こんにちは~、Tomyです。

桜花賞の有力馬考察を
していきます。

 アルテミスS組が阪神JFで勝ち負けできなかったのが
事の発端だと思いますが、今年の牝馬クラシック勢力図は
いつもと様相が違っていて難しいですよね~。

 1.阪神JFが京都だったからダメだったのか
 2.アルテミスS組が強くないのか

 普通なら阪神JF上位馬を素直に評価するのが
『桜花賞のセオリー』ですが、今年はそもそも阪神JFが
当てにならないレース、ということも無い話ではないと。
一方、やはり阪神JF上位馬は当てにすべき、という考えも
アリです。
個人的には、どちらかというとアルテミスS組があんまり
強くなかった説のほうがしっくり来る気はしていますが。
 そして難しくさせる要素がもう1つ2つ出てきました。
フェアリーSクイーンC
2レースとも『例年より決着時計が非常に速かった』ことで
勝ち馬はかなり強いのではないか、との見方はあります。
では、実際にどうなのか、考えてみたいと思います。

注目の別路線組◆①フェアリーS勝ち馬
 【前走着差】と【桜花賞成績】

 25年 0.5秒 エリカエクスプレス ??
 20年 0.4秒 スマイルカナ    3着
 21年 0.4秒 ファインルージュ  3着

 16年 0.3秒 ビービーバーレル  9着
 18年 0.2秒 プリモシーン    10着
 15年 0.1秒 ノットフォーマル  5着
 17年 0.1秒 ライジングリーズン 8着
 22年 0.1秒 ライラック     16着
 19年 0.0秒 フィリアプーラ   15着
 23年 0.0秒 キタウイング    12着
 24年 0.0秒 イフェイオン    11着


 フェアリーSは、1月という微妙な時期ということで
少なくとも阪神JF上位馬はほとんど出てきません。
なので、出走馬のレベルはどっこいどっこいというのが
普通ですが、近年のフェアリーS勝ち馬のうち、
『2着馬に圧倒的着差』をつけてきた2頭は好走。
実績馬が少ないなかでも、圧勝していた馬であれば桜花賞も
通用するであろうという考え方
をしています。
エリカエクスプレスは、スマイルカナ・ファインルージュを
更に上回る『0.5秒差』の圧勝であり、勝ち時計が速いから
というよりは、パフォーマンスが抜けていた点を評価。


注目の別路線組◆②クイーンC勝ち馬
 【前走初角位置】と【桜花賞成績】

 16年 1番手 メジャーエンブレム 4着
 20年 2番手 ミヤマザクラ    5着
 25年 2番手 エンブロイダリー  ??
 19年 6番手 クロノジェネシス  3着
 21年 6番手 アカイトリノムスメ 4着
 23年 6番手 ハーパー      4着

 15年 8番手 キャットコイン   7着
 17年 8番手 アドマイヤミヤビ  12着
 24年 11番手 クイーンズウォーク 8着
 22年 13番手 プレサージュリフト 11着


 クイーンCは、トライアルよりは本番まで間隔が空き、
かといって空きすぎるわけではない中途半端な時期。
阪神JF上位馬が出てきたり出てこなかったりですが、
注目したいのは『前走の位置取り』ですね。
後方からゴボウ抜き……みたいな派手なレースで勝った馬は
まったく当てにならず
。本番では追走力が足らないケースが
目立っています。
 追走力を養えるようなレースをして勝った馬に関しては
桜花賞で全て掲示板入り。明確な成績差
があります。
前走2番手から押し切るかたちのエンブロイダリー
勝ち方を評価しておくべきかなと思います。

 阪神JF上位馬に比べると1枚落ちることが多いのが
フェアリーS・クイーンCですが、例年も上記のような
レースをしていた馬は本番でも良いところに来ています。
 エリカエクスプレス、エンブロイダリーの2頭は、
例年に照らし合わせたとしても押さえておく必要があります
ので、今年の流れを見ると、上位人気に支持されるのも
妥当ですし、怖い存在ではありますね。

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 さて、前置きがかなり長くなってしまいましたが、
有力馬6頭の考察をしていきましょう~。


◆アルマヴェローチェ
 前走の阪神JFは『1600m』も『良馬場』も未経験。
デビューからの2戦は馬場が緩い洋芝だったということで
異なるスピードレンジへの対応がカギかなと思いましたが
難なくクリアして2歳女王へ。
 阪神JF勝ち馬が、トライアルを挟まずに桜花賞へ直行
した場合の成績は(2-1-0-0)。近年のトレンド
ですね。
果たして"京都開催の阪神JF"は当てにしていいのか
という話ですが、個人的には阪神JFのコースどうこうは
あんまり関係ないかなと思っています。
阪神と京都の違いはありますが、例えばシンザン記念だとか
エルフィンSといった京都マイルの別路線組は桜花賞での
好走が多く見られますし、阪神じゃないとダメとは思わず。
直線平坦なコースしか経験していない、という点に関しては
クリアしないといけませんが、
 あとは前走よりも高速馬場になった時がどうかですけど
当日は☔が降る可能性があり、そうなったらそうなったで
札幌の道悪でも苦にしなかったこの馬からすれば相対的に
プラスに働きそう。


◆エリカエクスプレス
 前走のフェアリーSは、メンバーレベル自体はあまり
高くなかった認識ですがこれは例年どおりのことです。
例年どおりでなかったのは、この馬自身のパフォーマンス。
4コーナーで明らかに1頭だけ手応えが違っていましたし
最後はほとんど流しており、良い意味で実力は未知数。
1戦1勝の立場、尚且つ長距離輸送をクリアしたうえでの
あの走りは評価するべきで、スタートセンスが大きな武器

多少序盤は行きたがるところがあり、G1のほうがむしろ
流れに乗りやすいかもしれません。
 血統的には『母父Galileo』。直線の長い阪神外回りで
ワンランク上の末脚勝負になったときに対応できるかは
ポイント
だと思いますが、☔が降るのはこの馬にとっては
逆にプラスなんじゃないかな、という印象です。
あとは、馬格がそれほど大きくない点は気になりますね。
ひと昔前の桜花賞は小さい馬に有利な傾向すらありましたが
現状は、馬格が大きめの馬が圧倒的優位に立っていますから
『馬体重の壁』を越えられるか注目しています。


◆エンブロイダリー
 前走のクイーンCは頭数が多少増えたなかでスムーズに
先行できたのが1番の勝因だったかなぁと思いますが、
序盤のペースは速く、差し・追込馬が上位に来る展開で
2番手から押し切るかたち。直線で先頭に立ってからは
他馬が差をつめられずで、完勝と言って良い内容でした。
前述のとおり、クイーンCで前目につけて勝利した馬は
警戒すべきだろうと認識しています。
右回りは、サフラン賞で1度負けたっきりではあるものの、
当時の敗因は出遅れ。今回も引き続きスタートに関しては
懸念材料かもしれませんが、右回り自体は特に気にならず。
父はアドマイヤマーズ。初年度産駒なのでまだハッキリとは
わからない部分はありますが、阪神も合いそうです。
 一方、関西圏のレースは今回が初めてというのはカギ。
先月末から栗東滞在で調整が進められているようですが、
森一誠厩舎はまだ開業2年目。関西圏のレース実績は
皆無に等しく、ノウハウの面でどうでしょう
か。
 また、馬場が渋ったときはちょっと不安かもしれません。
クイーンCであれほどの時計をマークできるほどスピードに
長けていることを考えると、道悪ではパフォーマンスを
落とす可能性は十分有り得る
かなと思います。


◆ショウナンザナドゥ
 昨年の阪神JFは4着。アルテミスSはロスのある競馬
でしたし、1,2着馬を逆転することは全然有り得ると
思っていましたので、これは実力を示した
と見ていい。
 年明け初戦はクイーンCに参戦するも伸びを欠き9着。
ペースもキツかったですが、ここまで負けてしまった要因は
馬体重を減らしてしまったことが挙げられると思います。
あまり大きくない馬ですし、これは痛かったでしょう。
前走のフィリーズRは馬体重も戻して勝利していますが、
メンバーレベルを考えると勝って当然の相手
ではあるし
引き続き馬体重をキープできるかが最大のポイント。
 前走フィリーズRから桜花賞で馬券に絡んでいる馬は
『阪神JFで5着以内』『前走1人気』『前走2着以内』
3つの共通点がありますが、この馬は2つのみ該当。
恐らく、休み明けでフィリーズRに出ていれば1人気に
なっていたでしょうけど、クイーンCで賞金を加算できず
一戦多く使うことになったのがプラスに働くかどうか

さすがに460㌔を越えてこないでしょうし、桜花賞における
勝ち馬の傾向からは外れるので、高くは評価しづらい。


◆ビップデイジー
 デビュー戦は420㌔台と小さく、2戦目の紫菊賞で
プラス体重だったのは好感が持てますし、阪神JFでも
微減に留められたのは大きかったかなと思います。
 ところが前走のチューリップ賞は休み明けにも関わらず
馬体重は更に少し減っており、身体の成長があまり見えず

この馬にとっては前哨戦でしたし、3着に負けたこと自体は
そんなに悲観しなくていい見方もありますが、他の有力馬が
出ていなかったですから、物足りなくも映る
印象です。
単純に馬体重が増えて負けたのであれば、叩いて良化を
期待しやすいのですが、目方が減ってトライアルも負けた
というのはイメージ的に悪いといえば悪いですよね。
 ただ、チューリップ賞で馬体重が減っていても桜花賞で
好走した馬は過去10年で6頭居り
、この馬と同程度の
小さい馬格の馬も含まれていますから、あまり深くは
考えないほうがいいのかもしれませんね。
松下厩舎といえば、近場への輸送でも馬体重が減りがちな
レシステンシアを思い出しますが、この馬の場合でいうと
阪神JFの調教後馬体重とレース当日の馬体重は変化なく、
そもそも現状は単なる頭打ち状態なのかなぁと思います。
目方は増えずとも、中身が成長する馬も居ますしね。


◆リンクスティップ
 デビュー戦が2000mという点からも、厩舎サイドの感触
としては『中距離タイプ』と見込んでいるのでしょう。
前走のきさらぎ賞は、初めてのワンターンということと
1800mにしてはペースが速いなか、序盤の追走に苦労せず
先行できたのは収穫で、サトノシャイニングには完敗の
かたちでしたが、牡馬混合戦で好走した点は評価したい。
 馬格が小さいと勝ちきれない桜花賞、逆に馬格が大きいと
勝ちきれないもオークス。どちらも勝ち負けを期待できる
ちょうどいい数字が『460~479㌔』のゾーン
なのですが、
この馬はそれに合致。もしここで好走するようならば
オークスでも買っておくべき馬かなと思っていますし、
逆に桜花賞はダメでもオークスでの巻き返しに期待可能。
他の有力馬は小さすぎるか、或いはどう見てもオークスは
距離が持たないだろうという馬がほとんどなのですが。
 桜花賞で果たして脚が溜まるのか、というのは懸念材料。
"1600m未満"しか連対経験が無くても桜花賞で好走した
馬は結構多いのですが、"1800m以上"しか連対経験が無い
となると、コース改修後の外回りで行われた桜花賞において
好走したのは2011年のトレンドハンターのみ



気になる穴馬
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 ☔が降ることも視野に入れて挙げたい穴馬はコレ。
2走前は不良馬場でそれなりに走れていたと思うのですが、
それ以前からコンスタントに使われており、馬体重も
少しずつ減っている状況でしたので、本調子だったのかは
ちょっと疑わしい
ところ。それでいてあの結果だから評価。
 前走は初めてのマイル戦。馬体重もしっかりと増えて
いいかたちで賞金を加算
できましたし、メンバーレベルも
そんなに低くなかったんじゃないかなという印象です。
馬格はちょうど良く、ダークホースとして面白い1頭。


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