着。ただ少頭数であれば良いのでしょうが
JDDは前が有利、しかも多頭数となるとあれでは無理。
続くレパードSも大外ぶん回しの競馬は変わらず。
2走前から横山典騎手に乗り替わったことをきっかけに
今までと違う、インを捌く競馬を覚えてきました。
前走も含めて勝ててはいないですが、これまでの負けは
負けるべくして負けていたのに対して、今は中身のある
負けかたかなと思っています。
チャンピオンズCで嵌まる可能性を広げる立ち回りを
身に付けてきた現状で、どこまでやるか。
個人的にはとても楽しみですし、場合によっては本命も。
不安要素
乗り替わってから競馬の幅は広がったのは間違いなく
鞍上には大いに期待したい局面ですが、横山典騎手の
中央ダートG1の成績は過去10年で(0-0-1-10)と微妙。
正確には、人気より上の着順に来ることは多いし内容は
悪くないのですが、ちょうどこの馬みたいな中穴に騎乗して
掲示板止まりのケースが5度あります。
良いレースはしたけど4着…5着…。そしてレース後に
「よく頑張っているよ」のコメント…。ありそうで怖い。
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◆その他穴馬の課題、ポイント
オーヴェルニュ
そもそも地方の砂は合っていないので前走は情状酌量の
余地はあり、中京コース自体はベスト。
ただし、良馬場の時計的には昨年くらいが限界値。
若馬ならまだしも6歳で大幅な時計短縮を出来るかは疑問。
乗りにくい馬ではないのね、久々に騎乗するルメール騎手も
悪くないコンビ。馬場が渋れば……という感じ。
シャマル
前走は内枠勢が上位を占める中、外枠から差して3着は
評価できるところで、南部杯組もJBCクラシック組同様
連対していなかった馬の期待値は意外と高いため注意は
必要と見ますが、この手の短距離実積馬が出てくるケースは
少ない。更なる距離延長がどうか、というところ。
非情と言えそうな乗り替わりはプラスになるかは未知。
サンライズホープ
被されるとダメ。揉まれるとダメ。
前走はたまたまの戦法が嵌まって新味は出た印象ですが、
中京コースで同じような捲り競馬は御法度。
本来の先行競馬で力を出せる枠列びになるかがポイント。
昨年は太めだったのも事実ですし、シリウスSのあとに
みやこSも使っているのは良いほうに出そう。
★気になる穴馬
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今年は人気馬も不安ですが、穴馬も魅力より不安のほうが
勝ってしまうようなメンバー構成。
あまり積極的に買いたいわけでもないですが、消去法的に
注目の穴はこの馬かなというところ。
勝ちきっているレースではスゴく強いレースをしますが
最近は気持ちの面でムラがあるのか、コーナリングが雑に
なったり、物見が激しいなどレースに集中できずに
惨敗するパターンも目にします。
現状、中央の重賞では通用していない"風"な成績ですが
ムラっ気が良いほうに出てくれれば一発があるか。
実力だけでいえば、そんなに悪くはないと思いますので
鞍上がどのように御すのかも含めて注目したいですね。
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大井 8センチ
川崎 8.5センチ
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園田 11~12センチ
中央よりも砂厚が深いのは「盛岡・船橋・園田」など。
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中心のレースではあるのですが、着順は少し注意が必要。
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3~4着に負けた馬が(4-1-1-6)ですから、むしろ地方が
若干合わなかったほうがこのレースに於いてはプラス。
ちなみに、JBCクラシック連対からここでも好走した
2頭は15年のサウンドドゥルー、16年のアウォーディー。
それぞれJBCは大井開催、川崎開催ということですから
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こともあり、福永騎手にしては珍しい逃げの戦法。
結果的に負けましたが、3歳にしてJBC好走はそう簡単な
ことではありませんので能力自体は確かなようです。
脚質的にはこのレースに合っているかなと思います。
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出てきた馬の成績は(0-1-1-6)と微妙。お釣りがあるのか。
帰国後の2戦は好走していますが、砂が深めの船橋・盛岡で
行われたレースであり、中央の重賞は今回が初めてです。
スピード勝負になった時にどうかなといったところ。
また、福永騎手はこのレースは微妙です。
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さすがに相手が強すぎたし、差し・追込に向いた展開で
あったことを踏まえれば十分な内容。
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1勝クラスを勝ち上がれなかった馬には敷居が高すぎた。
その後は休養に入り、休み明けのフレッシュな状態で
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出走したダートのレースでは面白いように全部7枠。
つまり揉まれた経験が無く、内枠を引いた時にどうなのか。
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また、先週のジャパンCを勝った余韻が残るムーア騎手は
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◆ジュンライトボルト
こちらもデビュー以来、芝を使っておりどちらかといえば
末脚に魅力がある差し・追込馬という印象でした。
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あったのかもしれませんが、見せ場たっぷりの2着。
続くBSN賞は好位追走からスムーズに外へ持ち出す競馬で
内容的には完勝し、前走シリウスSも快勝。
友道厩舎としては初となるダートの重賞勝利となりました。
砂を被ることもそれほど抵抗はなくすんなりレースを
出来ており、ダート馬としてのセンスはあったのでしょう。
こちらもまだ底は見せていないと言って良さそうです。
不安要素
シリウスSを勝ったとはいえ、友道厩舎はやっぱり芝。
ダートのG1となると、ノウハウの面でアドバンテージが
あるかといえば正直無い…でしょう。
また、あくまでもダートに転向してからたった3戦の馬。
今までは楽に外から仕掛けていけましたが、同じように
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◆テーオーケインズ
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しかも2着馬が、前年の覇者チュウワウィザードでしたから
文字通り世代交代か、と言える内容でした。
年明け初戦のサウジCは仕方ない結果ですが、帰国初戦の
平安Sは59㌔を背負って快勝。力が違いましたね。
ただ、肝心の帝王賞は4着。明らかに叩きだった平安Sを
頑張りすぎた反動が出てしまったかもしれません。
秋初戦は、昨年4着に負けたJBCクラシックでした。
先述とのおり、地方では時々ポカがある馬でありますが、
前走に関しては左回りだったのも勝因かなと思います。
明らかに1強ムードが漂う状況で迎えるチャンピオンズC。
初の連覇なるか、注目の一戦ですね。
不安要素
JBCクラシックで連対した馬は当然チャンピオンズCも
人気に支持されます。ただ、その成績は(0-1-1-10)。
確かに中京コースは得意としていますが、最近のこの馬は
続けて好走出来ておらず、いわゆるマルバツ状態に。
昨年とローテーションは同じですが、前走勝ちきったことが
このレースでプラスに働かず、取りこぼす可能性はある。
8枠でもなければ飛びはしない…とは思いますが……。
◆ノットゥルノ
デビューからの2戦は芝ですが3着以内に入れず。
鞍上の進言もあってダートに転向したところこれが嵌まり
JDDを制覇するまでに成長。世代屈指の実力はある。
古馬と初対決の前走は7着に負けており、色々な敗因が
可能性として考えられますが、個人的には乗り替わりと
砂の深いコースが合わなかったのかな…と思っています。
園田で行われた兵庫CSも2着ではありますが、勝ち馬と
1秒以上離されていますし、基本的には中央か大井・川崎に
向くタイプなんじゃないかなと考えていますので、
主戦に戻って中央で先行したら結構やれるのではないか。
テーオーケインズが取りこぼす事態になるのであれば、
勝ってもおかしくない1頭という認識。
不安要素
前走の敗因は"砂の深いコース"だと思っていますが、
もしかしたら左回りがダメ…という可能性も無くはない。
芝はともかくとして、ダートの左回りを走ったのは前走のみ
ですから決定打は無いので個人的には除外して書きましたが
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左回りがダメな馬と言われても、すぐ思い付きませんが…。
◆ハピ
新馬戦は先行していましたが、その後は後方から外を
回すスタイルが定着。ただ少頭数であれば良いのでしょうが
JDDは前が有利、しかも多頭数となるとあれでは無理。
続くレパードSも大外ぶん回しの競馬は変わらず。
2走前から横山典騎手に乗り替わったことをきっかけに
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中央ダートG1の成績は過去10年で(0-0-1-10)と微妙。
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ただし、良馬場の時計的には昨年くらいが限界値。
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