こんにちは~、Tomyです。
エリザベス女王杯の
有力馬考察をしていきます。
G1馬はジェラルディーナだけ、というメンバーですが
伸び盛りの馬も多いですし、面白いレースになりそう。
ここでは予想上位人気7頭を取り上げていますが、
うち4頭が関東馬ということで、菊花賞もそうでしたけど
関西馬で決まると思いきや……っていう可能性もそれなりに
あるんじゃないでしょうかね~。
記事の最後に、いつもと同じく気になる穴馬を
1頭挙げますので、合わせて参考にしてくださいm(_ _)m
それでは早速いきましょう~。
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◆サリエラ
体質の弱さがあり、新馬戦を勝利した後は7ヶ月の休養。
2戦目も勝ちきりましたがメンバーは相当弱かった印象で
ローズSは果たしてどうか……と思ったものの2着に好走。
エンジンの掛かりが遅いことに加え、体質の問題もあって
秋華賞には出れず、その後も間隔を空けながらの出走。
目黒記念は牡馬相手の2500㍍戦だったことを考えれば
3着という結果も悪くはなかったですし、距離そのものは
エリザベス女王杯の2200㍍も問題ないと言える材料に。
前走の新潟記念は中間に軽い挫跖、そして暑さの影響も
あって追い切りの動きも悪かったですしレースでも伸びを
欠いて7着に敗退。明らかに状態が整っていませんでした。
繰り返しになりますが、エンジンの掛かりが遅いタイプ
ですから、豪腕系のマーカンド騎手は合うように思いますし
右回りは初めてですが、京都の下り坂も良さそう。
中間は乗り込み量が少ない点はちょっと気になりますが
1週前追い切りはこの馬なりに動けていたとは思うので
今週の最終追い切りの動きには注目しておきたいところ。
前走よりは良い状態に見えるので、このまま順調ならば
ノーチャンスではない1頭かなと思います。
ローテーションはあんまり良いとは言えませんけども。
◆ジェラルディーナ
昨年は非常に充実。重賞初勝利のオールカマーを皮切りに
有馬記念の3着に至るまで、枠とトラックバイアスが最高に
嵌まり続けたのは事実ですが安定した走りでした。
メンバー唯一のG1馬にしては人気になっていませんが
確かに今年は1度も馬券に絡んでいないのは気になります。
前走4着以下に負けた5歳以上の馬はクロコスミアしか
巻き返せておらず、あとの43頭は全て圏外に敗れており、
絶対的に信頼していい状況では無いかなと思います。
2年連続好走は『ペースの違い』に対応できるかがカギ。
京都開催のエリザベス女王杯は比較的ゆったりと流れて
3F勝負になりがちですが、この馬の好走レースの多くは
4~5Fのロングスパート戦。どちらかといえば淀みなく
流れてくれたレースで力を出している印象ですので、
例年の京都開催と同じような展開になったときにどうか。
鞍上は父馬・母馬にも縁のあるムーア騎手を予定。
エリザベス女王杯においては、スノーフェアリーの連覇が
脳裏に焼き付いているわけですが、京都開催では日本馬にも
過去3回騎乗。その3頭ともそれ以前の年に上位入線した
人気馬(※)だったものの、全て掲示板外。意外と微妙??
そもそも"乗れない説"も浮上していますが……。
(※)ラキシス・タッチングスピーチ・ルージュバック
◆ディヴィーナ
OP昇級後、全く力を出せないレースが続きましたが
Mデムーロ騎手に乗り替わったヴィクトリアマイルからは
安定して好走できており、特に最近は出遅れることなく
位置取り自体も徐々に選択肢が増えてきた印象です。
前走の府中牝馬Sは逃げたくないのに逃げさせられた
格好に見えますが、実際にはメンバーを見たうえで鞍上の
頭には"逃げる"ことも視野にあったようです。
やはり折り合いにも少し苦労していましたがうまく宥めて
スローの大逃げ、のようなかたちに持ち込めたことが勝因。
重賞初制覇。
母ヴィルシーナはエリザベス女王杯で好走したこともあり
血統的に向かない、ということは無いかなと思いますが、
真面目すぎる気性ゆえ、マイルに短縮した経緯があるだけに
折り合い面は大きな課題になってくるでしょうね。
結果的に前走は逃げることになりましたし、あれがここで
マイナスに働いてしまう可能性も普通に有り得えそう。
コーナー4つ、尚且つペースが緩みがちなこのレースで
きちんと折り合うことが出来るかは怪しい気がします。
ただ、鞍上のMデムーロ騎手におけるエリザベス女王杯の
通算成績は(2-1-4-4)と上々。この馬とも手が合うのは
間違いありませんから、手綱捌きに期待することは出来る。
課題は鞍上も重々承知しているでしょうし、恐らくですが
今回も前に行くと思います。逃げるかは……知りませんが。
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◆ハーパー
春までは成長が追い付いていない印象で、距離が延びて
良いと思われたオークスは着順は確かに上がりましたけど
レースでは中盤から追い通しで、ルメール騎手の好騎乗が
無ければ凡走していてもおかしくない内容だった認識です。
前走の秋華賞は休み明け。馬体面での成長は見えましたし
先行好位につけてしぶとく脚を使って3着に好走。
今年の秋華賞はかなりスローペース。前で残ったのは
この馬だけで、展開と逆行して好走した点は評価できますし
エリザベス女王杯にも繋がりそうな展開になりました。
今年の3歳牝馬路線はリバティアイランドの一強であり
それ以外の馬が果たして古馬初対戦で通用するかどうか、
これは未知ですが、G1馬がジェラルディーナのみですし
恐らくこのメンバーであれば、いけるのではないかと
思います。3歳馬がエリザベス女王杯を見据えるうえで
前哨戦を使わず秋華賞に直行するメリットはあるでしょう。
ルメール騎手がブレイディヴェーグを選んだような格好に
なっていますが、この馬とて鞍上は1度コンビを組んでいる
川田騎手ですから、乗り替わりもダメとは思いませんしね。
ただ、今度は外回り。瞬発力では他馬に劣りますので
勝ちきるところまでは疑問。どこまで粘れるかの勝負。
◆ブレイディヴェーグ
新馬戦は1000㍍通過『64秒8』の超スローペースから
上がり32秒3をマークするも勝ち馬は交わせず2着。
ただ、3着馬を5馬身離しており、能力は示した一戦。
その後は骨折のため約半年空いて出走した2戦目は
後続に6馬身差を付ける超圧勝。ポテンシャルの高さを
再度見せたもののまたしても骨折。その末脚は諸刃の剣。
復帰戦は東京の2000㍍。1分57秒9の好時計で完勝。
上位クラスで実績が無いながら前走ローズSは1人気に
支持を受け、結果的に2着に甘んじましたが、直線の進路を
確保に時間が掛かっており、スムーズさは欠いていました。
ダメージを考慮して秋華賞はパス。もし万全の状態で
出ていれば恐らく上位に食い込めたであろうと思えますし
重賞未勝利の立場ですが、ここで人気になるのも分かる。
スタートが遅く、ポジションを取りづらいのがネック。
ゆったり流れる傾向にある京都のエリザベス女王杯は
舞台としては合っているんじゃないかなと思いますが、
物凄い脚を使ったけど届かず……ということも有り得る。
普通に考えれば中7週もあれば十分な間隔と言えますが
この馬にとっては1番詰まったローテーションとなりますし
前走の中間から『天栄⇔美浦⇔栗東』を目まぐるしく移動。
現在は栗東入りして調整中ですが、状態面がポイント。
追い切りの動きはもちろん、調教後馬体重は注目したい。
◆ライラック
新馬戦を快勝後、敢えて遠征した京都2歳Sは惨敗。
元々馬格が小さい馬だけに、輸送で大きく減らしてしまった
ことは痛かったと思います。
行き脚がつかないことが多く、昨秋はエリザベス女王杯で
好走したとはいえ、展開も枠も馬場も全て向いた印象で、
今年に入ってからも良馬場ではスピード不足感は露呈して
いたのですが、前走の府中牝馬Sは逃げ馬不在でペースが
緩めだったこともありますが、好位を確保できたのは大きく
スローからの上がり勝負にも対応できたのは収穫でした。
馬体重が大幅に増えたあたり、成長もあったのでしょうね。
正直、宝塚記念までのこの馬であれば、京都外回りの
エリザベス女王杯では用無し……かと思っていましたけど
前走の内容、そして馬体面の成長を考えると、ここでも
無視は出来ない存在になりましたし、関西遠征も克服済。
また、鞍上の戸崎騎手とのコンビでは2回のも3着であり
勝ててはいないものの、手が合っているようにも感じますし
やや伏兵寄りの気楽な立場で臨める今回は買っておいて
損はない1頭かなと思います。
阪神と京都、両方のエリザベス女王杯で連対した馬は
同じオルフェーヴル産駒のラッキーライラックが居ます。
こちらは『ラッキー』は付いていませんがライラック。
………だから何、という感じですね。すいません(笑)
◆ルージュエヴァイユ
自己条件を連勝でクリアして迎えた年明けの愛知杯は
緩い馬場と前残りのトラックバイアスに泣き、続くメイSは
高速決着に対応できず、どちらも惨敗に終わりましたが
中2週で出走したエプソムCはペースこそ流れたものの
決着時計はそれほど求められない上がりの掛かる競馬で
先行し2着に好走。これまでに無いかたちのレースでした。
休み明けとなった府中牝馬Sは高速馬場になりましたが
今度は超スローペース。中団外目を追走し、伸びて2着。
勝ち馬に向いた展開だっただけに内容は優秀でした。
決着時計が速くならなければ、ペースに関わらず対応可能で
間隔を詰めても問題はないのでここも面白い存在です。
『京都』であれば横山武騎手から松山騎手の乗り替わりも
プラスですし、右回りも別に大丈夫だと思っています。
ただ、関西輸送に関しては大丈夫かどうか不透明です。
愛知杯は馬場も悪くなってしまいましたし、結局のところ
どうだったのか、というのは何とも微妙ですね。
高速決着が苦手なので、短い距離よりは長めの距離のほうが
合うと思いますから、輸送さえこなしてくれれば。
G1は未勝利の厩舎ですが、重賞初制覇は関西圏でしたから
不安もありつつ期待もしつつ、という感じでしょうか。
★気になる穴馬
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過去傾向からいえばお世辞にも強気になれる臨戦とは
言えませんが、この馬自身は休み明けは全勝している一方、
それ以外は全て凡走。明らかに休み明けが買い時のタイプ。
気性的に前向きさが強く、1度使うと特に力んでしまう
ところがあり続戦には向いていません。
前走後はヴィクトリアMへ出走を予定していましたが、
腸骨の骨折により休養。仮に怪我をしなかった場合には
どういう使い方をしていたかは、何とも言えませんけど、
図らずもぶっつけ本番でエリザベス女王杯に出走することに
なった点は意外とプラスなのではないかと思いますね。
中間の追い切りは良い動きでしたし、メンバーを見ると
そんなにペースが速くならなそう。この馬は後傾ラップで
強い先行馬だと思うので、展開的にも合いそうです。
乗り替わりになりましたが、差し・追込タイプよりも
逃げ・先行タイプのほうが断然上手いと思っている鞍上を
配しているので、それほど気になりません。
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確かに今年は1度も馬券に絡んでいないのは気になります。
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血統的に向かない、ということは無いかなと思いますが、
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ただ、今度は外回り。瞬発力では他馬に劣りますので
勝ちきるところまでは疑問。どこまで粘れるかの勝負。
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ただ、3着馬を5馬身離しており、能力は示した一戦。
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支持を受け、結果的に2着に甘んじましたが、直線の進路を
確保に時間が掛かっており、スムーズさは欠いていました。
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