こんにちは~、Tomyです。
ヴィクトリアマイルの
有力馬考察をしていきます。
昨年が『ソングライン・ソダシ・スターズオンアース』
でしたから、それを思うとあんまりテンションが上がらない
(と言っては失礼ですが)メンバーなんですよねぇ🤔
ただ、馬券的には意外と面白いんじゃないかなとは
思っています。
ここでは、上位人気想定の有力馬5頭を取り上げますが
ちょっとどうなのかな……と思う馬がかなり多いので………。
それでは早速いきましょう~。
◆ウンブライル
NHKマイルCで2着に好走した後は長期休養に入り、
その間、予てより患っていた骨軟骨腫の除去手術を経て
復帰緒戦の東京新聞杯は上位人気に応えられずに凡走。
大幅な馬体重増は成長分だけでなく、太め残りだったか。
ひと絞りされた前走はマスクトディーヴァに迫る2着。
内容的には逆転の余地が無くはないだろうと思いますが、
レース後の川田騎手は『勝ち馬は着差以上に強い馬です』
とコメント。これが本心なら既に白旗じゃないか……。
重賞は未勝利ですが、上がり1位の末脚を使ったレースは
全て好走。それ以外は全て凡走。非常に分かりやすい馬。
"好位からの競馬では力を出し切れない"と言えますね。
現状は後方待機から末脚に懸ける形が好走パターンですが
ヴィクトリアMはそれでは勝ちきるのは難しいんですよね。
また、時計が出やすい東京マイルのG1が合うかは微妙。
兄ステルヴィオも、マイルなら阪神・京都のほうが得意で
高速決着となる安田記念では結果が残せていませんし、
この馬自身も、持ち時計はあまり速くないですからねぇ。
前走は頭数も少なく、時計も速くなりませんでしたけど
今回は頭数が増えて時計も速くなりそうですし、あれ以上の
パフォーマンスを出せるのでしょうか?
『乗り味が凄く良い』という評判があるように、素質は
高いと思いますが、それに見合う走りをしているかというと
微妙かなと。どちらかといえば軽視したい寄りの評価。
◆スタニングローズ
昨年は大阪杯を使う予定も、中山記念の疲れが抜けずに
ヴィクトリアMにスライドさせてきましたが、レースでは
出遅れてしまい、自分の競馬が全く出来ず12着大敗。
その後は腱周囲炎が判明しましたが、この疾病はともかく
追い切りの時点から調子が悪いんじゃないかなとは
個人的には思っていたんですよねぇ。
復帰戦となった前走の大阪杯は逃げ馬が不在だったことで
初めてハナを切る競馬でしたが、ローシャムパークなどが
早めに捲り上げてきたため、息を入れるタイミングが無く
ラップ的にも長欠明けの馬にとっては厳しかった印象。
それでも残り1F手前まで踏ん張っていましたので、
叩いた上積みがありそうな今回は前進があっても良さそう。
マイルの持ち時計は無く、決め手を求められるここは
本質的にドンピシャの舞台とは言えないと思っていますが
昨年と比べるとメンバーレベルは明らかに落ちますし、
特に強力な先行馬は不在ですから、スタートさえ決めれば
自分の競馬は結構しやすいんじゃないかと思うんですよね。
実績・能力的には、そんなに劣る印象はありませんし、
ナミュール以外のG1馬はこの馬しか居ませんからねぇ。
昨年は軽視しましたけど、今年はそれなりにチャンスが
あるんじゃないかなぁと思っています。
元々折り合いに苦労するタイプではないし距離短縮。
前走で初めて逃げたことによる影響は考えなくて良さそう。
◆ナミュール
昨春のヴィクトリアM、安田記念は続けて大きな不利。
仕方ないといえば仕方ないですが、個人的には馬群を割る
勝負根性が身についていなかった、という側面もあったと
思うんですよね。ひ弱さみたいなものは残っていたかなと。
そんな苦い経験を経た昨秋は一気に覚醒しています。
富士S、マイルCSはどちらも馬群を捌いての連勝ですから
今までのナミュールとは違うパターンだったのは確か。
香港マイル、ドバイターフは勝てませんでしたが、どちらも
大外ぶん回しから強豪牡馬相手にも怯むことなく好走。
若い頃は馬体重の維持に苦労していましたが、今では
大きな使い減りもしなくなり、海外遠征もこなすように。
精神的な成長も著しい印象ですね。心身ともに充実。
2歳から推してきた私としては『この時を待っていた』。
現状の実力・実績からすれば明らかにこのメンバーでは
抜けていますし、牝馬限定G1で力負けは許されない立場。
"マイルCSの記憶"を含め、色々なプレッシャーが掛かる
この場面での武豊騎手起用は頷けるところだと思いますが、
誰が乗っても頑張れるのもこの馬の持ち味。順当に期待。
ただ、帰国検疫もあり、今回は俗にいう『10日競馬』。
ガンガン追い切りで負荷を掛ける必要もなければ、本数も
そんなに要らないタイプだと思っていますが、今までより
調整が難しいのは確かです。取りこぼすとしたらソコか。
まあ、ドバイ帰りで1人気に支持された馬の成績自体は
このレース通算で(2-2-0-0)ですし、今のナミュールなら
崩れないとは思うんですけどね。
◆マスクトディーヴァ
前走阪神牝馬Sは好位のインコースをロス無く立ち回り、
後続に並ばせることなく完勝。内有利な馬場というわけでも
なかった印象ですが、モレイラ騎手の騎乗は完璧でした。
直線で手綱を落としていなければもう少し離していたか。
昨年のローズSで1800mの日本レコードをマークしており
秋華賞はリバティアイランドに次ぐ、抜けた2着でした。
ともにインパクトのあるレース、そして今回は前走に続き
モレイラ騎手が継続騎乗。人気になるのは分かります。
ただし、強い年長馬と当たって結果を出したわけではない
ですから、ここは試金石かなと思います。
また、最近の阪神牝馬Sは実績馬がステップレースとして
使わなくなっており、ヴィクトリアM本番では低調な成績。
今年は4歳馬が掲示板を独占しましたが、他に出走した
5歳馬は世代のトップ勢とは言い難いものがありました。
そもそもヴィクトリアMは前走1着馬の成績自体が非常に
悪く、このうち『重賞勝利+継続騎乗』でも(0-1-0-22)。
結果を残したコンビで本番も出走するのは当然の流れですが
2020年の阪神牝馬S勝ち馬サウンドキアラしか好走が無く
前哨戦で勝ちきることが本番に全く繋がっていません。
この年の阪神牝馬Sは、例年と違って引き締まったペースで
流れていましたので、少し本番に繋がる要素はありましたが
今年は………例年どおりのスロー。繋がる気はしません。
買い方を工夫して無印にするのもアリだと思っています。
"モレイラ"の文字列に私がビビらなければ、の話ですが。
◆モリアーナ
鞍上の進言で距離を延ばした紫苑Sは展開が向きましたが
短い直線の中山で後方一気の瞬発力を見せて重賞初制覇。
その後も秋華賞、AJCCと続けて中距離を使ったものの
賞金が足りずに大阪杯は除外され、前走は阪神牝馬Sへ。
ズブさがあって早めに追い出すウンブライルに対して、
こちらは『反応は良いけど使える脚が短い』タイプですから
追い出しをギリギリ待つ形。届きませんでしたが3着確保。
あらためて戦績を振り返ると、2ヶ月以上の間隔があれば
良い脚を使いますし、ウンブライルとの力差は互角だろうと
思いますが、叩き良化型ではないというのが今回の課題。
ハイペースを無理に追いかけた阪神JFは論外としても、
NHKマイルCや秋華賞でも本来の瞬発力は出せておらず、
間隔が詰まるとパフォーマンスを落とす傾向にあります。
鞍上は中距離向きだと思っていて、長距離はマイル向きと
思っている……。実際はどちらなんでしょうね……。
牝馬の場合、よほど強くない限りはどちらも試すチャンスは
いくらでもあるとはいえ、現時点でハッキリしてこないのは
ちょっと解せませんが、外野が口出しすべきではないか…。
もうちょっと先行できれば良いのになぁと思うのですが、
それをやらない、ということは現状は無理なのでしょうし
極端な戦法しか出来ないとなると、ここでは買いづらい。
★気になる穴馬
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単純な持ち時計だったらフィールシンパシーあたりに
なってくるでしょうけど、いかんせんその時計を出した時の
相手が弱いので、当てにならないといえばならない気も。
いや、面白いとは思いますし買う可能性もありますよ。
ただ、持ち時計関係なく狙うのならこの馬を挙げたい。
このところ結果があまりにも悪すぎるのは否めませんが、
凡走の原因として、馬体が絞れなかったのは大きそう。
デビュー当初はそんなに大きくない馬でしたからあんまり
関係なかったかもしれませんが、明け4歳初戦も太かったし
近2走も太い。調教はビシバシやれていたと思いますが、
冬場は絞れない体質なのでは?という印象なんですよねぇ。
暖かくなって代謝が良くなってくれば一変があっても
良さそうで、昨年の結果を考えればちょっと面白い存在。
いつもお読み頂きありがとうございます(^^)
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有力馬考察をしていきます。
昨年が『ソングライン・ソダシ・スターズオンアース』
でしたから、それを思うとあんまりテンションが上がらない
(と言っては失礼ですが)メンバーなんですよねぇ🤔
ただ、馬券的には意外と面白いんじゃないかなとは
思っています。
ここでは、上位人気想定の有力馬5頭を取り上げますが
ちょっとどうなのかな……と思う馬がかなり多いので………。
それでは早速いきましょう~。
◆ウンブライル
NHKマイルCで2着に好走した後は長期休養に入り、
その間、予てより患っていた骨軟骨腫の除去手術を経て
復帰緒戦の東京新聞杯は上位人気に応えられずに凡走。
大幅な馬体重増は成長分だけでなく、太め残りだったか。
ひと絞りされた前走はマスクトディーヴァに迫る2着。
内容的には逆転の余地が無くはないだろうと思いますが、
レース後の川田騎手は『勝ち馬は着差以上に強い馬です』
とコメント。これが本心なら既に白旗じゃないか……。
重賞は未勝利ですが、上がり1位の末脚を使ったレースは
全て好走。それ以外は全て凡走。非常に分かりやすい馬。
"好位からの競馬では力を出し切れない"と言えますね。
現状は後方待機から末脚に懸ける形が好走パターンですが
ヴィクトリアMはそれでは勝ちきるのは難しいんですよね。
また、時計が出やすい東京マイルのG1が合うかは微妙。
兄ステルヴィオも、マイルなら阪神・京都のほうが得意で
高速決着となる安田記念では結果が残せていませんし、
この馬自身も、持ち時計はあまり速くないですからねぇ。
前走は頭数も少なく、時計も速くなりませんでしたけど
今回は頭数が増えて時計も速くなりそうですし、あれ以上の
パフォーマンスを出せるのでしょうか?
『乗り味が凄く良い』という評判があるように、素質は
高いと思いますが、それに見合う走りをしているかというと
微妙かなと。どちらかといえば軽視したい寄りの評価。
◆スタニングローズ
昨年は大阪杯を使う予定も、中山記念の疲れが抜けずに
ヴィクトリアMにスライドさせてきましたが、レースでは
出遅れてしまい、自分の競馬が全く出来ず12着大敗。
その後は腱周囲炎が判明しましたが、この疾病はともかく
追い切りの時点から調子が悪いんじゃないかなとは
個人的には思っていたんですよねぇ。
復帰戦となった前走の大阪杯は逃げ馬が不在だったことで
初めてハナを切る競馬でしたが、ローシャムパークなどが
早めに捲り上げてきたため、息を入れるタイミングが無く
ラップ的にも長欠明けの馬にとっては厳しかった印象。
それでも残り1F手前まで踏ん張っていましたので、
叩いた上積みがありそうな今回は前進があっても良さそう。
マイルの持ち時計は無く、決め手を求められるここは
本質的にドンピシャの舞台とは言えないと思っていますが
昨年と比べるとメンバーレベルは明らかに落ちますし、
特に強力な先行馬は不在ですから、スタートさえ決めれば
自分の競馬は結構しやすいんじゃないかと思うんですよね。
実績・能力的には、そんなに劣る印象はありませんし、
ナミュール以外のG1馬はこの馬しか居ませんからねぇ。
昨年は軽視しましたけど、今年はそれなりにチャンスが
あるんじゃないかなぁと思っています。
元々折り合いに苦労するタイプではないし距離短縮。
前走で初めて逃げたことによる影響は考えなくて良さそう。
◆ナミュール
昨春のヴィクトリアM、安田記念は続けて大きな不利。
仕方ないといえば仕方ないですが、個人的には馬群を割る
勝負根性が身についていなかった、という側面もあったと
思うんですよね。ひ弱さみたいなものは残っていたかなと。
そんな苦い経験を経た昨秋は一気に覚醒しています。
富士S、マイルCSはどちらも馬群を捌いての連勝ですから
今までのナミュールとは違うパターンだったのは確か。
香港マイル、ドバイターフは勝てませんでしたが、どちらも
大外ぶん回しから強豪牡馬相手にも怯むことなく好走。
若い頃は馬体重の維持に苦労していましたが、今では
大きな使い減りもしなくなり、海外遠征もこなすように。
精神的な成長も著しい印象ですね。心身ともに充実。
2歳から推してきた私としては『この時を待っていた』。
現状の実力・実績からすれば明らかにこのメンバーでは
抜けていますし、牝馬限定G1で力負けは許されない立場。
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この場面での武豊騎手起用は頷けるところだと思いますが、
誰が乗っても頑張れるのもこの馬の持ち味。順当に期待。
ただ、帰国検疫もあり、今回は俗にいう『10日競馬』。
ガンガン追い切りで負荷を掛ける必要もなければ、本数も
そんなに要らないタイプだと思っていますが、今までより
調整が難しいのは確かです。取りこぼすとしたらソコか。
まあ、ドバイ帰りで1人気に支持された馬の成績自体は
このレース通算で(2-2-0-0)ですし、今のナミュールなら
崩れないとは思うんですけどね。
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前走阪神牝馬Sは好位のインコースをロス無く立ち回り、
後続に並ばせることなく完勝。内有利な馬場というわけでも
なかった印象ですが、モレイラ騎手の騎乗は完璧でした。
直線で手綱を落としていなければもう少し離していたか。
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秋華賞はリバティアイランドに次ぐ、抜けた2着でした。
ともにインパクトのあるレース、そして今回は前走に続き
モレイラ騎手が継続騎乗。人気になるのは分かります。
ただし、強い年長馬と当たって結果を出したわけではない
ですから、ここは試金石かなと思います。
また、最近の阪神牝馬Sは実績馬がステップレースとして
使わなくなっており、ヴィクトリアM本番では低調な成績。
今年は4歳馬が掲示板を独占しましたが、他に出走した
5歳馬は世代のトップ勢とは言い難いものがありました。
そもそもヴィクトリアMは前走1着馬の成績自体が非常に
悪く、このうち『重賞勝利+継続騎乗』でも(0-1-0-22)。
結果を残したコンビで本番も出走するのは当然の流れですが
2020年の阪神牝馬S勝ち馬サウンドキアラしか好走が無く
前哨戦で勝ちきることが本番に全く繋がっていません。
この年の阪神牝馬Sは、例年と違って引き締まったペースで
流れていましたので、少し本番に繋がる要素はありましたが
今年は………例年どおりのスロー。繋がる気はしません。
買い方を工夫して無印にするのもアリだと思っています。
"モレイラ"の文字列に私がビビらなければ、の話ですが。
◆モリアーナ
鞍上の進言で距離を延ばした紫苑Sは展開が向きましたが
短い直線の中山で後方一気の瞬発力を見せて重賞初制覇。
その後も秋華賞、AJCCと続けて中距離を使ったものの
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思いますが、叩き良化型ではないというのが今回の課題。
ハイペースを無理に追いかけた阪神JFは論外としても、
NHKマイルCや秋華賞でも本来の瞬発力は出せておらず、
間隔が詰まるとパフォーマンスを落とす傾向にあります。
鞍上は中距離向きだと思っていて、長距離はマイル向きと
思っている……。実際はどちらなんでしょうね……。
牝馬の場合、よほど強くない限りはどちらも試すチャンスは
いくらでもあるとはいえ、現時点でハッキリしてこないのは
ちょっと解せませんが、外野が口出しすべきではないか…。
もうちょっと先行できれば良いのになぁと思うのですが、
それをやらない、ということは現状は無理なのでしょうし
極端な戦法しか出来ないとなると、ここでは買いづらい。
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なってくるでしょうけど、いかんせんその時計を出した時の
相手が弱いので、当てにならないといえばならない気も。
いや、面白いとは思いますし買う可能性もありますよ。
ただ、持ち時計関係なく狙うのならこの馬を挙げたい。
このところ結果があまりにも悪すぎるのは否めませんが、
凡走の原因として、馬体が絞れなかったのは大きそう。
デビュー当初はそんなに大きくない馬でしたからあんまり
関係なかったかもしれませんが、明け4歳初戦も太かったし
近2走も太い。調教はビシバシやれていたと思いますが、
冬場は絞れない体質なのでは?という印象なんですよねぇ。
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