こんにちは~、Tomyです。
菊花賞の有力馬考察を
していきます。
今年の春クラシックで上位の実績を残しているのは
ダノンデサイル (ダービー1着)
コスモキュランダ(皐月賞2着)
アーバンシック (皐月賞4着)
このあたり。つまりダービーの上位勢はダノンデサイルしか
居らず、そのダノンデサイルも"直行"ということですから
トライアル(特に神戸新聞杯)は若干手薄に見えましたし
夏の上がり馬が人気を集めていたわけです。
ただ、終わってみればダービーに出走していた馬たちが
そのまま3着内を独占。
古馬2勝クラス組が、春のクラシック出走組にもうちょっと
トライアルで肉薄してくるのが普通なんですけどねぇ。
『どうやらこの世代は層が厚そうだぞ』と。
さて、それでは上位人気に支持されそうな6頭の考察です。
◆アーバンシック
『追い込み馬というわけではない』と語っていたのは
前任の横山武騎手。しかし、スタートがあまり速くないため
デビュー以来後方からの競馬が多くなっていました。
皐月賞は流れに乗れて4着でしたが、2走前のダービーは
スローペースでやや折り合いを欠き、直線は伸び脚が冴えず
何頭かを交わすのがやっと。展開的には厳しかったですね。
ルメール騎手に乗り替わった前走のセントライト記念は
前半こそ中団やや後ろ寄りでしたが、内から徐々に位置を
上げていく今までと違うスタイル。折り合いも良かった。
ロス無く溜めたぶんだけコスモキュランダを捉えて勝利。
春に比べて、精神面が少し大人になってきた印象ですね。
1番のポイントは初となる関西遠征をクリアできるかだと
思うのですが、武井厩舎における京都・阪神芝成績を見ると
牝馬は(4-3-4-27)と悪くない一方、牡馬は(0-0-1-24)。
厩舎の遠征実績という点では個人的にはかなり不安です。
ただ、ルメール騎手ならそれを無効化してしまう可能性は
普通にありそう。基本的に巧いですが、長距離の巧さは特に
光ります。また、2022年以降に芝G1で1人気馬に騎乗した
際の成績は(8-2-4-2)。馬券外はマイルCSの2回のみ。
現状、ダノンデサイルが1人気想定にはなっていますが、
もしこちらが1人気になるようならむしろ逆らいづらい。
とはいえ今のところ本命にするつもりは無いんですけどね。
◆コスモキュランダ
今年の弥生賞は珍しく淀み無く流れましたがこれを勝利。
続く皐月賞はモレイラ騎手が完璧なまでに距離ロスを抑えた
好騎乗もありましたが2着。ペースが流れた時の高速決着を
得意としている一方、上がり33秒台を求められたダービーは
掲示板に乗れず6着。スローを見越して中盤でポジションを
上げていきましたが、展開が合いませんでした。
前走のセントライト記念は余裕の手応えで外外を回り、
勝つかに思われましたが、内で溜めていたアーバンシックに
直線で強襲され2着。悪い競馬ではなかったと思いますし
力は示しました。勝ちに行ったというより勝てるつもりで
立ち回ったという印象。それが成功しなかっただけ。
コーナーワークを活かせる中山での好走が目立ちますが
東京ほど上がりが速くなることはないのが菊花賞です。
過去10回で、上がり33秒台を要求されたのは1回のみで、
ダービーより合うんじゃないかと思っています。
アーバンシックを逆転する可能性もあるでしょう。
デムーロ騎手が騎乗した3回はいずれも捲る競馬をして
いますので、今回もペースによっては途中で動きそうです。
動き出しが早すぎなければ、といったところ。
ただ、こちらも厩舎の観点からみて関西圏は少々不安。
牝馬では昨年コラソンビートで実績を作っているのですが
牡馬は出走回数自体が非常に少なく、成績が悪いというより
経験値がほとんど無いに等しいのは気掛かりです。
◆ショウナンラプンタ
折り合いに不安を抱えているなかで距離を延ばしており
このあたりは挑戦的。2着に好走した青葉賞も折り合いは
苦労していましたが、ダービーは更に外枠に入ってしまい
終始外を回らされたうえ、コスモキュランダに擦られて
力んで大敗。ただ、状態面そのものも青葉賞に比べると、
やや落ちていたとも思います。追い切り過程も軽すぎた。
前走の神戸新聞杯もやや外寄りの枠でしたが、敢えて
中団の内を進む競馬。折り合いはかなり良くなっていて、
結果的には外に馬を置いたほうがいいのかもしれません。
道悪は得意ではないと思うのですが、馬場の悪いところを
立ち回ったなかで、最後までしぶとく脚を伸ばしましたし
この馬にとっては本番を見据えた内容だった印象です。
過去10年の菊花賞における神戸新聞杯の1~3着馬は、
前走上がり3位以下だと(0-0-1-9)とかなり低調ですが
2位以内は(5-4-2-5)。約7割は本番でも好走しており、
トライアル組では最も次に繋がるレースだったと思います。
鮫島駿騎手と高野厩舎といえば、ジャンタルマンタルの
降板が物議を醸しましたが、この馬に関してはデビューから
一貫してコンビを継続中。チャンスを掴めるか注目。
ちなみに、高野厩舎は今回が菊花賞の管理馬初出走。
芝G1で未出走なのは他に有馬記念だけですが、裏を返すと
長距離部門の実績が無い。そこは気になるところです。
1頭くらい出走してるかと思っていたのでちょっと意外。
◆ダノンデサイル
口向きの悪さ、モタれ癖などを矯正しながら徐々に良化。
京成杯を勝利後は休みを挟んで皐月賞に駒を進めましたが
歩様の乱れを感じ取った横山典騎手の判断で競走除外。
幸い、大事に至らなかったとはいえ、そこからダービーに
向けて立て直すのは非常に難しかったと思うのですが、
好位のインで脚を溜める完璧な立ち回りから、直線では
一気に突き抜けて皐月賞馬ジャスティンミラノを撃破。
安田翔厩舎としてはダービー管理馬初出走初勝利でしたが
馬主ダノックスも悲願のクラシック初勝利ということで
色々とおまけがついてきたレースになりました。
ダービーで2着にコンマ3秒以上の差をつける圧勝を
見せた馬の菊花賞成績はグレード制導入後(5-2-0-1)。
勝利しているのは全て三冠馬。この馬は皐月賞を除外されて
いますが、パフォーマンスは三冠馬級と言えるものです。
ちなみに同様の勝ちかたをしながら菊花賞に出走しなかった
(できなかった)馬たちも名馬揃い。フロック視は危険。
勝ちきれるかという観点ではぶっつけ本番が懸念材料。
昨年のタスティエーラが好走したものの、まだ確立された
ローテーションとまでは言えない。厩舎力に期待。
ちなみに、クラシック三冠馬は過去に8頭出ているのに
対し、ダービー・菊花賞の二冠馬は2頭しか出ていません。
最後の達成は1973年のタケホープ。もし叶えば51年ぶり。
皐月賞・菊花賞の二冠馬は8頭居るんですけどねぇ。
◆ヘデントール
新馬戦はジャスティンミラノの2着、1勝クラスでは
後のラジオNIKKEI賞やセントライト記念で上位に好走する
ヤマニンアドホックに勝利。才能の片鱗は見せていましたが
初重賞挑戦となった青葉賞は8着。敗因は位置取りも
そうですが、直線ではフォームが崩れてしまっていました。
まだ馬が緩く、重賞のペースにも対応出来なかった印象。
その後は自己条件に戻り、超スローペースの上がり勝負に
なった町田特別を勝利すると、前走の日本海Sも連勝。
特に日本海Sは前半こそ遅い流れでしたが、後半5Fの
ロングスパート戦。長く脚を使う展開に対応できましたし
徐々に成長していますね。折り合いも問題ありませんので
距離が延びても大丈夫そうです。
課題はやはり出遅れ癖でしょう。身体がしっかりするまで
陣営は無理に矯正しない方針のようです。今回に関しても
スタートが急に速くなることはないと思います。
前走や2走前は少頭数で挽回もしやすかったでしょうけど
ここはそうもいきません。素質の高さは十分感じますし、
伸び代という点ではこのメンバーで最上位の可能性すら
ありますが、本当に良くなるのは来年以降なのかなと。
序盤から中盤は後ろでジッとして、どこかで動き出せる
余裕が残っていれば勝ち負けになってもおかしくないだけの
末脚は持っているものの、現時点で通用するかは未知。
個人的には、昨年のドゥレッツァほどの期待感はない。
◆メイショウタバル
毎日杯を圧勝したことで穴人気に支持された皐月賞は
制御不能の大暴走。初の関東遠征も仇になった印象。
ダービーは挫跖で出走取消。春は不完全燃焼でした。
折り合いに課題を残すなか迎えた前走の神戸新聞杯では
形は大逃げですが暴走までいかず制御できていました。
個人的には2200㍍は少し長いかなと思っていましたが
スタートから馬なりで自然なかたちで先頭に立てましたし
かなりリラックスして走ることが出来た印象です。
馬場が荒れた内を苦にせず、マイペースで運べました。
今回は更に距離が延びますので、ペースを緩める必要が
絶対あると思うのですが、それを出来るかが問題。
逃げ切り勝ちしたコースの1コーナーまでの距離を見ると
毎日杯は650㍍以上、神戸新聞杯は500㍍以上ありましたが
菊花賞は200㍍と非常に短いので、1コーナーの時点で
ハナを取るにはそれ相応にスピードに乗せなければならず
抑えが利くか不安。ソロっと出していって正面直線から
先頭に立つ作戦もアリだと思いますが、そこに至るまで
折り合えるかも不安。いずれにせよ前半の入りが難しい。
終始番手で進められれば1番良いのですが、そういう競馬を
最近していないだけに、それは期待しにくいでしょう。
好走するためには噛み合わないといけない点は多い。
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★気になる穴馬
⇒アドマイヤテラ
右回りで勝利経験がない馬は過去10年で(0-0-0-18)。
現在3連勝中のピースワンデュックは穴人気しそうですが
そもそも左回りしか使っていないのは大きなマイナス。
阿賀野川特別の内容も悪くないですが、僅差の2着だった
バッデレイトが神戸新聞杯で通用しなかったこともあり
個人的にはちょっとどうなのかな、と思っていますので、
条件戦上がりで評価してきるのはこちらの1頭。
京都新聞杯は内の立ち回りが有利でしたが、この馬は
3コーナーで捲って進出。終いは伸びきれなかったものの
立ち回りを考えれば悲観する内容ではないと思います。
2走前は囲まれて進路が開けるまで時間が掛かったぶん
負けましたが、最後の伸びはなかなか良かったですし
前走は直線で追い出されると鋭く加速。後続を突き放して
完勝しており、走る度に強くなっている印象です。
馬混みでしっかり折り合ってゴーサインを出されれば
素直に反応する乗りやすそうなタイプ。
来年はもっと良くなりそうですが、距離と京都コースも
対応できそうですし、鞍上と厩舎も魅力がありますね。
これは完全に"ユーキャンスマイル枠"。押さえたい。
いつもお読み頂きありがとうございます(^^)
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菊花賞の有力馬考察を
していきます。
今年の春クラシックで上位の実績を残しているのは
ダノンデサイル (ダービー1着)
コスモキュランダ(皐月賞2着)
アーバンシック (皐月賞4着)
このあたり。つまりダービーの上位勢はダノンデサイルしか
居らず、そのダノンデサイルも"直行"ということですから
トライアル(特に神戸新聞杯)は若干手薄に見えましたし
夏の上がり馬が人気を集めていたわけです。
ただ、終わってみればダービーに出走していた馬たちが
そのまま3着内を独占。
古馬2勝クラス組が、春のクラシック出走組にもうちょっと
トライアルで肉薄してくるのが普通なんですけどねぇ。
『どうやらこの世代は層が厚そうだぞ』と。
さて、それでは上位人気に支持されそうな6頭の考察です。
◆アーバンシック
『追い込み馬というわけではない』と語っていたのは
前任の横山武騎手。しかし、スタートがあまり速くないため
デビュー以来後方からの競馬が多くなっていました。
皐月賞は流れに乗れて4着でしたが、2走前のダービーは
スローペースでやや折り合いを欠き、直線は伸び脚が冴えず
何頭かを交わすのがやっと。展開的には厳しかったですね。
ルメール騎手に乗り替わった前走のセントライト記念は
前半こそ中団やや後ろ寄りでしたが、内から徐々に位置を
上げていく今までと違うスタイル。折り合いも良かった。
ロス無く溜めたぶんだけコスモキュランダを捉えて勝利。
春に比べて、精神面が少し大人になってきた印象ですね。
1番のポイントは初となる関西遠征をクリアできるかだと
思うのですが、武井厩舎における京都・阪神芝成績を見ると
牝馬は(4-3-4-27)と悪くない一方、牡馬は(0-0-1-24)。
厩舎の遠征実績という点では個人的にはかなり不安です。
ただ、ルメール騎手ならそれを無効化してしまう可能性は
普通にありそう。基本的に巧いですが、長距離の巧さは特に
光ります。また、2022年以降に芝G1で1人気馬に騎乗した
際の成績は(8-2-4-2)。馬券外はマイルCSの2回のみ。
現状、ダノンデサイルが1人気想定にはなっていますが、
もしこちらが1人気になるようならむしろ逆らいづらい。
とはいえ今のところ本命にするつもりは無いんですけどね。
◆コスモキュランダ
今年の弥生賞は珍しく淀み無く流れましたがこれを勝利。
続く皐月賞はモレイラ騎手が完璧なまでに距離ロスを抑えた
好騎乗もありましたが2着。ペースが流れた時の高速決着を
得意としている一方、上がり33秒台を求められたダービーは
掲示板に乗れず6着。スローを見越して中盤でポジションを
上げていきましたが、展開が合いませんでした。
前走のセントライト記念は余裕の手応えで外外を回り、
勝つかに思われましたが、内で溜めていたアーバンシックに
直線で強襲され2着。悪い競馬ではなかったと思いますし
力は示しました。勝ちに行ったというより勝てるつもりで
立ち回ったという印象。それが成功しなかっただけ。
コーナーワークを活かせる中山での好走が目立ちますが
東京ほど上がりが速くなることはないのが菊花賞です。
過去10回で、上がり33秒台を要求されたのは1回のみで、
ダービーより合うんじゃないかと思っています。
アーバンシックを逆転する可能性もあるでしょう。
デムーロ騎手が騎乗した3回はいずれも捲る競馬をして
いますので、今回もペースによっては途中で動きそうです。
動き出しが早すぎなければ、といったところ。
ただ、こちらも厩舎の観点からみて関西圏は少々不安。
牝馬では昨年コラソンビートで実績を作っているのですが
牡馬は出走回数自体が非常に少なく、成績が悪いというより
経験値がほとんど無いに等しいのは気掛かりです。
◆ショウナンラプンタ
折り合いに不安を抱えているなかで距離を延ばしており
このあたりは挑戦的。2着に好走した青葉賞も折り合いは
苦労していましたが、ダービーは更に外枠に入ってしまい
終始外を回らされたうえ、コスモキュランダに擦られて
力んで大敗。ただ、状態面そのものも青葉賞に比べると、
やや落ちていたとも思います。追い切り過程も軽すぎた。
前走の神戸新聞杯もやや外寄りの枠でしたが、敢えて
中団の内を進む競馬。折り合いはかなり良くなっていて、
結果的には外に馬を置いたほうがいいのかもしれません。
道悪は得意ではないと思うのですが、馬場の悪いところを
立ち回ったなかで、最後までしぶとく脚を伸ばしましたし
この馬にとっては本番を見据えた内容だった印象です。
過去10年の菊花賞における神戸新聞杯の1~3着馬は、
前走上がり3位以下だと(0-0-1-9)とかなり低調ですが
2位以内は(5-4-2-5)。約7割は本番でも好走しており、
トライアル組では最も次に繋がるレースだったと思います。
鮫島駿騎手と高野厩舎といえば、ジャンタルマンタルの
降板が物議を醸しましたが、この馬に関してはデビューから
一貫してコンビを継続中。チャンスを掴めるか注目。
ちなみに、高野厩舎は今回が菊花賞の管理馬初出走。
芝G1で未出走なのは他に有馬記念だけですが、裏を返すと
長距離部門の実績が無い。そこは気になるところです。
1頭くらい出走してるかと思っていたのでちょっと意外。
◆ダノンデサイル
口向きの悪さ、モタれ癖などを矯正しながら徐々に良化。
京成杯を勝利後は休みを挟んで皐月賞に駒を進めましたが
歩様の乱れを感じ取った横山典騎手の判断で競走除外。
幸い、大事に至らなかったとはいえ、そこからダービーに
向けて立て直すのは非常に難しかったと思うのですが、
好位のインで脚を溜める完璧な立ち回りから、直線では
一気に突き抜けて皐月賞馬ジャスティンミラノを撃破。
安田翔厩舎としてはダービー管理馬初出走初勝利でしたが
馬主ダノックスも悲願のクラシック初勝利ということで
色々とおまけがついてきたレースになりました。
ダービーで2着にコンマ3秒以上の差をつける圧勝を
見せた馬の菊花賞成績はグレード制導入後(5-2-0-1)。
勝利しているのは全て三冠馬。この馬は皐月賞を除外されて
いますが、パフォーマンスは三冠馬級と言えるものです。
ちなみに同様の勝ちかたをしながら菊花賞に出走しなかった
(できなかった)馬たちも名馬揃い。フロック視は危険。
勝ちきれるかという観点ではぶっつけ本番が懸念材料。
昨年のタスティエーラが好走したものの、まだ確立された
ローテーションとまでは言えない。厩舎力に期待。
ちなみに、クラシック三冠馬は過去に8頭出ているのに
対し、ダービー・菊花賞の二冠馬は2頭しか出ていません。
最後の達成は1973年のタケホープ。もし叶えば51年ぶり。
皐月賞・菊花賞の二冠馬は8頭居るんですけどねぇ。
◆ヘデントール
新馬戦はジャスティンミラノの2着、1勝クラスでは
後のラジオNIKKEI賞やセントライト記念で上位に好走する
ヤマニンアドホックに勝利。才能の片鱗は見せていましたが
初重賞挑戦となった青葉賞は8着。敗因は位置取りも
そうですが、直線ではフォームが崩れてしまっていました。
まだ馬が緩く、重賞のペースにも対応出来なかった印象。
その後は自己条件に戻り、超スローペースの上がり勝負に
なった町田特別を勝利すると、前走の日本海Sも連勝。
特に日本海Sは前半こそ遅い流れでしたが、後半5Fの
ロングスパート戦。長く脚を使う展開に対応できましたし
徐々に成長していますね。折り合いも問題ありませんので
距離が延びても大丈夫そうです。
課題はやはり出遅れ癖でしょう。身体がしっかりするまで
陣営は無理に矯正しない方針のようです。今回に関しても
スタートが急に速くなることはないと思います。
前走や2走前は少頭数で挽回もしやすかったでしょうけど
ここはそうもいきません。素質の高さは十分感じますし、
伸び代という点ではこのメンバーで最上位の可能性すら
ありますが、本当に良くなるのは来年以降なのかなと。
序盤から中盤は後ろでジッとして、どこかで動き出せる
余裕が残っていれば勝ち負けになってもおかしくないだけの
末脚は持っているものの、現時点で通用するかは未知。
個人的には、昨年のドゥレッツァほどの期待感はない。
◆メイショウタバル
毎日杯を圧勝したことで穴人気に支持された皐月賞は
制御不能の大暴走。初の関東遠征も仇になった印象。
ダービーは挫跖で出走取消。春は不完全燃焼でした。
折り合いに課題を残すなか迎えた前走の神戸新聞杯では
形は大逃げですが暴走までいかず制御できていました。
個人的には2200㍍は少し長いかなと思っていましたが
スタートから馬なりで自然なかたちで先頭に立てましたし
かなりリラックスして走ることが出来た印象です。
馬場が荒れた内を苦にせず、マイペースで運べました。
今回は更に距離が延びますので、ペースを緩める必要が
絶対あると思うのですが、それを出来るかが問題。
逃げ切り勝ちしたコースの1コーナーまでの距離を見ると
毎日杯は650㍍以上、神戸新聞杯は500㍍以上ありましたが
菊花賞は200㍍と非常に短いので、1コーナーの時点で
ハナを取るにはそれ相応にスピードに乗せなければならず
抑えが利くか不安。ソロっと出していって正面直線から
先頭に立つ作戦もアリだと思いますが、そこに至るまで
折り合えるかも不安。いずれにせよ前半の入りが難しい。
終始番手で進められれば1番良いのですが、そういう競馬を
最近していないだけに、それは期待しにくいでしょう。
好走するためには噛み合わないといけない点は多い。
ーーーーーーーーー[ P R ]ーーーーーーーーー
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右回りで勝利経験がない馬は過去10年で(0-0-0-18)。
現在3連勝中のピースワンデュックは穴人気しそうですが
そもそも左回りしか使っていないのは大きなマイナス。
阿賀野川特別の内容も悪くないですが、僅差の2着だった
バッデレイトが神戸新聞杯で通用しなかったこともあり
個人的にはちょっとどうなのかな、と思っていますので、
条件戦上がりで評価してきるのはこちらの1頭。
京都新聞杯は内の立ち回りが有利でしたが、この馬は
3コーナーで捲って進出。終いは伸びきれなかったものの
立ち回りを考えれば悲観する内容ではないと思います。
2走前は囲まれて進路が開けるまで時間が掛かったぶん
負けましたが、最後の伸びはなかなか良かったですし
前走は直線で追い出されると鋭く加速。後続を突き放して
完勝しており、走る度に強くなっている印象です。
馬混みでしっかり折り合ってゴーサインを出されれば
素直に反応する乗りやすそうなタイプ。
来年はもっと良くなりそうですが、距離と京都コースも
対応できそうですし、鞍上と厩舎も魅力がありますね。
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