こんにちは~、Tomyです。
宝塚記念の有力馬考察を
していきます。
宝塚記念といえば梅雨の時期にあたりますので、
いつも天気予報とにらめっこしないといけないのですが
今年はちょっと梅雨入りが遅めで、大丈夫かと思いきや……
『あ~、☔マークがぁぁあ (´Д`|||)』
よりによって京都開催ですから、例年の阪神開催以上に
良馬場かそうでないかで、だいぶレースパターンが変わって
しまうと思うんですよねぇ。
阪神開催だったら、元々が上がりの掛かる条件ですので
まだ良いですが、京都だと良馬場なら上がりは速いし、
☔が降って馬場が渋ったら上がりは掛かってしまいます。
しかも、程度にもよるから困ったもので……。
結局いつもどおり、天気を気にしないといけないのか……。
さて、それでは上位人気になりそうな8頭の考察に
入りましょう~。
もちろん今回も、気になる穴馬を1頭挙げていますので
参考にしていただければ幸いですm(_ _)m
◆ジャスティンパレス
初めての海外帰り
昨年の有馬記念を見てのとおり、機動力がないタイプ。
テンが流れやすい阪神内回りの2200m、スタート直後が
コーナーの東京2000mや中山2500mとは違って、ゆったり
入ることができ、3コーナーの下り坂で助走をつけられる
京都外回りは近走に比べてプラスに働くと思いますし、
ポジション的にも恐らく取りやすいハズです。
少なくとも阪神内回り開催だった昨年よりもコース適性は
上向きますので、4戦4勝と相性の良いルメール騎手との
コンビ再結成を含めて勝ち負けを期待したくなりますね。
前走ドバイSCのレース上がりは34秒フラット程度と
見ていますので、あの位置からでは33秒前半の脚は必要。
この馬でそこまでの脚を求めるのは酷かなと思いますが、
それにしても、過去10年の宝塚記念において前走海外G1で
4着以下だった馬が(0-0-0-13)と結果が出ていないのは
データ的には若干気になるところ。
展開を考えれば酌量の余地ありですが、この馬にとっては
初めての海外遠征。調子が狂っていなければ良いのですが。
中間の追い切り過程や動きからすると、不調には見えない
ものの、絶好調というほどでもなかった印象はあります。
あとは道悪がどうかですが、昨年の天皇賞春は稍重。
ただこれはお湿り程度の馬場でしたので、開催が進んだ
今の京都で土砂降りになった場合、果たしてこなせるかは
正直やってみないと分かりません。
◆シュトルーヴェ
相手強化に見えるが実は…
去勢してからは3戦3勝。現在G2を連勝中ということで
勢いという点ではメンバー随一かなぁと思える1頭です。
目黒記念の内容が秀逸だと思うのは先日お伝えしたとおり
ですが、その前の日経賞もなかなか優秀だったと思います。
良馬場発表で結果的には早めの時計が出ていましたが、
埒沿いが荒れてキックバックが飛んでいる状況だった中で
怯まずに馬群を捌いての勝利は価値がありますよ。
ここ2戦は高齢馬中心のG2でしたから、相手関係的に
疑われるのも分かりますが、大阪杯・天皇賞春に関しても
古馬の混合G1で好走したことが無い馬たちがほとんどの
メンバーでしたから、海外帰りの2頭を除けば実績差は
意外と大きくないんじゃないかなというのが個人的な見解。
そもそも宝塚記念は『大物食い』があるレースですしね。
出脚が鈍く、ズブいところがありますので、阪神内回りだと
追走に苦労しそうですが、京都外回りなら下り坂をうまく
使えるんじゃないでしょうか。
追い出されて瞬時に加速できるタイプではありませんが
外国人騎手とのコンビで(4-0-0-0)という戦績からも
追えるジョッキーが合うし、レーン騎手自身も強力です。
日経賞の内容的に荒れ馬場は苦にしないし、緩い馬場も
ある程度はこなせると思うので、あとは輸送でしょうね。
これまで経験のある中京・新潟よりも遠い京都への遠征と
なりますので、当日の馬体重が極端に減らなければ。
◆ドウデュース
右回りは良い。京都攻略のカギは?
前走ドバイTは圧倒的支持を受けましたが5着に敗退。
終始窮屈なところに収まってしまい、外に持ち出せる場面が
無かったのは残念。内枠が仇になったのは結果論ですが、
後方に下げてじっくり行っても良かった……かなとは。
前走海外G1で4着以下は(0-0-0-13)という嫌なデータが
ありますが、ジャスティンパレスと違うのは海外遠征は
2度目だった点。海外競馬自体が合っていないような気は
しますが、帰国初戦という不安はジャスティンパレスより
小さいですし、実績的にもファン投票1位の立場的にも
ここは好走に期待したいところ。
『ダービー馬』『右手前が好き』という字面のイメージで
左回りのほうが……と思われがちですが、上がり1位の脚を
マークしているのは全て右回りなんですよねぇ。
なので京都コースも悪くないですが、コーナリング性能が
高いので、どちらかといえば中山・阪神の内回りのほうが
持ち前の機動力を活かせるかなと思いますし、前向きさも
強いタイプなので、京都外回りの下り坂で我慢できるかが
ポイント。武豊騎手でなければむしろ危ないコースかも。
京都外回りの適性でいえば、もっと上が居ると思いますし
付け入る隙もあると思うので、本命にはしない予定ですが
根本的な能力・実績、そして鞍上とのコンビネーションを
総合的に考えると、嫌う材料にはならないでしょう。
ちなみに道悪に関しては、2歳時から不得手ではないという
考えに変わりは無いので馬場は特に気にしていません。
◆プラダリア
雨が降ればとは思うが…
前走の大阪杯は立ち回りとしては決して悪いものでは
なかったのですが、単純にスピード負けした印象ですね。
結果的には距離が少し短かったかなと思います。
京都外回りではG2を2勝していますが、勝因はコースが
合っていたことだけではなく、若干上がりが掛かったのも
良かったと思うんですよね。
これまでG2・G3で凡走したレースは上がり34秒前半
またはそれ以上の速い脚が求められる展開になっており、
逆にいうと、今回も良馬場だとキレ負けするんじゃないかと
思っていますが、週末に雨が降って時計が掛かる馬場に
なった場合はこの馬にとって追い風になるでしょうね。
ディープインパクト産駒ですが、キレ味というよりは
だらだらと脚を使うようなかたちが1番合っている印象。
まあとはいえ昨年の宝塚記念でも、ジャスティンパレスや
ディープボンドに負けてしまってるんですよねぇ。
彼らが京都より阪神のほうがいいタイプならまだしも、
そうではないわけで、馬場が渋ってもプラスになるのは
この馬に限らず、もっと実績のある馬も当てはまりますので
結局ワンパンチ足りない可能性は普通に有り得ますね。
G2では『G1を勝つような馬を相手に好走』できても
G1になると足りない。そういう馬って結構居ますし……。
京都で効力を発揮するかは分かりませんが、グランプリ男を
背にどこまでやれるか。まずは雨が欲しい。
◆ブローザホーン
馬場によってフレキシブルに評価
前走の天皇賞春は2着。スタートは悪くなかったですが
出たなりで後方寄りのポジション。本当はもう少し位置を
取りたかったようですが、折り合いに難しいところがあり
道中で動くわけにもいかなかったという感じですかね。
勝負どころの4コーナーで大外に持ち出していましたが
このロスは大きかった。とはいえ内容は良かったです。
一時期は岩田康騎手が騎乗することもありましたけど、
その前の潮来特別で菅原騎手と初コンビを組んだあたりから
成績は安定。どんな位置でも常に自分の力は出せるタイプ。
特に、上がり1位をマークしているコースは札幌・京都に
集中しており、直線が平坦な京都はとても得意ですが、
『34秒前半より速い脚は求められない』レースばかりで
前走の天皇賞春も34秒6。びっくりするほどのキレ味では
ありませんし、中距離・良馬場のスピード勝負となったら
分が悪いでしょう。キレ負け必至だと思います。
その一方、馬場が渋ってもほとんどパフォーマンスが
落ちない馬ですので、上がりが掛かる馬場になればなるほど
この馬にはお誂え向きの条件になっていくと言えます。
普通にこのメンバーですとスローペースが濃厚でしょうし、
良馬場だったら無印、重・不良になるようなら本命まで。
フレキシブルに印を変える必要がありますね。
個人的にはステイヤーだとは全く思っていませんので
距離が縮むことで、もう少し位置を取る競馬が出来て、
馬場が噛み合えばもしかして勝てるんじゃないか?とも。
◆ベラジオオペラ
距離は守備範囲。ただベストは…?
前走の大阪杯は逃げ馬不在。結果的にスタニングローズが
逃げることになりましたが、この馬としても逃げてもいいと
考えてたんじゃないかと思うほど強気の先行策でした。
意外と淀みなく流れましたし、ローシャムパークなどが
後方から早めに押し上げてくる展開で、決して楽では
なかったと思いますが、最後まで粘りきってG1初制覇。
今年の大阪杯ひ古馬の混合G1で好走した馬が1頭も居らず
誰でもチャンスがあったのですが、それをモノにしました。
昨年は夏負けで菊花賞には進めなかったものの、無理をせず
成長を促せたのは良かったかなぁと思います。
折り合いはまずまず付きますし自在性が武器なので、
鞍上の判断次第でいろんな競馬は出来るタイプですから
京都外回りの2200mはこなせないことはないでしょう。
まあ、実際に2走前も内容は悪くないですしねぇ。
ただし、恐らくベストは小回りの1800~2000mかなと
思いますし、前走も圧倒的な実力差を感じる内容というほど
ではなかったので、適性面で他に分がある印象。
道悪に関してはこの距離だったらマイナスだと思います。
皐月賞はハイペースに巻き込まれるような立ち回りに
なってしまったとはいえ、スプリングSの勝ちっプリを
考えれば、ちょっと物足りなかったですしね。
2200mならむしろ高速決着になるくらいパンパンの良馬場
のほうがチャンスはありそう。
◆ルージュエヴァイユ
紅一点!良馬場が良い?
重賞未勝利は継続中ですが、昨年のエプソムCから
エリザベス女王杯に至るまで3戦連続で好走しており、
徐々に力を付けてきています。
エリザベス女王杯と同じコースということで上位人気に
支持された京都記念は伸びを欠いて8着。個人的に思う
敗因は距離ロスが大きかった点、そして太かった点。
エリザベス女王杯とは真逆の立ち回りになりましたねぇ。
前走の大阪杯は、馬体を絞ってきたのは良かったですが
ちょっと外枠がどうかなと思っていました。それを思うと
菅原騎手のイン突きはとても上手い立ち回りでしたね。
あまり時計が速い決着も向かないので、好走するには
前走くらいが恐らくギリギリだったかなぁと思いますね。
今年の宝塚記念は頭数も少なめで逃げ馬も不在ですから
京都外回りというコースも相まってスローペースが濃厚。
ペースが流れて決着時計まで速くなると脚が溜まらない馬
ですが、上がりが速いだけなら対応できるでしょう。
しかし現状の天気予報だと☔が降る可能性がありそうで
なかなかの量が降ることも考えられます。そしてこの馬の
ウィークポイントの1つとして道悪も挙げられます。
お湿り程度ならいいですが、愛知杯でノメっていたように
グリップが利かない緩い馬場は厳しいでしょう。
ブローザホーンとは逆で、馬場が渋れば渋るほど条件的に
合わないですので、個人的にはこの2頭の印が共存する
ことは無いかも。いや、ギリギリ稍重ならあるか……。
◆ローシャムパーク
折り合い改善も平坦コースは?
デビュー時から前進気勢が強く折り合いが難しいタイプ。
前進気勢が強く折り合いが難しいタイプで、若い頃には
我慢が利かずに途中からハナに立つ競馬をしていたことも
あるなど、道中で押したり引いたりがなかなか出来ない馬
という印象でしたが、少しずつ変化してきています。
前走の大阪杯は内枠ということで、スタートが決まれば
先行するつもりだったようですが、生憎行き脚がつかずに
後方から捲る競馬。結果的に負けましたがこれまでとは
ひと味違うパターンで好走できたのは収穫だったですね。
スタートが決まらなかった時点で厳しいかと思ったのですが
意外と折り合いがついていましたし、関西遠征でひとつ
結果が出たのは良かったかなと思います。
今回の2200mという距離は特別心配は要らないですが
ここまで好走しているのがゴール前に急坂が存在する
中山・阪神、そして3コーナーから上り勾配が続く函館が
ほとんどとなっていて、直線平坦の京都が合うかは微妙。
今考えると香港Cの凡走要因は、初の海外遠征&出遅れ&
トラックバイアスだけではなく、平坦コースで持ち味が
出せなかったと言われれば合点がいくところです。
道悪に関しては、函館記念でそれなりのパフォーマンスを
出していますのである程度こなせるんだろうと思いますが
それよりも上がりが掛かったスピカSでは伸びを欠いて
いましたから、あまりタフな馬場だとマイナス。
★気になる穴馬
⇒ソールオリエンス
ようやくこの馬を『穴』として挙げる時が来ましたか。
小回りの中山で勝ってきた馬ですが、たまたま展開が向いた
だけであって、本質的にはコーナーワークに課題がある馬。
近3走は結果が出ていませんが、機動力がありませんので
そもそもコース自体がコースは合っていない。
前走は半ば強引に捲る競馬を試すも脚が残らず敗戦。
馬体重がちょっと減りすぎてしまったのも影響したかも
しれませんが、本来の持ち味はやはり出ませんでした。
京都外回りに舞台設定が変わるのは歓迎材料ですね。
恐らく今回は、元のスタイルに戻すだろうと思いますが
機動力の無さをカバーすることが可能な条件でしょうし
もし☔が降って馬場が重くなったとしても全く問題ない。
クラシックの頃から『良くなるのは古馬になってから』と
言われていたことをすっかり忘れ去られている印象ですが
そろそろ巻き返しが始まる頃合いかなと思いますし、
久々に買ってみたいですね。
いつもお読み頂きありがとうございます(^^)
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宝塚記念の有力馬考察を
していきます。
宝塚記念といえば梅雨の時期にあたりますので、
いつも天気予報とにらめっこしないといけないのですが
今年はちょっと梅雨入りが遅めで、大丈夫かと思いきや……
『あ~、☔マークがぁぁあ (´Д`|||)』
よりによって京都開催ですから、例年の阪神開催以上に
良馬場かそうでないかで、だいぶレースパターンが変わって
しまうと思うんですよねぇ。
阪神開催だったら、元々が上がりの掛かる条件ですので
まだ良いですが、京都だと良馬場なら上がりは速いし、
☔が降って馬場が渋ったら上がりは掛かってしまいます。
しかも、程度にもよるから困ったもので……。
結局いつもどおり、天気を気にしないといけないのか……。
さて、それでは上位人気になりそうな8頭の考察に
入りましょう~。
もちろん今回も、気になる穴馬を1頭挙げていますので
参考にしていただければ幸いですm(_ _)m
◆ジャスティンパレス
初めての海外帰り
昨年の有馬記念を見てのとおり、機動力がないタイプ。
テンが流れやすい阪神内回りの2200m、スタート直後が
コーナーの東京2000mや中山2500mとは違って、ゆったり
入ることができ、3コーナーの下り坂で助走をつけられる
京都外回りは近走に比べてプラスに働くと思いますし、
ポジション的にも恐らく取りやすいハズです。
少なくとも阪神内回り開催だった昨年よりもコース適性は
上向きますので、4戦4勝と相性の良いルメール騎手との
コンビ再結成を含めて勝ち負けを期待したくなりますね。
前走ドバイSCのレース上がりは34秒フラット程度と
見ていますので、あの位置からでは33秒前半の脚は必要。
この馬でそこまでの脚を求めるのは酷かなと思いますが、
それにしても、過去10年の宝塚記念において前走海外G1で
4着以下だった馬が(0-0-0-13)と結果が出ていないのは
データ的には若干気になるところ。
展開を考えれば酌量の余地ありですが、この馬にとっては
初めての海外遠征。調子が狂っていなければ良いのですが。
中間の追い切り過程や動きからすると、不調には見えない
ものの、絶好調というほどでもなかった印象はあります。
あとは道悪がどうかですが、昨年の天皇賞春は稍重。
ただこれはお湿り程度の馬場でしたので、開催が進んだ
今の京都で土砂降りになった場合、果たしてこなせるかは
正直やってみないと分かりません。
◆シュトルーヴェ
相手強化に見えるが実は…
去勢してからは3戦3勝。現在G2を連勝中ということで
勢いという点ではメンバー随一かなぁと思える1頭です。
目黒記念の内容が秀逸だと思うのは先日お伝えしたとおり
ですが、その前の日経賞もなかなか優秀だったと思います。
良馬場発表で結果的には早めの時計が出ていましたが、
埒沿いが荒れてキックバックが飛んでいる状況だった中で
怯まずに馬群を捌いての勝利は価値がありますよ。
ここ2戦は高齢馬中心のG2でしたから、相手関係的に
疑われるのも分かりますが、大阪杯・天皇賞春に関しても
古馬の混合G1で好走したことが無い馬たちがほとんどの
メンバーでしたから、海外帰りの2頭を除けば実績差は
意外と大きくないんじゃないかなというのが個人的な見解。
そもそも宝塚記念は『大物食い』があるレースですしね。
出脚が鈍く、ズブいところがありますので、阪神内回りだと
追走に苦労しそうですが、京都外回りなら下り坂をうまく
使えるんじゃないでしょうか。
追い出されて瞬時に加速できるタイプではありませんが
外国人騎手とのコンビで(4-0-0-0)という戦績からも
追えるジョッキーが合うし、レーン騎手自身も強力です。
日経賞の内容的に荒れ馬場は苦にしないし、緩い馬場も
ある程度はこなせると思うので、あとは輸送でしょうね。
これまで経験のある中京・新潟よりも遠い京都への遠征と
なりますので、当日の馬体重が極端に減らなければ。
◆ドウデュース
右回りは良い。京都攻略のカギは?
前走ドバイTは圧倒的支持を受けましたが5着に敗退。
終始窮屈なところに収まってしまい、外に持ち出せる場面が
無かったのは残念。内枠が仇になったのは結果論ですが、
後方に下げてじっくり行っても良かった……かなとは。
前走海外G1で4着以下は(0-0-0-13)という嫌なデータが
ありますが、ジャスティンパレスと違うのは海外遠征は
2度目だった点。海外競馬自体が合っていないような気は
しますが、帰国初戦という不安はジャスティンパレスより
小さいですし、実績的にもファン投票1位の立場的にも
ここは好走に期待したいところ。
『ダービー馬』『右手前が好き』という字面のイメージで
左回りのほうが……と思われがちですが、上がり1位の脚を
マークしているのは全て右回りなんですよねぇ。
なので京都コースも悪くないですが、コーナリング性能が
高いので、どちらかといえば中山・阪神の内回りのほうが
持ち前の機動力を活かせるかなと思いますし、前向きさも
強いタイプなので、京都外回りの下り坂で我慢できるかが
ポイント。武豊騎手でなければむしろ危ないコースかも。
京都外回りの適性でいえば、もっと上が居ると思いますし
付け入る隙もあると思うので、本命にはしない予定ですが
根本的な能力・実績、そして鞍上とのコンビネーションを
総合的に考えると、嫌う材料にはならないでしょう。
ちなみに道悪に関しては、2歳時から不得手ではないという
考えに変わりは無いので馬場は特に気にしていません。
◆プラダリア
雨が降ればとは思うが…
前走の大阪杯は立ち回りとしては決して悪いものでは
なかったのですが、単純にスピード負けした印象ですね。
結果的には距離が少し短かったかなと思います。
京都外回りではG2を2勝していますが、勝因はコースが
合っていたことだけではなく、若干上がりが掛かったのも
良かったと思うんですよね。
これまでG2・G3で凡走したレースは上がり34秒前半
またはそれ以上の速い脚が求められる展開になっており、
逆にいうと、今回も良馬場だとキレ負けするんじゃないかと
思っていますが、週末に雨が降って時計が掛かる馬場に
なった場合はこの馬にとって追い風になるでしょうね。
ディープインパクト産駒ですが、キレ味というよりは
だらだらと脚を使うようなかたちが1番合っている印象。
まあとはいえ昨年の宝塚記念でも、ジャスティンパレスや
ディープボンドに負けてしまってるんですよねぇ。
彼らが京都より阪神のほうがいいタイプならまだしも、
そうではないわけで、馬場が渋ってもプラスになるのは
この馬に限らず、もっと実績のある馬も当てはまりますので
結局ワンパンチ足りない可能性は普通に有り得ますね。
G2では『G1を勝つような馬を相手に好走』できても
G1になると足りない。そういう馬って結構居ますし……。
京都で効力を発揮するかは分かりませんが、グランプリ男を
背にどこまでやれるか。まずは雨が欲しい。
◆ブローザホーン
馬場によってフレキシブルに評価
前走の天皇賞春は2着。スタートは悪くなかったですが
出たなりで後方寄りのポジション。本当はもう少し位置を
取りたかったようですが、折り合いに難しいところがあり
道中で動くわけにもいかなかったという感じですかね。
勝負どころの4コーナーで大外に持ち出していましたが
このロスは大きかった。とはいえ内容は良かったです。
一時期は岩田康騎手が騎乗することもありましたけど、
その前の潮来特別で菅原騎手と初コンビを組んだあたりから
成績は安定。どんな位置でも常に自分の力は出せるタイプ。
特に、上がり1位をマークしているコースは札幌・京都に
集中しており、直線が平坦な京都はとても得意ですが、
『34秒前半より速い脚は求められない』レースばかりで
前走の天皇賞春も34秒6。びっくりするほどのキレ味では
ありませんし、中距離・良馬場のスピード勝負となったら
分が悪いでしょう。キレ負け必至だと思います。
その一方、馬場が渋ってもほとんどパフォーマンスが
落ちない馬ですので、上がりが掛かる馬場になればなるほど
この馬にはお誂え向きの条件になっていくと言えます。
普通にこのメンバーですとスローペースが濃厚でしょうし、
良馬場だったら無印、重・不良になるようなら本命まで。
フレキシブルに印を変える必要がありますね。
個人的にはステイヤーだとは全く思っていませんので
距離が縮むことで、もう少し位置を取る競馬が出来て、
馬場が噛み合えばもしかして勝てるんじゃないか?とも。
◆ベラジオオペラ
距離は守備範囲。ただベストは…?
前走の大阪杯は逃げ馬不在。結果的にスタニングローズが
逃げることになりましたが、この馬としても逃げてもいいと
考えてたんじゃないかと思うほど強気の先行策でした。
意外と淀みなく流れましたし、ローシャムパークなどが
後方から早めに押し上げてくる展開で、決して楽では
なかったと思いますが、最後まで粘りきってG1初制覇。
今年の大阪杯ひ古馬の混合G1で好走した馬が1頭も居らず
誰でもチャンスがあったのですが、それをモノにしました。
昨年は夏負けで菊花賞には進めなかったものの、無理をせず
成長を促せたのは良かったかなぁと思います。
折り合いはまずまず付きますし自在性が武器なので、
鞍上の判断次第でいろんな競馬は出来るタイプですから
京都外回りの2200mはこなせないことはないでしょう。
まあ、実際に2走前も内容は悪くないですしねぇ。
ただし、恐らくベストは小回りの1800~2000mかなと
思いますし、前走も圧倒的な実力差を感じる内容というほど
ではなかったので、適性面で他に分がある印象。
道悪に関してはこの距離だったらマイナスだと思います。
皐月賞はハイペースに巻き込まれるような立ち回りに
なってしまったとはいえ、スプリングSの勝ちっプリを
考えれば、ちょっと物足りなかったですしね。
2200mならむしろ高速決着になるくらいパンパンの良馬場
のほうがチャンスはありそう。
◆ルージュエヴァイユ
紅一点!良馬場が良い?
重賞未勝利は継続中ですが、昨年のエプソムCから
エリザベス女王杯に至るまで3戦連続で好走しており、
徐々に力を付けてきています。
エリザベス女王杯と同じコースということで上位人気に
支持された京都記念は伸びを欠いて8着。個人的に思う
敗因は距離ロスが大きかった点、そして太かった点。
エリザベス女王杯とは真逆の立ち回りになりましたねぇ。
前走の大阪杯は、馬体を絞ってきたのは良かったですが
ちょっと外枠がどうかなと思っていました。それを思うと
菅原騎手のイン突きはとても上手い立ち回りでしたね。
あまり時計が速い決着も向かないので、好走するには
前走くらいが恐らくギリギリだったかなぁと思いますね。
今年の宝塚記念は頭数も少なめで逃げ馬も不在ですから
京都外回りというコースも相まってスローペースが濃厚。
ペースが流れて決着時計まで速くなると脚が溜まらない馬
ですが、上がりが速いだけなら対応できるでしょう。
しかし現状の天気予報だと☔が降る可能性がありそうで
なかなかの量が降ることも考えられます。そしてこの馬の
ウィークポイントの1つとして道悪も挙げられます。
お湿り程度ならいいですが、愛知杯でノメっていたように
グリップが利かない緩い馬場は厳しいでしょう。
ブローザホーンとは逆で、馬場が渋れば渋るほど条件的に
合わないですので、個人的にはこの2頭の印が共存する
ことは無いかも。いや、ギリギリ稍重ならあるか……。
◆ローシャムパーク
折り合い改善も平坦コースは?
デビュー時から前進気勢が強く折り合いが難しいタイプ。
前進気勢が強く折り合いが難しいタイプで、若い頃には
我慢が利かずに途中からハナに立つ競馬をしていたことも
あるなど、道中で押したり引いたりがなかなか出来ない馬
という印象でしたが、少しずつ変化してきています。
前走の大阪杯は内枠ということで、スタートが決まれば
先行するつもりだったようですが、生憎行き脚がつかずに
後方から捲る競馬。結果的に負けましたがこれまでとは
ひと味違うパターンで好走できたのは収穫だったですね。
スタートが決まらなかった時点で厳しいかと思ったのですが
意外と折り合いがついていましたし、関西遠征でひとつ
結果が出たのは良かったかなと思います。
今回の2200mという距離は特別心配は要らないですが
ここまで好走しているのがゴール前に急坂が存在する
中山・阪神、そして3コーナーから上り勾配が続く函館が
ほとんどとなっていて、直線平坦の京都が合うかは微妙。
今考えると香港Cの凡走要因は、初の海外遠征&出遅れ&
トラックバイアスだけではなく、平坦コースで持ち味が
出せなかったと言われれば合点がいくところです。
道悪に関しては、函館記念でそれなりのパフォーマンスを
出していますのである程度こなせるんだろうと思いますが
それよりも上がりが掛かったスピカSでは伸びを欠いて
いましたから、あまりタフな馬場だとマイナス。
★気になる穴馬
⇒ソールオリエンス
ようやくこの馬を『穴』として挙げる時が来ましたか。
小回りの中山で勝ってきた馬ですが、たまたま展開が向いた
だけであって、本質的にはコーナーワークに課題がある馬。
近3走は結果が出ていませんが、機動力がありませんので
そもそもコース自体がコースは合っていない。
前走は半ば強引に捲る競馬を試すも脚が残らず敗戦。
馬体重がちょっと減りすぎてしまったのも影響したかも
しれませんが、本来の持ち味はやはり出ませんでした。
京都外回りに舞台設定が変わるのは歓迎材料ですね。
恐らく今回は、元のスタイルに戻すだろうと思いますが
機動力の無さをカバーすることが可能な条件でしょうし
もし☔が降って馬場が重くなったとしても全く問題ない。
クラシックの頃から『良くなるのは古馬になってから』と
言われていたことをすっかり忘れ去られている印象ですが
そろそろ巻き返しが始まる頃合いかなと思いますし、
久々に買ってみたいですね。
いつもお読み頂きありがとうございます(^^)
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