こんにちは~、Tomyです。
有馬記念の有力馬考察を
していきます。
一年の総決算といわれるお祭りレースですからね~。
本当は全頭考察を書きたいところですが………すいません!!
内容を考えるのと、書くのにも結構時間をかける必要が
あるのですが……ちょっとさすがに厳しいです😵
ファン投票上位の10頭でご勘弁を💦💦
それでも少々長いですが、早速いきましょう~。
◆ドウデュース(ファン投票1位)
鞍上:武豊騎手
昨年の有馬記念は実質スローの流れ。勝負どころでは
くの字のコーナリング。明らかに距離ロスが大きい競馬で
尚押し切る強いレースをしていますが、前走のジャパンCは
更にこれより遅い新馬戦のような超ドスローで勝利。
『馬群で揉まれる競馬』と『折り合い』がこの馬の弱点。
後方で脚を溜めて外を回し末脚に懸ける競馬しか出来ない。
しかし、この融通が利かない脚質を逆手にとって考えると
他馬はマークのしようがない。弱点が武器でもあります。
天皇賞秋・ジャパンCを連勝し、秋古馬三冠を狙った馬の
成績は通算で(2-1-0-0)。04年のゼンノロブロイ以来と
なる三連勝が懸かります。そもそも前の2つを勝ってなお
有馬記念に出てきた馬は20年ぶり。全部勝つのは難しいと
いうより、もはや全部出るのも難しくなっている現代競馬。
それに反する昭和の臭いを感じる稀有な存在。使い減りで
力を出せないなんてことはこの馬に限っては考えづらい。
武豊騎手における有馬記念の成績は(4-8-2-13)ですが
コンビで重賞2勝以上挙げた牡馬に限ると(3-7-0-1)。
有馬記念は外枠が不利とされますが、こういうお手馬に
騎乗する際は大半が4枠より内に入っているのも好成績の
要因かなと思います。では、外枠に入ったらどうかですが、
昨年の立ち回りを見ると1周目のホームストレッチの段階で
外目に持ち出しており、内に閉じ込められないように対処。
この馬の場合はむしろ極端な内枠は嫌でしょう。
恐らく8枠より1枠のほうが競馬はしづらいと思います。
◆ダノンデサイル(ファン投票2位)
鞍上:横山典騎手
皐月賞は馬場入りに歩様に異変が発生し競走除外。
今となってはこの鞍上の判断が功を奏することになります。
幸い大事に至らなかったとはいえ、このような状況では
疑いたくもなる日本ダービーでしたが、これを勝利。
道中は好位の内でロスなく立ち回るお手本のような競馬で
皐月賞馬ジャスティンパレスにコンマ4秒差の完勝。
過去のダービーでコンマ2秒以上の決定的着差をつけて
勝っているのは名馬級ばかりであり、これはフロックでは
ないと見ていますが、前走菊花賞は正直残念な結果でした。
序盤は好位につけたものの、折り合いがつかない馬が
複数いたことで入れ替わりの激しい競馬。菊花賞にしては
ペースが落ち着かず、気付けば最後方付近までポジションを
落とすことになってしまい、力を出しきれずに終了。
危険を省みなければもっとアグレッシブな競馬は出来たと
思いますが、横山典騎手はそういう無理なことはしない。
あくまで馬本位の競馬に徹するタイプのジョッキーです。
前走は不完全燃焼に終わったぶん巻き返しに期待したい。
有馬記念で通用する3歳牡馬の多くはダービーで5着以内を
確保した馬。『強い馬が勝つ』と言われるのは菊花賞ですが
有馬記念に関しては、菊花賞よりもダービーの結果のほうを
重要視したいところなので、アーバンシックよりこの馬。
ただ、春の段階で横山典騎手が『中山向きと思えない』と
コメントを残しているとおり、本質的には東京コースが
ベストかなとも。斤量の恩恵を活かして上位を狙いたい。
◆ベラジオオペラ(ファン投票3位)
鞍上:横山和騎手
現4歳世代の牡馬のうち、最も早くから古馬と対戦し
結果を残してきた成長株。昨年のチャレンジCは斤量面の
恩恵がほぼ無いなかG2以下の善戦マン・ボッケリーニを
撃破すると、今年に入ってからは大阪杯でG1初勝利、
宝塚記念でも3着に好走するなど、力をつけています。
休み明けの前走天皇賞秋は、追い切りの動きそのものは
良かったのですが、結果的には陣営がコメントしたとおり
絶好調ほどの気合いが乗っていなかったかなと思います。
展開的には向いていただけに、ちょっと力負けの感。
小回りの持続力勝負に強く、先行好位から長くいい脚を
使うタイプで、中山の内回りは非常に合うと思っていますし
昨年のスプリングSや今年の宝塚記念を見た感じでは
少々馬場が渋っても頑張れるのは強みかなという印象です。
1つ使ったことで、精神面がピリっとしてくれば面白い?
問題は距離をこなせるかでしょうね。少し長い気はする。
2200m以上で勝ち鞍がなくても好走している馬は多いので
誤魔化しが利けば、といったところ。
かなり強豪が集うので、最低限内目の枠が欲しいでしょう。
また、近年の有馬記念においては、ジャパンCをパスした
天皇賞秋組の好走が目立ちますが、それはノーザンF系の
クラブ馬(3-2-1-3)であり、それ以外は(0-0-0-8)。
このローテーションは中央競馬全体のトレンドではなく
言ってしまえば『天栄・しがらきスペシャル』です。
この馬はチャンピオンヒルズ仕上げ。ただ、近年勢いのある
外厩施設ですから、太刀打ちできるかもしれません。
◆ブローザホーン(ファン投票5位)
鞍上:菅原明騎手
馬格がかなり小さいため、そもそもG1レベルとなると
その時点で不利と言えますが、その中で頑張っています。
折り合いが少し難しいところはありつつ、天皇賞春は2着、
そして宝塚記念でG1初勝利。今年に入ってからは特に
力を付けている印象です。
ただ、天皇賞春は中距離G1で通用しそうな馬はほとんど
居ない低調なメンバー、宝塚記念は馬場の得手不得手や
コース取りが大きく影響した特殊なレースではありますね。
秋の始動戦となった京都大賞典はコース適性も評価されて
1人気に支持されるも勝負どころで全くついていけず惨敗。
鞍上の頭には昨年の同レースで発症した心房細動のことが
フラッシュバック。最後は追わずに終了したわけですが、
そもそもあのような高速ロングスパート戦に向いていないし
休み明けどうこうは正直関係ないと思います。
良馬場で上がりの速い競馬になると厳しいだけという印象。
前走のジャパンCも大きく負けましたが、個人的には
そんなに驚きはないですね。
中山芝2500mでは2勝クラス時代に勝利していますし
良馬場では上がりが速くなる東京・京都の中距離戦よりは
舞台適性としては向くんじゃないかなと思っています。
有馬記念は天皇賞春の好走馬、つまりステイヤー気質の馬も
チャンスがあるレースですからね。
まあとはいえ、ここ数年の長距離路線はメンバーレベルが
だいぶ下がっていますので、良馬場開催の中距離G1で
実績がないというのは、力関係的にはどうしても劣ります。
近走は中団後方からの競馬が多いのですが、思いきって
前受けすることができれば……という気はしますが。
◆アーバンシック(ファン投票7位)
鞍上:C.ルメール騎手
横山武騎手が騎乗していた頃『この馬は追込馬という
わけではない』と言っていたのですが、出足が鈍いため
春の時点では後方からの競馬になってしまっていました。
皐月賞はペースが流れて見所のある内容だったのですが、
ダービーはペースが遅すぎたにしても負けすぎでしたね。
もうちょっとやれると思っていたのが正直なところ。
ルメール騎手に乗り替わってからの秋2戦は後方一辺倒
ではなく、ポジションを取って折り合いをつける競馬。
スタートは依然として遅いですが、意識的に位置を取る
レースをしています。
前走の菊花賞はなるべくリズムを崩さず自分のペースで
運んでいた印象で、乱ペースに惑わされず折り合いました。
長距離が得意なルメール騎手らしいレースで見事に勝利。
恐らく今回も出足は遅いので、スタート直後は後方寄りの
ポジションかもしれませんが、途中で動いてくる可能性は
ありそうです。初めてとなる古馬との対決は楽しみ。
ただ、個人的には、人気ほど信用できない気はしていて…。
過去10年の有馬記念における同年の菊花賞馬の成績は
(1-0-2-1)。複勝率は75%ですが、連対率が25%ですので
イメージよりも良くはないな、というふうに感じますし
一番心配なのはルメール騎手の調子がイマイチな点です。
今年の古馬芝G1成績は(0-1-0-8)と結果が出ておらず、
いつもと違って明らかに噛み合わないレースが目立ちます。
3歳限定G1は(3-1-0-1)と全然良かったんですけどね。
『ルメールを勝っておけば安心』とはいえない状況なので
軸をドウデュースにすると、ちょっと買いづらいなぁ。
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◆ディープボンド(ファン投票8位)
鞍上:幸騎手
昨年の宝塚記念あたりからポジションを取れない競馬が
目立つようになり、有馬記念は🅑を着用するも意味は無し。
元からズブい馬ですが、年齢的に厳しいか…と思いましたが
今年に入ってからは再び好位を取る競馬が出来ています。
天皇賞春で4年連続馬券圏内を確保。依然としてG1は
未勝利ながらファン投票で上位に食い込むだけの魅力が
この馬にはありますよね。思わず応援したくなります。
前走の京都大賞典は惜しくも2着でしたが、高速決着に
対応し、2400mの持ち時計を縮めるのだから大したもの。
この時計は馬場に由来するし、上位に入った馬たちにしても
中距離部門のG1では厳しいであろうメンバーなんですが
ディープボンド自身はG2レベルであれば、まだまだ地力は
通用しますし、息の長い活躍を見せています。
上がりの速い競馬は若い時から苦手としていますので
天皇賞春以外にチャンスがあるG1は有馬記念くらいです。
2年前は枠が悪すぎたことと、雪の影響で輸送時間が長引き
コンディションが万全で無かったゆえの8着でしたし、
昨年は枠こそ良かったですが、ポジションを取れずに終了。
今年はジャパンCをパスしてここ1本勝負なわけですし、
臨戦過程は計画的。凱旋門賞帰りで好走した3年前よりも
むしろ良いのではないか、と思います。
7歳馬が3年ぶりにリピートするのは現実的ではないかも
しれませんが、好枠を引ければ見せ場があっていい。
◆スタニングローズ(ファン投票9位)
鞍上:C.デムーロ騎手 → R.ムーア騎手
キングカメハメハ産駒の牝馬というと、古馬になってから
飛躍するケースはほぼ無いのですが、スターズオンアース、
ナミュールの2頭と共にオークス・秋華賞で連続好走した
実力は本物で、同じだけ走れれば十分やれると思っていた
エリザベス女王杯で復活の勝利。
今年の大阪杯はほぼ1年ぶりの実戦で尚且つ初めて逃げる
羽目になってしまったし、1800m以下は短いという印象は
以前からあったので、ヴィクトリアMとクイーンSの敗戦も
想定内。個人的にはあまり驚きはしませんでした。
ラストランの今回は、初の2500m戦となるわけですが
折り合いに問題があるような馬ではないのでこなしそう。
鞍上はムーア騎手に乗り替わりですが、特異な癖もない
タイプですから、大きなマイナスにはならないでしょう。
今年のメンバーのうち、ほぼほぼ確実に先行できるであろう
安定したスタートを切れるような馬は、ベラジオオペラと
ディープボンド、あとはスターズオンアースくらいでは。
そんなに多くないのでね。武器になるかなと思います。
有馬記念では、父キングマンボ系の馬が勝ったことは
ありませんのでドンピシャなレースとは言えないにしても
近年は特に、2,3着に好走するシーンが目立ちますし
勝ちきれないにしても上位入線はあっても驚けません。
『バラ一族の牝馬』というと、牝馬限定G1のイメージが
強いのですが、牡馬混合G1に出走したのは私の記憶では
安田記念に挑戦したローズバドくらいなものです。
(違ってたらすいません)
まあそもそも牝馬限定G1を勝ったのもこの馬だけなので
言ってしまえば、バラ一族牝馬の最高傑作なんですよね。
◆ジャスティンパレス(ファン投票10位)
鞍上:C.デムーロ騎手 → 坂井騎手
昨年の有馬記念は1人気。ただこれはどの馬も決定打が
無い中で、超高速決着の天皇賞秋でイクイノックスに次ぐ
2着と好走したことと、無難な枠に入った結果押し出されて
そうなってしまった………という感じでしょうかね。
後方に構えてドウデュースを追いかけようとしたのですが
小回りでの機動力が無いため捲りきれませんでした。
なので、もうちょっと前目のポジションに居てもらいたい
ところですが、古馬になってからは日本人騎手が騎乗すると
特に位置が後方寄り。この乗り替わりはマイナスかも。
ただ、前走ジャパンCで『4~5着』に程よく負けた馬は
有馬記念でジャンプアップする傾向。このデータはプラス。
天皇賞秋もそうですが、かなり遅いペースでしたからね。
展開が向いたとは言い難いですし、内容は悪くありません。
近2走の結果を見ても、ドウデュースより後ろから運んでは
ほぼほぼ勝ち目が無いのは分かりきっていますし、どうにか
坂井騎手には好位を確保してもらいたいものです。
有馬記念はディープインパクト産駒の相性が悪いのですが
馬券に絡んだ牡馬(フィエールマン、サトノダイヤモンド、
ワールドプレミア)は、長距離での活躍が目立つ馬でした。
なので血統的にはどちらかといえば向かないと思いますが、
元の能力は高いので距離適性でカバーが利いている感じ。
ジャスティンパレス自身も長距離向きのディープ産駒ですし
好走の資格はあるでしょうけど、全ては位置取り次第。
◆レガレイラ(ファン投票13位)
鞍上:C.ルメール騎手 → 戸崎騎手
牝馬でありながらデビュー当初から中距離に特化して
使われてきており、牡馬との斤量差が1キロしかない
ホープフルSに出走し、牝馬として初の勝利。この時点で
牡馬クラシック路線への参戦を見据え、そして今年は
そのレールに乗ったものの、結果としては6着、5着。
上がり33秒台もしくはそれ以上の決め手はありますが
スタートが遅いですし追走力がないため、前半のペースが
極端に緩かったり、高速決着すぎると間に合いません。
前走のエリザベス女王杯は、追い切りの動きも良かったし
課題だったスタートも決まったのですが、勝負どころで
内を選択してしまったのが運の尽き。ルメール騎手にしては
珍しくスムーズさを欠くことになってしました。
結果的には外へ持ち出した馬がよく伸びたレースでもあり
うまくいかなさすぎましたね。勿体ない競馬でしたけど、
今までとは違うボジションで立ち回ったのはいい経験。
今年はずっと人気を集めていたものの1度も馬券圏内に
好走できていませんから今回はだいぶ人気は落ちそう。
ただ、よほどでなければ上がりの速い競馬にはならない
有馬記念だったら面白いんじゃないかなと思っています。
『ジャパンCで2着に好走した馬を負かしたことがある
G1馬が斤量54㌔、且つ人気薄で買える』わけです。
また、鞍上の戸崎騎手が古馬芝G1でサンデーRの馬に
騎乗した際の成績は(3-3-1-3)。掲示板を外したのは
1度のみという点も推せる材料。
◆スターズオンアース(ファン投票19位)
鞍上:川田騎手
今年初戦のドバイSCは直前にルメール騎手の負傷があり
急遽の乗り替わりは痛かった。右にモタれる癖は若い頃から
みられましたが、それが顕著に出てしまいました。
そのまま休養入り。立て直しに時間が掛かり国内復帰戦は
約8ヶ月後のジャパンCでした。
明確な逃げ馬がおらず、かなりのスローペースでしたが、
道中の位置取りを考えると本来の力は出ていない7着。
今年ドバイ遠征した芝馬はすべて帰国初戦で凡走しており、
この馬とて例外ではなかったということ。
叩き2戦目での巻き返しに期待したいところなのですが
過去10年の有馬記念において、前走ジャパンCで6着以下
だった馬の成績は(0-0-0-30)。これはかなりキビシイ…。
昨年の有馬記念はスタートから積極的に位置を取りに行き
外枠の不利を帳消しにする神業のようなレースで2着。
恐らくスターズオンアース史上、最も好スタートを決めた
レースですが、若い頃よりゲートはうまくなっていますし
今年もスタートを決めて好位につける競馬が理想ですね。
鞍上の川田騎手における有馬記念の成績は(0-1-0-10)。
あまり良くないですが、実は致し方ない面もあります。
11回のうち7回は『7~8枠』。これはキツいですよ……。
個人的に思う有馬記念の好枠は『3~5枠』なのですが、
川田騎手は1度もその枠に入ったことはございません。
スターズオンアース自身も外枠率が高いですが、そろそろ
いい枠を引かせてあげたいですね。人馬ともに。
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10頭の考察を書きましたが、これ以外に印を打とうか
考えているのは2~3頭。中でも1頭挙げるならコレ。
小回りコースでの機動力という意味ではかなりある馬で、
前走は後方から捲る競馬で惜しい2着。
勝った馬は2400m級のG1では世界トップレベルであり、
その馬に迫ったというのは高く評価できる内容でした。
折り合いが難しいのが厄介で、果たして初めてコンビを
組む鞍上がうまく御せるのかという問題はあるのですが、
ドウデュースと同じような位置で運んで、後半の捲りに
ついていける可能性が1番あるのはこの馬かなと思います。
前半をどう乗り切るかがポイントになるでしょう。
馬格も十分ありますし、血統的にも非常に合いそう。
天皇賞秋・ジャパンCといった東京のG1には向かないと
思うのですが、有馬記念なら勝っても不思議はないです。
ただし、馬場は渋ってほしくありませんけどね。
個人的には『第3の本命候補』。
いつもお読み頂きありがとうございます(^^)
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有馬記念の有力馬考察を
していきます。
一年の総決算といわれるお祭りレースですからね~。
本当は全頭考察を書きたいところですが………すいません!!
内容を考えるのと、書くのにも結構時間をかける必要が
あるのですが……ちょっとさすがに厳しいです😵
ファン投票上位の10頭でご勘弁を💦💦
それでも少々長いですが、早速いきましょう~。
◆ドウデュース(ファン投票1位)
鞍上:武豊騎手
昨年の有馬記念は実質スローの流れ。勝負どころでは
くの字のコーナリング。明らかに距離ロスが大きい競馬で
尚押し切る強いレースをしていますが、前走のジャパンCは
更にこれより遅い新馬戦のような超ドスローで勝利。
『馬群で揉まれる競馬』と『折り合い』がこの馬の弱点。
後方で脚を溜めて外を回し末脚に懸ける競馬しか出来ない。
しかし、この融通が利かない脚質を逆手にとって考えると
他馬はマークのしようがない。弱点が武器でもあります。
天皇賞秋・ジャパンCを連勝し、秋古馬三冠を狙った馬の
成績は通算で(2-1-0-0)。04年のゼンノロブロイ以来と
なる三連勝が懸かります。そもそも前の2つを勝ってなお
有馬記念に出てきた馬は20年ぶり。全部勝つのは難しいと
いうより、もはや全部出るのも難しくなっている現代競馬。
それに反する昭和の臭いを感じる稀有な存在。使い減りで
力を出せないなんてことはこの馬に限っては考えづらい。
武豊騎手における有馬記念の成績は(4-8-2-13)ですが
コンビで重賞2勝以上挙げた牡馬に限ると(3-7-0-1)。
有馬記念は外枠が不利とされますが、こういうお手馬に
騎乗する際は大半が4枠より内に入っているのも好成績の
要因かなと思います。では、外枠に入ったらどうかですが、
昨年の立ち回りを見ると1周目のホームストレッチの段階で
外目に持ち出しており、内に閉じ込められないように対処。
この馬の場合はむしろ極端な内枠は嫌でしょう。
恐らく8枠より1枠のほうが競馬はしづらいと思います。
◆ダノンデサイル(ファン投票2位)
鞍上:横山典騎手
皐月賞は馬場入りに歩様に異変が発生し競走除外。
今となってはこの鞍上の判断が功を奏することになります。
幸い大事に至らなかったとはいえ、このような状況では
疑いたくもなる日本ダービーでしたが、これを勝利。
道中は好位の内でロスなく立ち回るお手本のような競馬で
皐月賞馬ジャスティンパレスにコンマ4秒差の完勝。
過去のダービーでコンマ2秒以上の決定的着差をつけて
勝っているのは名馬級ばかりであり、これはフロックでは
ないと見ていますが、前走菊花賞は正直残念な結果でした。
序盤は好位につけたものの、折り合いがつかない馬が
複数いたことで入れ替わりの激しい競馬。菊花賞にしては
ペースが落ち着かず、気付けば最後方付近までポジションを
落とすことになってしまい、力を出しきれずに終了。
危険を省みなければもっとアグレッシブな競馬は出来たと
思いますが、横山典騎手はそういう無理なことはしない。
あくまで馬本位の競馬に徹するタイプのジョッキーです。
前走は不完全燃焼に終わったぶん巻き返しに期待したい。
有馬記念で通用する3歳牡馬の多くはダービーで5着以内を
確保した馬。『強い馬が勝つ』と言われるのは菊花賞ですが
有馬記念に関しては、菊花賞よりもダービーの結果のほうを
重要視したいところなので、アーバンシックよりこの馬。
ただ、春の段階で横山典騎手が『中山向きと思えない』と
コメントを残しているとおり、本質的には東京コースが
ベストかなとも。斤量の恩恵を活かして上位を狙いたい。
◆ベラジオオペラ(ファン投票3位)
鞍上:横山和騎手
現4歳世代の牡馬のうち、最も早くから古馬と対戦し
結果を残してきた成長株。昨年のチャレンジCは斤量面の
恩恵がほぼ無いなかG2以下の善戦マン・ボッケリーニを
撃破すると、今年に入ってからは大阪杯でG1初勝利、
宝塚記念でも3着に好走するなど、力をつけています。
休み明けの前走天皇賞秋は、追い切りの動きそのものは
良かったのですが、結果的には陣営がコメントしたとおり
絶好調ほどの気合いが乗っていなかったかなと思います。
展開的には向いていただけに、ちょっと力負けの感。
小回りの持続力勝負に強く、先行好位から長くいい脚を
使うタイプで、中山の内回りは非常に合うと思っていますし
昨年のスプリングSや今年の宝塚記念を見た感じでは
少々馬場が渋っても頑張れるのは強みかなという印象です。
1つ使ったことで、精神面がピリっとしてくれば面白い?
問題は距離をこなせるかでしょうね。少し長い気はする。
2200m以上で勝ち鞍がなくても好走している馬は多いので
誤魔化しが利けば、といったところ。
かなり強豪が集うので、最低限内目の枠が欲しいでしょう。
また、近年の有馬記念においては、ジャパンCをパスした
天皇賞秋組の好走が目立ちますが、それはノーザンF系の
クラブ馬(3-2-1-3)であり、それ以外は(0-0-0-8)。
このローテーションは中央競馬全体のトレンドではなく
言ってしまえば『天栄・しがらきスペシャル』です。
この馬はチャンピオンヒルズ仕上げ。ただ、近年勢いのある
外厩施設ですから、太刀打ちできるかもしれません。
◆ブローザホーン(ファン投票5位)
鞍上:菅原明騎手
馬格がかなり小さいため、そもそもG1レベルとなると
その時点で不利と言えますが、その中で頑張っています。
折り合いが少し難しいところはありつつ、天皇賞春は2着、
そして宝塚記念でG1初勝利。今年に入ってからは特に
力を付けている印象です。
ただ、天皇賞春は中距離G1で通用しそうな馬はほとんど
居ない低調なメンバー、宝塚記念は馬場の得手不得手や
コース取りが大きく影響した特殊なレースではありますね。
秋の始動戦となった京都大賞典はコース適性も評価されて
1人気に支持されるも勝負どころで全くついていけず惨敗。
鞍上の頭には昨年の同レースで発症した心房細動のことが
フラッシュバック。最後は追わずに終了したわけですが、
そもそもあのような高速ロングスパート戦に向いていないし
休み明けどうこうは正直関係ないと思います。
良馬場で上がりの速い競馬になると厳しいだけという印象。
前走のジャパンCも大きく負けましたが、個人的には
そんなに驚きはないですね。
中山芝2500mでは2勝クラス時代に勝利していますし
良馬場では上がりが速くなる東京・京都の中距離戦よりは
舞台適性としては向くんじゃないかなと思っています。
有馬記念は天皇賞春の好走馬、つまりステイヤー気質の馬も
チャンスがあるレースですからね。
まあとはいえ、ここ数年の長距離路線はメンバーレベルが
だいぶ下がっていますので、良馬場開催の中距離G1で
実績がないというのは、力関係的にはどうしても劣ります。
近走は中団後方からの競馬が多いのですが、思いきって
前受けすることができれば……という気はしますが。
◆アーバンシック(ファン投票7位)
鞍上:C.ルメール騎手
横山武騎手が騎乗していた頃『この馬は追込馬という
わけではない』と言っていたのですが、出足が鈍いため
春の時点では後方からの競馬になってしまっていました。
皐月賞はペースが流れて見所のある内容だったのですが、
ダービーはペースが遅すぎたにしても負けすぎでしたね。
もうちょっとやれると思っていたのが正直なところ。
ルメール騎手に乗り替わってからの秋2戦は後方一辺倒
ではなく、ポジションを取って折り合いをつける競馬。
スタートは依然として遅いですが、意識的に位置を取る
レースをしています。
前走の菊花賞はなるべくリズムを崩さず自分のペースで
運んでいた印象で、乱ペースに惑わされず折り合いました。
長距離が得意なルメール騎手らしいレースで見事に勝利。
恐らく今回も出足は遅いので、スタート直後は後方寄りの
ポジションかもしれませんが、途中で動いてくる可能性は
ありそうです。初めてとなる古馬との対決は楽しみ。
ただ、個人的には、人気ほど信用できない気はしていて…。
過去10年の有馬記念における同年の菊花賞馬の成績は
(1-0-2-1)。複勝率は75%ですが、連対率が25%ですので
イメージよりも良くはないな、というふうに感じますし
一番心配なのはルメール騎手の調子がイマイチな点です。
今年の古馬芝G1成績は(0-1-0-8)と結果が出ておらず、
いつもと違って明らかに噛み合わないレースが目立ちます。
3歳限定G1は(3-1-0-1)と全然良かったんですけどね。
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鞍上:幸騎手
昨年の宝塚記念あたりからポジションを取れない競馬が
目立つようになり、有馬記念は🅑を着用するも意味は無し。
元からズブい馬ですが、年齢的に厳しいか…と思いましたが
今年に入ってからは再び好位を取る競馬が出来ています。
天皇賞春で4年連続馬券圏内を確保。依然としてG1は
未勝利ながらファン投票で上位に食い込むだけの魅力が
この馬にはありますよね。思わず応援したくなります。
前走の京都大賞典は惜しくも2着でしたが、高速決着に
対応し、2400mの持ち時計を縮めるのだから大したもの。
この時計は馬場に由来するし、上位に入った馬たちにしても
中距離部門のG1では厳しいであろうメンバーなんですが
ディープボンド自身はG2レベルであれば、まだまだ地力は
通用しますし、息の長い活躍を見せています。
上がりの速い競馬は若い時から苦手としていますので
天皇賞春以外にチャンスがあるG1は有馬記念くらいです。
2年前は枠が悪すぎたことと、雪の影響で輸送時間が長引き
コンディションが万全で無かったゆえの8着でしたし、
昨年は枠こそ良かったですが、ポジションを取れずに終了。
今年はジャパンCをパスしてここ1本勝負なわけですし、
臨戦過程は計画的。凱旋門賞帰りで好走した3年前よりも
むしろ良いのではないか、と思います。
7歳馬が3年ぶりにリピートするのは現実的ではないかも
しれませんが、好枠を引ければ見せ場があっていい。
◆スタニングローズ(ファン投票9位)
鞍上:C.デムーロ騎手 → R.ムーア騎手
キングカメハメハ産駒の牝馬というと、古馬になってから
飛躍するケースはほぼ無いのですが、スターズオンアース、
ナミュールの2頭と共にオークス・秋華賞で連続好走した
実力は本物で、同じだけ走れれば十分やれると思っていた
エリザベス女王杯で復活の勝利。
今年の大阪杯はほぼ1年ぶりの実戦で尚且つ初めて逃げる
羽目になってしまったし、1800m以下は短いという印象は
以前からあったので、ヴィクトリアMとクイーンSの敗戦も
想定内。個人的にはあまり驚きはしませんでした。
ラストランの今回は、初の2500m戦となるわけですが
折り合いに問題があるような馬ではないのでこなしそう。
鞍上はムーア騎手に乗り替わりですが、特異な癖もない
タイプですから、大きなマイナスにはならないでしょう。
今年のメンバーのうち、ほぼほぼ確実に先行できるであろう
安定したスタートを切れるような馬は、ベラジオオペラと
ディープボンド、あとはスターズオンアースくらいでは。
そんなに多くないのでね。武器になるかなと思います。
有馬記念では、父キングマンボ系の馬が勝ったことは
ありませんのでドンピシャなレースとは言えないにしても
近年は特に、2,3着に好走するシーンが目立ちますし
勝ちきれないにしても上位入線はあっても驚けません。
『バラ一族の牝馬』というと、牝馬限定G1のイメージが
強いのですが、牡馬混合G1に出走したのは私の記憶では
安田記念に挑戦したローズバドくらいなものです。
(違ってたらすいません)
まあそもそも牝馬限定G1を勝ったのもこの馬だけなので
言ってしまえば、バラ一族牝馬の最高傑作なんですよね。
◆ジャスティンパレス(ファン投票10位)
鞍上:C.デムーロ騎手 → 坂井騎手
昨年の有馬記念は1人気。ただこれはどの馬も決定打が
無い中で、超高速決着の天皇賞秋でイクイノックスに次ぐ
2着と好走したことと、無難な枠に入った結果押し出されて
そうなってしまった………という感じでしょうかね。
後方に構えてドウデュースを追いかけようとしたのですが
小回りでの機動力が無いため捲りきれませんでした。
なので、もうちょっと前目のポジションに居てもらいたい
ところですが、古馬になってからは日本人騎手が騎乗すると
特に位置が後方寄り。この乗り替わりはマイナスかも。
ただ、前走ジャパンCで『4~5着』に程よく負けた馬は
有馬記念でジャンプアップする傾向。このデータはプラス。
天皇賞秋もそうですが、かなり遅いペースでしたからね。
展開が向いたとは言い難いですし、内容は悪くありません。
近2走の結果を見ても、ドウデュースより後ろから運んでは
ほぼほぼ勝ち目が無いのは分かりきっていますし、どうにか
坂井騎手には好位を確保してもらいたいものです。
有馬記念はディープインパクト産駒の相性が悪いのですが
馬券に絡んだ牡馬(フィエールマン、サトノダイヤモンド、
ワールドプレミア)は、長距離での活躍が目立つ馬でした。
なので血統的にはどちらかといえば向かないと思いますが、
元の能力は高いので距離適性でカバーが利いている感じ。
ジャスティンパレス自身も長距離向きのディープ産駒ですし
好走の資格はあるでしょうけど、全ては位置取り次第。
◆レガレイラ(ファン投票13位)
鞍上:C.ルメール騎手 → 戸崎騎手
牝馬でありながらデビュー当初から中距離に特化して
使われてきており、牡馬との斤量差が1キロしかない
ホープフルSに出走し、牝馬として初の勝利。この時点で
牡馬クラシック路線への参戦を見据え、そして今年は
そのレールに乗ったものの、結果としては6着、5着。
上がり33秒台もしくはそれ以上の決め手はありますが
スタートが遅いですし追走力がないため、前半のペースが
極端に緩かったり、高速決着すぎると間に合いません。
前走のエリザベス女王杯は、追い切りの動きも良かったし
課題だったスタートも決まったのですが、勝負どころで
内を選択してしまったのが運の尽き。ルメール騎手にしては
珍しくスムーズさを欠くことになってしました。
結果的には外へ持ち出した馬がよく伸びたレースでもあり
うまくいかなさすぎましたね。勿体ない競馬でしたけど、
今までとは違うボジションで立ち回ったのはいい経験。
今年はずっと人気を集めていたものの1度も馬券圏内に
好走できていませんから今回はだいぶ人気は落ちそう。
ただ、よほどでなければ上がりの速い競馬にはならない
有馬記念だったら面白いんじゃないかなと思っています。
『ジャパンCで2着に好走した馬を負かしたことがある
G1馬が斤量54㌔、且つ人気薄で買える』わけです。
また、鞍上の戸崎騎手が古馬芝G1でサンデーRの馬に
騎乗した際の成績は(3-3-1-3)。掲示板を外したのは
1度のみという点も推せる材料。
◆スターズオンアース(ファン投票19位)
鞍上:川田騎手
今年初戦のドバイSCは直前にルメール騎手の負傷があり
急遽の乗り替わりは痛かった。右にモタれる癖は若い頃から
みられましたが、それが顕著に出てしまいました。
そのまま休養入り。立て直しに時間が掛かり国内復帰戦は
約8ヶ月後のジャパンCでした。
明確な逃げ馬がおらず、かなりのスローペースでしたが、
道中の位置取りを考えると本来の力は出ていない7着。
今年ドバイ遠征した芝馬はすべて帰国初戦で凡走しており、
この馬とて例外ではなかったということ。
叩き2戦目での巻き返しに期待したいところなのですが
過去10年の有馬記念において、前走ジャパンCで6着以下
だった馬の成績は(0-0-0-30)。これはかなりキビシイ…。
昨年の有馬記念はスタートから積極的に位置を取りに行き
外枠の不利を帳消しにする神業のようなレースで2着。
恐らくスターズオンアース史上、最も好スタートを決めた
レースですが、若い頃よりゲートはうまくなっていますし
今年もスタートを決めて好位につける競馬が理想ですね。
鞍上の川田騎手における有馬記念の成績は(0-1-0-10)。
あまり良くないですが、実は致し方ない面もあります。
11回のうち7回は『7~8枠』。これはキツいですよ……。
個人的に思う有馬記念の好枠は『3~5枠』なのですが、
川田騎手は1度もその枠に入ったことはございません。
スターズオンアース自身も外枠率が高いですが、そろそろ
いい枠を引かせてあげたいですね。人馬ともに。
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10頭の考察を書きましたが、これ以外に印を打とうか
考えているのは2~3頭。中でも1頭挙げるならコレ。
小回りコースでの機動力という意味ではかなりある馬で、
前走は後方から捲る競馬で惜しい2着。
勝った馬は2400m級のG1では世界トップレベルであり、
その馬に迫ったというのは高く評価できる内容でした。
折り合いが難しいのが厄介で、果たして初めてコンビを
組む鞍上がうまく御せるのかという問題はあるのですが、
ドウデュースと同じような位置で運んで、後半の捲りに
ついていける可能性が1番あるのはこの馬かなと思います。
前半をどう乗り切るかがポイントになるでしょう。
馬格も十分ありますし、血統的にも非常に合いそう。
天皇賞秋・ジャパンCといった東京のG1には向かないと
思うのですが、有馬記念なら勝っても不思議はないです。
ただし、馬場は渋ってほしくありませんけどね。
個人的には『第3の本命候補』。
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