こんにちは~、Tomyです。

スプリンターズSの有力馬考察を
していきます。

 基本的な勢力図は、春の高松宮記念とほとんど変わって
いませんが、これに加わったのがサトノレーヴ。
サマースプリント重賞を連勝して、一気に注目を浴びる
立場になりましたが、恐らく1人気に支持されるであろう
今回も勢いそのままに勝ちきるのか。楽しみですね~。
その"新星"に立ちはだかるとすれば、やはり昨年の覇者
ママコチャ、高松宮記念を勝ったマッドクールあたりか?
いや、他にもたくさん良い馬が揃いましたね💡
G1の中では枠順の要素が強く出がちレースですので、
枠順が出るまでは、なかなか決められませんが😅

それでは上位人気になりそうな6頭の考察です。


◆サトノレーヴ
 脚部不安などもあり、5歳ながら僅かキャリア9戦しか
こなしていない遅咲きのスプリンター。
4走前の阪急杯は長欠明けに加えて出走決定賞金順の懸念で
オーシャンSから前倒しの出走。ちょっと太かったですし
距離も若干長かったかなと思いますので度外視は可能で、
これ以外は連を外しておらず、実質、底を見せていません。
 函館SSとキーンランドCを連勝したのは2011年の
カレンチャン以来13年ぶり。これだけでもかなりの素質を
感じさせますし、血統的には兄はハクサンムーン、そして
その兄に立ちはだかっていたロードカナロアが父ですから
まさにスプリント路線のエリート、という感じ。
 今回の鞍上は前走に引き続きレーン騎手となっていますが
スプリンターズSのためだけに来日
。残っている今年の
短期免許期間はルール上、これで使いきることになるので
残念ながら日本での騎乗を見れるのは今週が最後ですが
それだけ陣営も本気で獲りに来ていることが窺えます。
近2走の内容、そして"非ディープインパクト産駒"の
レーン騎手
ということを考えると、軽視しづらい。
たとえどんな枠に入ろうとも何らかの印は打つべき馬。
 ただ、前走キーンランドC組の成績がイマイチなレース
先述のカレンチャンはこのローテで勝っていますので
実力が本物であれば、覆せないほどの傾向ではないですが
前走以上に相手強化となるので、ここが本当の試金石。


◆トウシンマカオ
 前走のセントウルSは中団外目を追走。直線もスムーズに
追い出されるとそのまま突き抜けて重賞4勝目をマーク。
過去の戦績から、陣営としては左回りに苦手意識があるよう
ですがこれを克服。しかし今まで出走した左回りのレースは
枠やトラックバイアス、距離などが噛み合っていないことも
多かったような気もしますけどねぇ。
 意外にもスプリンターズSは今回が初めてとなります。
3歳時は賞金が足らず、昨年は熱発により残念ながら回避。
右回りのほうが全体的にパフォーマンスは高い馬ですし、
阪神・中山コースでは、直線の急坂で脚色衰えることなく
伸びている
印象。コース的には高松宮記念より合っている。
3年越しの出走となる今回は過去イチのチャンスでしょう。
 芝1200mは通算10回出走していますが、そのうち8回は
外目の枠
。常に真っ向勝負を強いられる枠になるのが
お決まり…みたいな馬ですが、それでいてこの距離の5勝は
全て外枠。内枠からでは函館SSで好走しているものの、
内容的には窮屈なシーンも無くスムーズでしたから平凡。
かえって外枠のほうが良いのかもしれません。
スプリンターズSは内枠が有利で、この馬の特性に対して
逆行
していますが、そもそも基本的に外枠が有利に働いた
レースを勝ってきたわけでもないので、傾向的には不利でも
外をノビノビと走らせたほうがいい。内枠はむしろ割引。


◆ナムラクレア
 スプリント戦ではほぼ崩れておらず、常に安定した走りが
出来ていましたので大丈夫だろうと思った前走は5着。
G1以外で初めて馬券圏外に敗れました。
直線の進路取りがうまくいかなかった面はありましたが、
1400m以下のレースでコンマ4秒も負けたのは初めてで、
叩きにしても物足りない内容だったのが個人的な見解。
果たして巻き返しがあるのかどうか。ちょっと気掛かり。
 過去2回のスプリンターズSは同じような負けかたで、
内有利のトラックバイアスのなか、外を回っての敗戦。
もうちょっと何とかなりそうなレースをしてしまっていると
感じてしまうのは素人考えでしょうか。
乗り替わりを機に立ち回りを変えてくれば、とも思いますが
ゴール前の急坂がある阪神・中山コースは勝てておらず、
いずれにせよベストな舞台ではない
と思うんですよねぇ。
それでいて、過去のスプリント実績としてはトップレベル
という立場で、上位人気であることには変わらないので
軸にしたいシチュエーションではありません。
 ただ、馬場が渋っても全く苦にしない精神力の強さは
武器
ですので、もし☔が降って他馬がパフォーマンスを
落とすようなら、苦手コースのハンデが打ち消されるかも。
今回はむしろ道悪のほうがチャンスの可能性はあります。


◆ビクターザウィナー🇭🇰
<ビクターザウィナーの戦績詳細はこちら↓↓>
https://racing.hkjc.com/racing/information/English/Horse/Horse.aspx?HorseId=HK_2021_G404
※HKJCのページに飛びます。
※各レースの左端にある番号を押すとリザルトが出ます。

 春のセンテナリースプリントCでG1初勝利を挙げて
乗り込んできた高松宮記念は3着。テンの速い逃げ馬が
居なかったため先手を主張しマイペースに持ち込みました。
その割に伸びを欠いてしまったのは、初の左回りではなく
直線入り口の登り坂でもなく『馬場』だと思っています。
香港は洋芝ですが、道悪が上手いかどうかは別の話で、
中京の芝で行った追い切りを見た印象では、道悪になるのは
プラスではないかなと感じる捌きの軽い走りでしたし、
戦前から『速い馬場は合う』と陣営が言っていたのは恐らく
本音だろうなと思います。
 非常にスタートが速い馬ですが、ガンガン飛ばして逃げる
というより、マイペースで行けた時に粘り強い
タイプ。
昨年の香港スプリント、或いは2走前のチェアマンズSPは
日本式で2秒以上の超前傾ラップできっちり凡走しており、
先述のセンテナリースプリントC、高松宮記念はそんなに
速いペースを刻んでいるわけではなかったですからね。
ということで、今回のポイントは同型ピューロマジックとの
兼ね合い
かなと思います。向こうは乗り替わりですので
戦法を変えてくる(→逃げない)可能性は考えられますが
もし主張されたら、この馬にとって厄介な存在になりそう。
番手からの競馬も出来なくはないですが、逃げる形が理想。
たぶん今回も買いますが、相手までになるかな。


◆マッドクール
 圧倒的1人気に支持されたCBC賞は9着に凡走。
重賞未勝利ながらトップハンデというのも酷でしたけど、
1番の敗因は夏負けですね。
その後、休養を挟んでぶっつけ本番のスプリンターズSは
先行馬としては微妙な5枠10番でしたが、うまく好位の内を
確保したことが好走の要因。内容的には完璧に近かったし
坂井騎手の好騎乗だったなと思います。
 初の海外遠征だった前走香港スプリントは、スタートから
終始外を回したことで、立ち回りの上手さを活かせなかった
部分もあったと思いますが、馬体重も減りすぎていました。
 年明け初戦の高松宮記念は、またしてもぶっつけ本番と
なりましたが、好位の内からそのまま押し切りG1初制覇。
中山・中京どちらも変わらぬパフォーマンスを出せるのは
この馬の持ち味ですし、道悪もそんなに苦にしません。
 前走のチェアマンズSPは大外枠だったことに加えて
超ハイペースで最下位となりましたが、OP昇級後の傾向を
みると、叩き良化型ではなく休み明け特化型なのかなと
思いますし、裏を返せば今回はむしろ狙い目と言えそう。
スプリンターズSと高松宮記念どちらでも連対した実績を
持っているのはこの馬だけ
ですが、意外と4人気くらい?
実は最も買い材料が揃っている馬のような気はしますよね。
ただ、国内では枠に嫌われたレースが無いのは事実なので
極端な外枠に入るようだとさすがに割引
でしょう。


◆ママコチャ
 3歳夏から3連勝でOP入り。ソダシの妹ということも
あってその後のターコイズS、阪神牝馬Sは上位人気に
支持されましたが凡走。折り合い面がソダシより難しく、
上のクラスでやるにはマイルでは距離が長いのでしょう。
 1400mに縮めた安土城Sでコースレコードタイとなる
『1:19.0』の勝ち時計。3馬身差の圧勝でOP初勝利を
挙げると、更に200m縮めて北九州記念に参戦し2着。
CBC賞を勝って勢いに乗っていたジャスパークローネを
除けば微妙なメンバーでしたが、スプリント適性を証明。
 迎えたスプリンターズSは、川田騎手らしい好位外目から
強気の競馬。内から抜けてきたマッドクールをギリギリで
退けて重賞ならびにG1初制覇。
休み明けの高松宮記念は8着。姉ソダシ同様、超高速馬場を
得意としており、道悪はマイナス
だったと思いますが、
冬~春先はあんまり良くなかったのかなという印象です。
 前走のセントウルSは少し太め残りで斤量も重いなかで
2着に好走
しており、気持ちが入ってくればやれるタイプ。
なので今回は馬体こそ絞れてくると思いますが、やはり
ソダシと同じく、叩いて大幅にパフォーマンスが変わるわけ
でもないのかなとも。それでも有力な1頭だとは思うので
基本的には買う方向でいいでしょう。


気になる穴馬
 ⇒
ルガル

 中山開催過去10回において好走した6人気以下の馬は
全部で12頭いますが、このうち9頭は『初角5番手以内』

そもそも追い込みが決まりにくいレースではありますので
穴馬を狙うなら好位付けが可能なタイプを、というのを
踏まえたうえで1頭挙げるならこの馬でしょうかね。
 前走は1人気に支持されるも大敗。芝ではほぼ崩れずに
走れていたので、あまりにも不可解な負けかたでしたが
レース後に故障が判明。恐らくその影響でしょう。
 依然として直線が平坦なコースしか実績がありませんので
中山の急坂がどうか、というのは懸念材料になりますが、
帰厩後は入念に乗り込めていて、1週前追い切りの動きも
休み明けとしては悪くなく、今週のひと追いで間に合う
レベルにはあると思いますし、何よりも前走とは違って
人気を落とすでしょうから、だったら押さえたい
よねと。
多少気楽な立場ですので鞍上には思い切って乗ってほしい。


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