こんにちは~、Tomyです。

 先週のヴィクトリアマイル、◎ナミュールは8着。
大きく出遅れてしまったのは痛かったとは思いますし、
直線の捌きもスムーズにはいかなかったように感じます。
 ただ、進路が全く無かったかといえば、そうでもない
単純に"いつもの脚が使えていなかった"かなぁと。
要するに"ただの凡走"だったかもしれません。
うーん……。追い切り自体はそんなに悪いわけでも
なかったので、大丈夫だと思っていたんですけどねぇ。
海外帰りの難しさ、調整の難しさが出てしまったかな。
あれでも一応「上がり2位」なんですが、ナミュールの
本来の力が出てれば、もっと伸びて良いハズなので。
 敢えてこの日程でヴィクトリアマイルを使ったにしては
正直、残念すぎる内容でした。
安田記念は……使うんでしょうかねぇ。どうなんでしょう。

 まさかのブービー人気で勝ったテンハッピーローズ。
津村騎手の初G1制覇は素直におめでとうございますです。
実はこの馬、若い頃には
 サフラン賞でサトノレイナスの2着
 アルテミスSでソダシの3着
 フェアリーSでファインルージュの4着
こんな成績を残していたんですが、ここに来ていきなり
花を開くことになるとは思いもよりませんでしたよねぇ。
とはいえ、クラシックに乗れず、その後も重賞レベルで
なかなか結果が出ないなかでも陣営の方々が諦めずに
日々の調教をやってきた成果なんじゃないかなと思います。
 それにしても、ヴィクトリアマイルは急に荒れるから
怖いんですよねぇ…。難しいでしょうこれは…。


 さて、悔やんでも仕方ないので切り替えましょう。
今週はオークス
予想していきます。


それでは過去10年の傾向を見ていきましょう~。

【所属】
 美浦 (5-5-2-65) 連対率13.0% 複勝率15.6%
 栗東 (5-5-8-82) 連対率10.0% 複勝率18.0%

 東西の差はそれほど大きくないので、特に気にする必要は
ないかなと思います。


【枠番】
 1枠 (1-3-2-14) 連対率20.0% 複勝率30.0%
 2枠 (2-0-0-16) 連対率11.1% 複勝率11.1%
 3枠 (1-0-1-17) 連対率5.3% 複勝率10.5%
 4枠 (0-1-3-16) 連対率5.0% 複勝率20.0%
 5枠 (3-2-0-15) 連対率25.0% 複勝率25.0%
 6枠 (0-1-0-19) 連対率5.0% 複勝率5.0%
 7枠 (2-2-2-24) 連対率13.3% 複勝率20.0%
 8枠 (1-1-2-26) 連対率6.7% 複勝率13.3%

 非常にムラがありますので、これといった極端な傾向は
無いのですが、一応こんなデータがあります。

【所属別枠番成績】
◆関東馬

 1~4枠 (1-1-1-26) 連対率6.9% 複勝率10.3%
 5~8枠 (4-4-1-39) 連対率16.7% 複勝率18.8%
◆関西馬
 1~4枠 (3-3-5-37) 連対率12.5% 複勝率22.9%
 5~8枠 (2-2-3-45) 連対率7.7% 複勝率13.5%

 因果関係は確たる根拠を示せるわけではないのですが、
「関東馬は真ん中より外」から好走馬が多く出ています。
対して関西馬は真ん中より内のほうが好走率は高いですが
外が悪いわけでもない。まあこれは気休め程度に。


【脚質・上がり】
 逃げ (0-0-0-10) 連対率0.0% 複勝率0.0%
 先行 (1-5-1-29) 連対率16.7% 複勝率19.4%
 差し (7-3-8-63) 連対率12.3% 複勝率22.2%
 追込 (2-2-1-45) 連対率8.0% 複勝率10.0%


 1位  (7-2-1-2)   連対率75.0% 複勝率83.3%
 2位  (0-1-4-10) 連対率6.7% 複勝率33.3%
 3位  (2-2-0-3)   連対率57.1% 複勝率57.1%
4~5位 (1-4-2-12) 連対率26.3% 複勝率36.8%
 6位~ (0-1-3-120) 連対率0.8% 複勝率3.2%

 勝ち馬の脚質は『差し・追込』に偏っており、先行馬は
勝ちきりにくいレースとなっています。
特に、上がり1位の馬は連対率がかなり高い傾向です。


【キャリア】
 2戦  (0-0-0-5)   連対率0.0% 複勝率0.0%
 3戦  (2-0-1-18) 連対率9.5% 複勝率14.3%
 4戦  (4-4-2-27) 連対率21.6% 複勝率27.0%
 5戦  (2-5-4-25) 連対率19.4% 複勝率30.6%
 6戦  (2-0-3-33) 連対率5.3% 複勝率13.2%
 7戦~ (0-1-0-39) 連対率2.5% 複勝率2.5%

 キャリア7戦以上は非常に厳しい傾向となっています。
まあ、有力どころに該当する馬は居ないので、それほど
気にする必要も無いでしょうけどね、今年は。


【前走馬体重】
 ~419㌔   (0-0-1-14) 連対率0.0% 複勝率7.1%
 420~439㌔ (3-0-2-32) 連対率7.7% 複勝率12.8%
 440~459㌔ (2-3-1-41) 連対率10.6% 複勝率12.8%
 460~479㌔ (5-6-3-34) 連対率22.9% 複勝率29.2%
 480㌔~   (0-1-3-24) 連対率3.6% 複勝率14.3%

 桜花賞とは違い、馬格はそれほど必要無いと言えます。
ただし、420㌔を下回るような馬はさすがに厳しいです。
その一方、逆に480㌔以上の比較的大型な馬は微妙な成績。


【前走レース】
 桜花賞   (7-5-6-63) 連対率14.8% 複勝率22.2%
 フローラS (1-3-1-39) 連対率9.1% 複勝率11.4%
 忘れな草賞 (2-0-1-8)   連対率18.2% 複勝率27.3%
 フラワーC (0-1-0-8)   連対率11.1% 複勝率11.1%
 スイートピ (0-1-0-11) 連対率8.3% 複勝率8.3%
 矢車賞   (0-0-1-5)   連対率0.0% 複勝率16.7%
 皐月賞   (0-0-1-0)   連対率0.0% 複勝率100%

 桜花賞組が圧倒的優勢。ただ、出走頭数も非常に多いので
何でも買えばいいというわけではないですね。
フローラS組、忘れな草組など、別路線組も警戒は必要。


 ここからは前走レース別の好走傾向を見ていきます。


【前走桜花賞3着以内馬】
◆前走人気
 1人気  (2-1-1-0)   連対率75.0% 複勝率100%
 2人気  (3-0-0-1)   連対率75.0% 複勝率75.0%
 3人気  (0-1-1-2)   連対率25.0% 複勝率50.0%
 4人気  該当馬なし
 5人気  (1-0-0-2)   連対率33.3% 複勝率33.3%
 6人気~ (1-0-1-7)   連対率11.1% 複勝率22.2%

◆前走初角位置
 1~5番手 (0-0-1-8)   連対率0.0% 複勝率11.1%
 6~9番手 (2-1-1-2)   連対率50.0% 複勝率66.7%
 10番手~ (5-1-1-2)   連対率66.7% 複勝率77.8%

◆前走上がり順位
 1~3位 (6-2-2-2)   連対率66.7% 複勝率83.3%
 4位~  (1-0-1-10) 連対率8.3% 複勝率16.7%

 まず、桜花賞好走馬の傾向を見ていきますと、
『前走6人気以下』だった馬は、オークスで信頼できるかと
いえば微妙で、あまり信用しすぎるのは良くないですね。
 また、桜花賞を先行して好走した馬はオークスでは微妙
上がり3位以内の脚で差して好走した馬は良いですが、
マイルで先行した経験はオークスでは仇になりがち


【前走桜花賞4着以下馬】
◆前走人気
 1~4人気 (0-3-2-15) 連対率15.0% 複勝率25.0%
 5人気~  (0-0-1-36) 連対率0.0% 複勝率2.7%

◆前走上がり順位
 1~3位  (0-0-0-13) 連対率0.0% 複勝率0.0%
 4~5位  (0-2-0-9)   連対率18.2% 複勝率18.2%
 6位~   (0-1-3-29) 連対率3.0% 複勝率12.1%

 桜花賞凡走組は、オークスで巻き返す確率はそれほど
高くはなく、前走5人気以下はかなり厳しい傾向です。
また、速い脚を使えなかった馬のほうに注目したいところ。
届いていない上がり1,2,3位は全く意味が無い。


【前走フローラS組】
◆前走上がり順位
 2位以内 (1-3-1-7)   連対率33.3% 複勝率41.7%
 3位以下 (0-0-0-32) 連対率0.0% 複勝率0.0%

 フローラS組についても、着眼点は似たようなもの。
前走上がり2位以内の脚を使えていた馬は注目。
やはりここも決め手を持っている馬を重視したいところ。


【前走その他重賞組】
◆生産者
 ノーザンF (0-1-1-2)   連対率25.0% 複勝率50.0%
 それ以外  (0-0-0-9)   連対率0.0% 複勝率0.0%

 一部、オークストライアルではない重賞を経由する馬が
居ますけど、基本的には不利です。(フラワーC組など)
しかし、ノーザンF生産馬だったらこういうローテで
来る馬には多少注意したほうが良さそうですね。


【前走OP・L組】
◆過去に「芝1600㍍」で勝利
 実績アリ (2-1-1-5)   連対率33.3% 複勝率44.4%
 実績ナシ (0-0-0-14) 連対率0.0% 複勝率0.0%

 重賞すらステップとしなかった馬については
主にスイートピーS組、忘れな草組となるわけですが、
こちらの場合、マイルで勝ったことがある馬には注目。
 オークス出走馬の半分程度以上は、前走桜花賞組ですから
マイルのスピード勝負を経験している馬が多いということ。
相手が世代トップのレースを経験した馬たちですので
対抗するには、中距離経験だけでなくスピードも必要に。
『目には目を歯には歯を』といったところでしょうか。


オークスの注目馬
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 桜花賞を勝利したステレンボッシュが圧倒的1人気に
なることは確実でしょうし、彼女に関してはデータ面も
何もケチを付けるところが正直ありません。
素直に軸として考えていいかなぁと思っています。
ただ、彼女以外でいうならこの馬に注目したいところ。

 新馬戦は直線の短い京都内回りで超瞬発力勝負を快勝
2戦目は一気にペースが流れて前に行った馬に厳しい展開を
先行して粘り込みましたが、そもそもあのペースでも
先行出来たことが個人的には驚き。
 年明けは桜花賞トライアルに出走し、外枠から積極的に
強気の先行策。最後は苦しくなり惜しくも権利を逃して
本番への出走は叶いませんでした。
ただ、距離を延ばした前走は相手が楽だったとはいえ
中盤で溜めを作ってきっちりと勝ってオークスへ参戦。
 マイルでも先行できるスピード能力は持っていますが、
本質的には、溜めを利かせて決め手を活かせる中距離が
合うんじゃないか
と思いますし、馬格の面でも桜花賞より
オークスのほうがチャンス
がある印象です。
鞍上を考えると……真ん中から外の枠が欲しいですね~。


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