こんにちは~、Tomyです。

 先週のオークスはチェルヴィニアが勝利。
桜花賞の惨敗から見事に巻き返したわけですけども、
個人的にはPOG指名馬でありながら無印にしましたので
複雑というか、ちょっと反省しなきゃなと😅
 まあでも、未勝利戦とアルテミスSのパフォーマンスは
高いとはいえ2歳戦。年明けは桜花賞しか走っておらず、
その桜花賞も内容が無いようなものでしたからねぇ。
終わってみれば「2人気に推した世間のファンは凄い」と
なるわけですが、個人的にはあのオッズで積極的に
買いたいとは思えなかったので仕方ないですね。
本当に良くなるのはもうちょっと先かな……という想像を
していたのですが、上回られてはどうしようもない。
POG的には万々歳ではあるのですが……。
 ステレンボッシュは2着でしたけど、マークされる
立場のなか、戸崎騎手が下手に乗ったわけではないですし
力は示したと思います。やっぱりこの馬も強いですよ。
 一方、クイーンズウォークですが、陣営はオークス向きと
言っていましたが結果は4着。まあでも先行してあそこまで
粘れていたということは、単なるマイラーというよりは
確かに中距離馬なのかもしれませんね。
 レースとしてはライトバックが3着になり、結局は
桜花賞組の人気馬3頭によるガチガチ決着で終わりました。
ダービーは……どうなりますかねぇ🤔

 1人気 ジャスティンミラノ(戸崎騎手)
 2人気 恐らくレガレイラ(ルメール騎手)

ということになるでしょうけど、レガレイラは皐月賞凡走。
それでも人気になると。そしてルメール騎手。
いや、ルメールに戻るから人気になるんでしょうけど😅
うーん……これだけ見ちゃうと、オークスと同じことになる
なんて想像をしちゃいますけどねぇ(苦笑)
しかも、個人的にはレガレイラもチェルヴィニアと同じく
POG指名馬なんですよね🤣
普通にオークス候補として指名した2頭だったんですが、
まさか片方がダービーに出ることになろうとは……。
ある意味、POG的には"正解"の2頭を選べていますけど
何で馬券は当たらないんですかねぇ(笑)


 さて、繰り返しになりますが、今週は
日本ダービーですね~。

 賞金がもっと高いG1は沢山ありますが、日本のG1では
最も特別なG1と言って間違いないでしょう。
我々、観ている側は単なるG1のひとつかもしれませんが
オーナー・厩舎関係者にとっても、ジョッキーにとっても
「1番勝ちたい」レースですからねぇ。
特にジョッキーのメンタリティー的にも普段とは違う
と思うんですよね。
これは言葉では説明しきれないですが、いかに平常心で
乗れるか、というところもカギでしょう。

 ダービーは『運の良い馬が勝つ』
言われてますが、皐月賞でいう『速い(早い)馬が勝つ』、
菊花賞でいう『強い馬が勝つ』とはちょっと趣が違うかな。
昔はそれこそフルゲートが28頭でしたからね🤣
他のG1とは違う超多頭数。そりゃあ運要素が大きいか。
18頭立てとなった現在でも、レースが終わってみれば
"運が良かった"なんて感じることもあるにはありますし
「運も実力のうち」「勝ち運・負け運」という言葉も
世の中には存在していますけど、結局"運"とはいったい
なんなんでしょうね。
まあ、考えても答えが出ないので一旦やめます😂


それでは、過去10年の傾向を見ていきましょう~。


【所属】
 美浦 (3-6-6-51) 連対率13.6% 複勝率22.7%
 栗東 (7-4-4-97) 連対率9.8% 複勝率13.4%

 出走頭数の6割以上が関西馬。自然と勝利数に関しては
関西馬のほうが多いのですが、好走率でいえば関東馬が
ややリード。昨年は関東馬のワンツースリーでしたねぇ。


【枠番】
 1枠 (2-2-1-15) 連対率20.0% 複勝率25.0%
 2枠 (1-1-2-16) 連対率10.0% 複勝率20.0%
 3枠 (1-1-1-17) 連対率10.0% 複勝率15.0%
 4枠 (0-2-1-16) 連対率10.5% 複勝率15.8%
 5枠 (1-0-0-19) 連対率5.0% 複勝率5.0%
 6枠 (2-2-3-13) 連対率20.0% 複勝率35.0%
 7枠 (2-1-1-25) 連対率10.3% 複勝率13.8%
 8枠 (1-1-1-27) 連対率6.7% 複勝率10.0%

 Cコース開催といえば内枠有利、というのがお決まり
なんですが、近年は意外とそうでもなくなりつつある

基本的には内枠を引くことは悪くないと思うのですが
特別視されているほどの差は感じられなくなっているので
あまり枠ばかりに囚われるのも良くないかも・・・


【脚質・上がり】
 逃げ (0-1-0-9)   連対率10.0% 複勝率10.0%
 先行 (4-2-2-27) 連対率17.1% 複勝率22.9%
 差し (4-6-7-71) 連対率11.4% 複勝率19.3%
 追込 (1-1-1-39) 連対率4.8% 複勝率7.1%
 捲り (1-0-0-1)   連対率50.0% 複勝率50.0%

 1位  (2-2-3-5)   連対率33.3% 複勝率58.3%
 2位  (4-1-1-6)   連対率41.7% 複勝率50.0%
 3位  (0-1-1-7)   連対率11.1% 複勝率22.2%
4~5位 (0-3-1-16) 連対率15.0% 複勝率20.0%
 6位~ (4-3-4-112) 連対率5.7% 複勝率8.9%

 レース全体として、有利な脚質はそんなに無いですね。
展開や馬場次第で変わってくるかなぁと思います。
極端に内前有利になる時もあれば、そうでもない時もある。
3歳春までの総決算として総合的な能力が問われる
 オークスとの違って『先行しても残りやすい』傾向で、
極端な後方から差しきるのは簡単ではない
のは注意。


【キャリア】
 3戦  (1-2-0-8)   連対率27.3% 複勝率27.3%
 4戦  (4-4-2-31) 連対率19.5% 複勝率24.4%
 5戦  (4-2-4-37) 連対率12.8% 複勝率21.3%

 6戦  (0-1-3-27) 連対率3.2% 複勝率12.9%
 7戦  (0-0-1-25) 連対率0.0% 複勝率3.8%
 8戦~ (1-1-0-20) 連対率9.1% 複勝率9.1%

 『キャリアが浅い馬は通用しない』のは昔の話ですね。
今は少ない実戦の中でどれだけ競馬を覚えられるか、という
時代になってきています。
キャリア6戦以上の好走率は、かなり落ちる傾向です。


【前走レース】
 皐月賞   (8-9-6-70) 連対率18.3% 複勝率24.7%
 京都新聞杯 (1-1-0-18) 連対率10.0% 複勝率10.0%
 毎日杯   (1-0-0-7)   連対率12.5% 複勝率12.5%
 青葉賞   (0-0-3-19) 連対率0.0% 複勝率13.6%
 プリンシパ (0-0-1-8)   連対率0.0% 複勝率11.1%
 NHKマイ (0-0-0-16) 連対率0.0% 複勝率0.0%

 時代は変われど皐月賞組が1番強いのは今も同じ。
好走馬の約8割を輩出しており、別路線組を圧倒。
トップレベルの馬は必然的に皐月賞に集まりやすいですし
実はレース間隔的にも1番余裕がありますからねぇ。
 ただ、たまに好走する別路線組をうまく拾えるかが、
馬券的にはキモにはなってきますけども。


【最終追い切り場所】
 栗東坂路 (6-0-3-43) 連対率11.5% 複勝率17.3%
 栗東CW (0-4-1-52) 連対率7.0% 複勝率8.8%
 栗東P  (1-0-0-0)   連対率100% 複勝率100%
 美浦坂路 (0-0-0-4)   連対率0.0% 複勝率0.0%
 美浦南W (3-5-6-45) 連対率13.6% 複勝率23.7%
 美浦P  (0-1-0-1)   連対率50.0% 複勝率50.0%
 その他  (0-0-0-3)   連対率0.0% 複勝率0.0%

 ダービーは、特に追い切りにも注目したいところです。
多くの馬が初めての距離であることから、直前まで長めに
しっかり追ったほうがプラスに働きそうなものですが、
『関西馬はCWで最終追い切りをすると勝ちきれない』
 また、過去の関東馬では少数派だった坂路追いに関しては
もしかしたら今後は増えてくるかも
しれませんね。
昔は美浦の坂路といえば負荷が物足りなさすぎることで
有名でしたが、改修工事を行いましたからあと10年くらい
経ったら、関東馬のスタンダードは変化している可能性も。


以下は皐月賞組の好走・凡走データです。

【前走人気】
◆1~3着
 5人気以内 (5-7-1-7)   連対率60.0% 複勝率65.0%
 6人気以下 (0-1-2-6)   連対率11.1% 複勝率33.3%
◆4着以下

 5人気以内 (3-1-2-16) 連対率18.2% 複勝率27.3%
 6人気以下 (0-0-1-41) 連対率0.0% 複勝率2.4%

 人気薄で皐月賞を好走した馬はちょっと微妙な成績。
今回は、小細工の利きにくい東京コースとなりますので
低評価を覆して好走した馬は、その実力が本物かどうか
見極める必要はある
かなぁと思います。
 また、人気薄で尚且つ結果が奮わなかったともなると
ダービーでいきなり穴を開けるのは難しい傾向ですので
『え?なんでここで?』みたいなケースはあまり無い。


【前走3角位置】
◆1~3着
 7番手以内 (1-6-1-11) 連対率36.8% 複勝率42.1%
 8番手以下 (4-2-2-2)   連対率60.0% 複勝率80.0%
◆4着以下
 7番手以内 (0-0-1-20) 連対率0.0% 複勝率4.8%
 8番手以下 (3-1-2-37) 連対率9.3% 複勝率14.0%

 内訳をみていくと、皐月賞は『3角で好位』に付けた馬の
好走数が多い
ことが分かるかと思いますが、ダービーに
繋がりやすいのは『中団後方』から折り合い重視で末脚に
懸ける競馬をしていた馬
のほう、と言えます。
巻き返してくるのも中団後方で待機していた馬。
 ただし、ダービーそのものは追込有利ではありません
4角10番手以下から勝ったのは過去10年でドウデュース
1頭だけ
しか居ませんので、皐月賞では後方だったという
だけでなく、ダービーでは勝負どころである程度の位置に
付けていないと結局は勝ちきれません



【継続騎乗 or 乗り替わり】
◆1~3着
 継続騎乗  (4-8-3-7)   連対率54.5% 複勝率68.2%
 乗り替わり (1-0-0-6)   連対率14.3% 複勝率14.3%
◆4着以下

 継続騎乗  (3-1-3-38) 連対率8.9% 複勝率15.6%
 乗り替わり (0-0-0-19) 連対率0.0% 複勝率0.0%

 昨年、タスティエーラが乗り替わりで勝ったとはいえ
原則としてダービーの場合、乗り替わりがプラスに働く
確率は正直いって高くないことに変わりありません。


皐月賞より前の実績にも注目❗❗

 ・東京芝1800mの良馬場で行われた重賞
  (共同通信杯・東スポ2歳S)
 ・中山芝2000mの良馬場で行われた重賞
  (弥生賞・京成杯・ホープフルS)

上記5レースいずれかで
 上がり2位以内(※)+2着以内』実績の有無

◆皐月賞1~3着
 有り (4-5-0-2)   連対率81.8% 複勝率81.8%

 無し (1-3-3-11) 連対率22.2% 複勝率22.2%
◆皐月賞4着以下
 有り (3-1-2-6)   連対率33.3% 複勝率50.0%

 無し (0-0-1-51) 連対率0.0% 複勝率1.9%

(※)上がりは相対順位で集計

 皐月賞より前に、どのレースでどんな内容で走ったか
参考にしたいところですが、同じ東京コースで末脚勝負に
なりやすい共同通信杯・東スポ2歳S
はもちろんのこと、
中山芝2000mの重賞も結構因果関係はあるんですよねぇ。
例えば弥生賞は『ダービーに繋がる』などと言われますが
実際問題、内容次第では繋がる
かなと思います。
重要なのは上がり順位で、とにかく相対的に速い脚を使って
勝ち負けした実績があるか
確認しておきたい。
 皐月賞で4着以下に敗れてダービーで巻き返した7頭の
うち6頭は上記の実績があり
ますので今年も注目ですね。

今年、この実績を持つ出走予定馬は

ジャスティンミラノ (共同通信杯・上がり2位・1着)
アーバンシック   (京成杯・上がり1位・2着)
シンエンペラー   (弥生賞・上がり1位・2着)
レガレイラ     (ホープフルS・上がり1位・1着)
ダノンデサイル   (京成杯・上がり2位・1着)



 お気付きかと思いますが、この馬たちは皐月賞では
1,4,5,6着に入線しています。
(除外でしたけどダノンデサイルも該当)
今年の上位陣は、みんなダービー向きだったのか⁉️
能力だけで皐月賞で上位に来た、とも考えられますし
時計云々は置いておくとしても相当ハイレベルだったように
感じるんですよね。
これより下位に留まった馬たちは、能力的に巻き返しが
厳しいんじゃないか
なと思っています。今のところ。


【前走皐月賞以外のOPクラス組】
◆前走人気・着順
 1人気1着 (0-0-2-8)   連対率0.0% 複勝率20.0%
 2人気1着 (1-1-0-3)   連対率40.0% 複勝率40.0%
 2人気2着 (1-0-1-4)   連対率16.7% 複勝率33.3%

 そのほか  (0-0-1-59) 連対率0.0% 複勝率1.7%

◆前走4角位置
 5番手以内 (2-1-3-35) 連対率7.3% 複勝率14.6%
 6番手以下 (0-0-1-38) 連対率0.0% 複勝率2.6%

 皐月賞が1番メンバーレベルが高いのは明らかですので
別路線組に関しては、前走上位人気で尚且つ着順が
人気を下回っていないことが最低条件

1人気に支持されても負けてしまっている場合は……。
加えて、4角の時点で好位につけていたこともポイント。
"終いだけで追い込んで来ました"的な場合は微妙。
ある程度道中から負荷のかかる脚質で戦ってきていないと
なかなか通用しにくいのが現実。


日本ダービーの注目馬
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 ジャスティンミラノが目下1人気になることは確定的で、
レガレイラ・アーバンシックがそれに続く人気になると
思いますが、後者の2頭は脚質転換を図れるかがカギ。
皐月賞で『後方待機→末脚使うも届かず』は巻き返しの
王道パターンですが、いざダービーを勝ちきるとなると
もっと位置を取らないといけない
のが実際のところ。
ただ、どうでしょう。個人的にはこの2頭が好位に付ける
イメージがあんまり湧かないんですよねぇ。
基本的にスタートダッシュが遅いのがどうかなと思う。
 ということで、好位に付けられて尚且つ東京コースが
向いている1頭としてこの馬は注目しておきたいですね。
2走前の敗因ですが、前走で比較的速い馬場にも対応できて
いた点と馬体重が絞れていた点を踏まえると、恐らくは
『太め残り』だったのが1番の原因じゃないかなと。
加えて、血統的には中山より明らかに東京向きの印象で、
鞍上も『距離は2400mのほうが良い』とコメント。
もうひと絞り出来そうな感じはしますし、前走以上のデキを
期待して買う価値はあると思います。


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