こんにちは~、Tomyです。

今年の東京新聞杯
前に行きたそうな馬が非常に多い』ですよね~😅
逃げ馬不在のレースもあったりしますが、ここに関しては
そんなこととは無縁。

◆逃げ、または2,3番手に付けていきたそうな馬
(除外対象馬以外)
 ウインカーネリアン 三浦
 サウンドビバーチェ 浜中
 トゥードジボン   藤岡佑
 ドルチェモア    石橋
 ホウオウビスケッツ 岩田康
 マテンロウスカイ  横山典

 それぞれ中堅・ベテランのジョッキーが騎乗しますが
先行争いには注目したいところ。
これだけ揃うと誰が逃げるかを予想するのも
難しいですが、過去10回のうち9回は『馬番1~6』に
入った誰かが逃げている
ようです。
唯一、2019年だけは真ん中よりも外の馬が先手を主張する
かたちになりましたけど、基本的には内寄りの枠に入った
馬が行くことになるんじゃないかなぁと思います。
『Dコース→外を回り続けるのは不利→外からハナを叩く』
ということを想像しますが、意外とそうなっていません。
 上の6頭以外にもひょっとしたら主張する馬が居るかも
しれませんし、前付けしたいタイプが多いということで
スローペースはまず無いんじゃないでしょうかね?
折り合いが怪しそうな馬も居ますしねぇ。
 こういうメンバー構成だと、後ろからの馬で決まりそうな
気もしてきますが、そうなるとマスクトディーヴァ、
ジャスティンカフェにとってお誂え向き……堅い?
という
思考にもなってくるんですけどね~。
 ただ、過去10年の東京新聞杯における1人気の成績は
(1-1-2-6)、2人気も(0-1-2-7)
………。
勝ちきれないどころか連対率すら低い傾向となっていて
色々と一筋縄では行かなそうだなぁと思います。

 それでは、有力馬7頭の考察をしていきましょう~。

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◆アヴェラーレ
 2勝クラスを突破して以降、後方から行けば届かず、
位置を取りに行けば終いが浅くなるなど歯痒い競馬続き。
結局OP入りまで1年を要しましたが、京王杯SCでは
重賞実績馬相手に僅差の4着、関屋記念でディヴィーナを
負かして初タイトル獲得。ようやく形になってきました。
 2走前のスワンSは右回りが久々だった点もあり7着で
前走の京都金杯は内有利のトラックバイアスのなか大外枠
これは痛かったかなと思いますが内容は悪くなかったです。
 持ち時計はソコソコありますし、走り慣れた左回りで
もうひと押しがあってもおかしくない場面だと思います。
鞍上のキングスコート騎手ですが、徐々に成績は上向いて
きていますので、ここで結果を残すことが出来るか注目。
馬自身は馬群を割れるタイプですが、捌けるかは鞍上次第
 これまでルメール騎手不在の時に乗り替わっていましたが
今回はウンブライルに騎乗。初めてのパターンとなりますが
むしろ3勝クラス在籍時は、ルメール騎手で噛み合わない
レースが続いていましたので、選ばれなかったかたちに
見える点に関しては気にしなくてもいい
かもしれません。
鞍上強化と言えるかは微妙なんですけどね。


◆ウインカーネリアン
 昨年の東京新聞杯は自ら厳しいペースを刻んで快勝。
同じようなパフォーマンスが可能なら今年も通用する馬。
持ち時計は優秀ですし、舞台適性を疑う余地はありません
近走は結果が出ていないのですが、能力の衰えというより
距離適性やメンバーレベルの高さで負けている印象です。
 休み明けは元々よろしくないタイプですが、間隔としては
昨年と似たようなもの。年齢的に大人しさが出ているようで
中間は集中力を欠いてしまうところが出ているとのこと。
ただ、🅑を装着した1週前追い切りは活発に動けており、
レースでも装着する
予定。7歳を迎えていますけど
🅑有りなら、もうひと踏ん張り出来そうに感じられます。
少しゲートに不安がありますが、入念に確認を重ねており
レースに繋がってくれれば良いなぁと思います。
 あとは、行きたい馬が結構揃っていますから、同型との
兼ね合いもポイントに
なってきそう。近走は逃げる競馬を
主体としていますが、ハナに拘らずとも問題はないタイプ。
キャリア8勝すべてを挙げている三浦騎手とのコンビで
リズム良く行ければ控えても問題はないでしょう。
 ジャスティンカフェとの力関係は互角以上に感じますが
年齢面を嫌われてこちらのほうが人気にならない見込み。
彼を基準に考えると、妙味は有りますよねぇ。


◆ウンブライル
 前向きさ・追走力に課題があり、昨年のクイーンCでは
かなり忙しそうな競馬。直線も伸びあぐねて6着に敗退。
ルメール騎手の進言でNZTから🅑を装着し集中力アップ。
前走のNHKマイルCは後方待機。残り1F地点では、
届きそうもなかったのですが、最後のキレ味だけで2着。
当然あの競馬では恐らく今回は届かないと思いますし、
持ち時計も詰める必要はありますので、成長ありき。
 後方待機となった2戦は横山武騎手が騎乗しており、
ルメール騎手とのコンビでは極端な位置取りになっておらず
恐らく今回も中団のポジションを確保してくると思います。
 デビュー当初から骨軟骨腫を患っていたため、足元の
不安を常に抱えていましたが、前走後に除去手術を敢行。
無理をせず時間をかけて良化を促し、年末に帰厩してからは
今までよりも踏み込んだ追い切りを消化
できています。
『背中の良さ』=『素質』を昨年までは活かしきれていない
印象でしたが、9ヶ月ぶりの実戦でどんな走りをするか。
ガラリ一変もあるし、むしろ全然ダメな可能性もあります。
実際どちらに転ぶかはやってみないと分かりませんので
前者を期待して買うか、後者と踏んで嫌うか、というのは
意見が割れそうな1頭ですよねぇ。個人的には買いたい。

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◆ジャスティンカフェ
 『前の馬を一生懸命追いかけてしまう』ところがあり
特にスローペースでは長く脚を使えないタイプの馬。
一昨年の毎日王冠はペースが流れたぶん競馬がしやすく
最後まで伸びましたが、昨年の毎日王冠はペースが遅く
残り1Fあたりではジリ脚になってしまいましたので
ペースが流れてくれたほうが良いのは間違いないですね。
 昨年の東京新聞杯は内を突いたのですがごちゃついて
差し遅れており、後方脚質の難点を露呈したかたち。
逆にマイルCSはこの馬としては前目の位置を確保できて
3着に好走。仕掛けどころが難しい馬ですが、テン乗りの
坂井騎手は上手に乗ったなぁという印象。
 恐らく今年の東京新聞杯はスローにならないだろうと
思いますのでこの馬としては好都合
。マイルCSのように
ある程度の位置で立ち回れれば良いとは思いますが、
いかんせん内側がごちゃつきやすいレースですから、
前走は馬群が多少バラけたぶん捌きやすかった部分も
ありましたが、今回は真ん中近辺の枠のほうが
よさそう。
外枠すぎるとたぶん後方に下げざるを得ないと思うので。
まあ、それで届くのならそれでも良いんですけども……。


◆トゥードジボン
 連続好走が無く自己条件で足踏みをしていましたが、
京都外回りで連勝しOP入りを果たして迎えた前走は3着。
これまでスローペースでしか好走できていませんでしたから
速い流れを追走して粘れた点はそれなりに評価
は出来ると
思います。ちょっと緩い馬場も今一つだったようです。
ただ、内有利のトラックバイアスが味方した格好ですし
個人的には過去の京都金杯と比べて、レースレベルが特に
高いというほどではなく、標準より少し低いんじゃないか

感じていますので、今回が試金石になりそうです。
 関東輸送が初めてですし、前に行きたい馬が多いので
自分の競馬をさせてもらえるかは疑わしい印象です。
また、時々スタートが悪いことがありますから外枠だと
かなり厳しいんじゃないかなと思います。
実際、凡走した5回のうち4回はフタ桁馬番ですから
内枠を引いたうえでどこまで
やれるかでしょうね。
強調できそうな点があまり無く、前走から更なる上積みが
無いとここでは足りない気はしていますが、有力馬のなかで
1番コンスタントに使われているだけに期待しづらい。
 週末は天気も悪くなさそうなので、馬場状態そのものは
合いそうですが、上位の印は回せないかな。
もうちょっと前付けする馬が少ないレースが良さそう。

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◆マスクトディーヴァ
 デビュー3戦目までの戦績的に、良馬場の速い上がりが
求められるレースが合うか疑問でしたし、そこまで強く
見えていなかったのでローズSはノーマークだったんですが
完全に見誤ってしまったな、と反省しています。
内容的には春よりも明らかに成長が見て取れましたし
速い馬場、速い上がりに対応。
 秋華賞としては異常なほどスローペースだった前走は
リバティアイランドには勝てませんでしたが、それ以外は
相手にならないキレ味
を発揮。めちゃくちゃ強く見える
レースでしたが、ああいう上がりの速い競馬が得意な馬が
居たかと言われれば、正直居なかったかなと思います。
 とはいえ実力は認めないといけませんし、軽視するまでは
考えていません。ただし、関東輸送は初めてなことに加え、
岩田望騎手が東京芝1600㍍で好走したのは新馬・未勝利戦
だけで、1勝クラス以上では (0-0-0-19)
と全く馬券に絡んだ
ことが無いのはちょっと不安。馬群を捌けるのかを含めて
色々とイメージが沸かない。馬自身は恐らく対応できると
思うのですが、ジョッキーが対応できていないのがどうか。
1人気の信頼度が微妙なレースでもあり、素直に本命を
打つことは出来ないかなと思っています。


◆マテンロウスカイ
 セントライト記念は距離が長かったと見ていいですし
3走前のケフェウスSは明らかなオーバーペース逃げ。
これは調子が良すぎて馬がその気になってしまったとの
ことですが、近走は再び折り合いをつけて運べています。
極端に負けたのは2回だけで、基本的には相手なりに
走れる
タイプ。インパクトは薄いですが地味に安定。
 初めて重賞で好走した昨年のエプソムCに関しては、
1,2,6,9着馬がその後の重賞でも好走または勝利。
メンバーレベルは意外と高かった
と言えると思いますし
前走で久々のマイルもこなせており、1800㍍の持ち時計も
そこそこありますから、このレースも合いそうですね。
 他の先行馬同様、主導権争いはポイントの1つですが
以前は差し競馬をしたこともあり、速い脚が無いわけでも
ない
印象なので、周りの出方次第で戦法は選べるかも。
何といっても横山典騎手ですからねぇ……。いきなり脚質を
ガラリと変える程度のことは日常茶飯事。ある意味では
思い切りが良いとも言うし、掴みどころが無いともいう。
まさに『パルプンテ横山』。予想するうえで馬券的な扱いに
毎回悩みますが、見ているぶんには楽しいですよね。
馬のキャラ的に押さえておいて損は無いかなと思います。


気になる穴馬
 ⇒
ホウオウビスケッツ

 遅生まれながら新馬から能力を見せて連勝。重賞でも
好走しましたが、やはり周りと比べて精神的な危うさは
感じられましたし、良くなるのは先かなと思わせたのが
3歳春までの話。本質的な距離適性は長くても2000㍍の
ように思っているのですが、ダービーで見せ場を作れたのは
ストレス無く運べた他、コースが向いていたのでは?と。
フットワークは大きいし、スピードを活かせる東京自体が
合っているんじゃないかなと思います。
 前走は上位人気に支持されるも惨敗。ただ個人的には
良い仕上がりには全く見えませんでした

追い切りでも手前替えがめちゃくちゃで、レースでは
折り合いを欠いてオーバーペース気味。気難しさがモロに
出た格好ですが、あの結果も当たり前に感じました。
 今回は未経験の東京芝1600㍍ですが、折り合い面を
考えると長くするより短くするほうが良いと思いますし
舞台適性は結構高いんじゃないでしょうかね。
 同型馬との兼ね合いはもちろん気掛かりなんですが、
鞍上は東京新聞杯通算 (1-2-3-4)。人気馬だけではなく
中穴クラスを何度も好走させており得意
と言えます。
何よりこういう難しいタイプを乗りこなすのが上手いし
乗り替わり初戦でも楽しめそう。人気急落で面白い。

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