こんにちは～、Tomyです。
今年の冬開催は総じて良好な馬場状態をキープしていて
路盤改修後の冬場でいえば、過去最高レベルの高速馬場に
なっている中山ですが、最終週のタイミングで☔が降る
可能性が高くなってきましたね～。
降らないなら降らないで良いんですけど、降ったら降ったで
予想が面白いなぁというメンバー構成。
緩い馬場でも好成績を挙げている馬が結構居ますからね～。
それではＡＪＣＣの有力馬考察を
していきましょう～。
◆ショウナンバシット
昨春の皐月賞は馬場が傷む時期だけに内枠は不利でしたし
渋ったこともあり余計に厳しい枠となったのですが、
のめりながらも内から捲り気味に進出して掲示板を確保。
通った場所を考えれば上々の結果だったかなと思います。
それ以降は馬券に絡むどころか掲示板にすら入れていない
状況が続いていますが、若葉Ｓ以前を見ても分かるように
上がりの速い競馬になるとスピード負けしてしまいますから
ダービー・神戸新聞杯・ジャパンＣは向きませんでした。
菊花賞は馬場は良かったけど距離が長かった、という感じ。
シルバーステート産駒の中山成績は全般的に内回りより
外回りのほうが良く、上がりが極端に速くなることも
ほぼ無いコース形態ですので、舞台としては近走に比べて
好転しそう。週末の天気が悪くなる可能性もありそうですが
相対的に見ればこの馬にはプラスに働くかなと思います。
ただ、ここの内容次第では、適性云々より能力的に厳しい
ことになってしまいますので試金石の一戦でしょう。
強烈な決め手を使えるわけではないので、もう少し前目に
行きたいし、今回は先行馬が手薄に感じるメンバー構成。
デムーロ騎手が手術を受けるためイタリアに一時帰国で
横山和騎手に乗り替わることになったのは偶然ですが、
積極性のあるジョッキーなので新味が出てくれれば。
◆チャックネイト
デビュー時期も遅く、当初から陣営の「晩成型」という
言葉どおり大事に使われながら徐々に力をつけてきました。
２年前にはノド鳴りの手術、昨年には去勢手術をするなど
順風満帆とはいっておらず、集中力が切れやすいところが
あるようで、馬具を工夫しながら。近走はブリンカー着用。
鞍上のキング騎手は今年の芝成績が(2-1-5-5)となっており
７人気以下の馬でも５回馬券に絡むなど、現在来日中の
外国人騎手５名の中では最も日本競馬にアジャストしている
印象ですし、コロコロ鞍上を変えても成績の上下動が少ない
乗りやすいタイプ。テン乗りでも全く気になりませんね。
ただ、前走ハンデ戦且つ今回斤量が増える馬は(0-1-0-19)
と奮っておらず、斤量面のアドバンテージが無い別定戦で
果たしてどうかというところ。
また、ハーツクライ産駒における中山芝2200㍍重賞成績は
通算で(0-2-5-21)。複勝率は悪くないですが連対率が低く、
この馬自身も下級条件で勝ちきれておらず、舞台としては
ベストではなさそう。中山だったら内回り2500㍍のほうが
合うかもしれません。ここでダメだとしても、日経賞に
出るようならマークしておきたい１頭ですね。
今回に関しては、積極的に買いたいとは思っていません。
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◆ボッケリーニ
４歳冬に重賞初制覇。更なる飛躍が期待された５歳時は
ワンパンチ足りない印象になってしまいましたが、本当に
良くなってきたのは６歳。それまで2000㍍までしか経験が
無かった中で迎えたＡＪＣＣは３着。その後は少し長めの
距離も使っており、今ではＧ１以外の2000～2500㍍では
抜群の安定感。コースを問わない器用な立ち回りが持ち味。
７歳となった昨年も全く衰えを感じさせない走りを継続。
大概の重賞では７歳になると壁があるものですがこの馬に
そんなことは関係なく、前走も負けはしましたが内容は
悪くなかったですし、ここも普通に買いたくなる１頭です。
モレイラ騎手から浜中騎手に戻りますが、前走に関しても
鞍上の腕が光ったという印象もなく、仮に浜中騎手騎乗でも
結果が悪くなったとは思わないので乗り替わりは不問。
ただ、１週前追い切りが珍しくラスト１Ｆで失速したのが
若干気になっています。確かに全体時計は普段より速いので
致し方ない部分もありますが、１週前のＣＷ追いであれだけ
失速してしまったことは近年ほぼ無かっただけに状態面が
多少落ちているかも。とはいえ、実績面は抜けていますし
相対的に軽視するつもりも無いのですが……。
最終追い切りでどんな動きをするかは気を付けて見たい。
◆マイネルウィルトス
どちらかといえば時計の掛かる馬場のほうが向くタイプ。
２走前のアルゼンチン共和国杯は過去に好走した経験は
持っていましたが、時計が速いとどうか、という懸念は
あったものの克服して２着。７歳でも成長を感じる内容。
前走のステイヤーズＳは血統的にも明らかに長すぎる
距離だったと思いますし、これまで経験したことがない
超スローペースで所々力むところも見せつつ地力で３着。
終いで鈍ったのは距離もそうですし、今まで勝利したのは
ゴール直前に坂が無いコース。なので今回も中山の急坂を
克服できるかがカギになってくるかなぁと思いますが、
横山武騎手は重賞勝利の半分を中山で挙げていますので
鞍上のひと押しもありそう。
ボッケリーニ同様、８歳でも衰えを感じさせないレースを
出来ていますし、メンバー的に若くて実績十分な馬が手薄な
状況だけに、年齢で嫌う必要も無いでしょう。
中間の追い切りも活気のある良い動きをしていましたので、
最終追い切りにも期待したいところ。
前走Ｇ１以外で今回距離短縮の馬は分が悪い傾向ですが
この馬自身の本質的な適性は2500㍍まで。戸惑うことなく
走れると思うんですよね。
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◆モリアーナ
デビューから２連勝しましたが、重賞実績が皆無な鞍上を
乗せていたこともあり、その後はうまくいかないレースも
多かったため、賞金加算をすることが出来ませんでした。
昨秋は距離を延ばして紫苑Ｓから始動。レースでは後方で
脚をじっくり溜めると直線では鋭い決め手を発揮して勝利。
ハイペースになったことで展開が向いたのは確かですし
結果的に秋華賞も後方から雪崩れ込むだけの競馬になって
いますが、紫苑Ｓのレース後インタビューのニュアンス的に
始めから後方待機するつもりというわけでもなさそうな
口ぶりでしたから、スタート次第では近走よりも位置を
取りに行く可能性もありそう。
ＡＪＣＣは通算７勝、唯一牝馬で勝った経験もある鞍上。
後方一気は簡単に決まらないことくらい承知していると
思いますし、どうせ後方……と決めつけるのは危険か？
ただ、ＮＺＴなどを見ても、外を回しての早仕掛けでは
終いが甘くなると思いますので、縦のポジションはともかく
内を立ち回ることが出来る枠並びになってほしいタイプ。
ノーザンＦ生産馬は今やどの重賞でも大概強いのですが
このレースに関しては、重賞経験済の４歳馬が(2-4-1-3)と
特に好成績。買っておく必要はあるかなと思います。
◆ラーグルフ
昨年は昇級初戦で中山金杯を制覇すると、続く中山記念も
２着に好走。大阪杯は初の関西＋Ｇ１では敷居が高かったし
前走の札幌記念は道悪の洋芝が合わなかったぶんの凡走。
それ以降は体調が整わず、ようやくの復帰戦となりますが
走り慣れた中山だけに、いかにも穴人気しそうなタイプ。
ただ、３歳時のセントライト記念の負けかたからして
2200㍍は若干長かったように感じる内容だった印象です。
モーリス産駒、そして戸崎騎手の中山芝2200㍍の成績が
良かったこともあり当時は本命にしていたのですが、
この馬の本質的な適性は1800～2000㍍くらいかなと。
テン乗りの三浦騎手がどこまで誤魔化せるかでしょうね。
個人的には、戸崎騎手であの結果だとちょっと狙いづらい。
中山巧者ではあるのですが、数年前のウインブライトが
そうであったように、内回りの1800～2000㍍は良くても
外回りの2200㍍は全く合わない、ということは往々にして
ありますので、一緒くたに考えたくないんですよねぇ。
また、今のところレース当日に強めの雨が降る予報が
出ていますが、ここで取り上げた６頭の中では恐らく１番
緩い馬場は合わないんじゃないかなと見ていますので、
現時点では軽視の方向で考えています。
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距離をこなせるか、やってみないと分かりませんが、
特に馬場が渋るようならかなり面白い１頭だと思います。
過去の実績を見ても、道悪は相当に得意でしょう。
前走後は脚部不安により休養。以前から順調に使えない
ことも多いのですが、重賞は３勝しており実績は上位。
２走前は直線の進路が無く勿体ない競馬になりましたが、
Ｇ１以外で他に崩れたのは転厩初戦くらいなもの。
大きく崩れておらず、長期休養明けで重賞勝利した経験も
ありますので、間隔が空いている点はさほど気にならず。
早い段階でこのレースでの復帰を目標に調整している
ようですから、準備万端の状態であることを期待したい。
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