こんにちは~、Tomyです。
天皇賞(春)の有力馬考察をしていきます。
昨年の天皇賞(春)を勝っているヘデントールが居るにも関わらず、今のところアドマイヤテラが1人気……?
言ってみれば、2020年の天皇賞春でフィエールマンを差し置いて、阪神大賞典を完勝した菊花賞3着馬のユーキャンスマイルが1人気になるような感じですからねぇ🤔(なってないけど)
まあ、折り合いの不安も無いですし『武豊』という字面がそうさせているのかもしれませんね。
クロワデュノールが1人気になるなら分かりますが、なんかちょっとした違和感があるような無いような…?🙄
さて、それでは上位人気想定6頭の考察です。
◆アクアヴァーナル
前走の阪神大賞典は序盤に少し集中力を欠くところがあったように見えましたが、ある意味ではリラックスできていたでしょうか。好位で折り合って運び、勝負どころでは強気に先頭へ並びかけていくと、アドマイヤテラにこそ差されましたが2着奮闘。
3歳秋以降の成績を見ると、2200m以下は(0-0-0-3)である一方、2400m以上では(3-4-0-0)。京都・阪神の長丁場で結果を残してきており、前走も初重賞かつ別定戦でありながら牡馬に交じって好走した点は素直に評価。4着シュヴァリエローズは昨年の天皇賞春7着馬、5着マイネルエンペラーは同5着。実はそんなに悪くない相手ではありますしね。
無論、京都開催の天皇賞春で牝馬が馬券に絡んだのは1955年のセカイイチ(2着)が最後。70年も昔の話です。
また、前走阪神大賞典で好走した牝馬、という観点ではグレード制導入後3頭(タケノベルベット、メイショウベルーガ、デニムアンドルビー)いますが何れも凡走(3頭とも10着なのは縛りか何か?😅)。『京都の3000mは勝っているけど、3200mになると厳しいだろうなぁ……』というのが普通の考えでしょう。
ただ、(これは阪神開催ではありますが)近年の天皇賞春で善戦したカレンブーケドールは先行力のある馬でした。この馬も先行力があります。先のデニムアンドルビーら3頭は後ろから行くタイプ。そこがポイントかもしれません。
これまでの競馬ぶりからしてカンカン泣きするようなところも無いですし、長丁場での先行力や安定して自分の力を出せるのは武器。それでどこまで太刀打ち出来るかですね。
ちなみに、エピファネイア産駒の古馬牝馬は、京都芝コースでは全距離・全クラス合計で『2勝だけ』しか出来ていません。そう、2勝ともこの馬なんですよねぇ。京都オタクのエピファ女子はSSR級の超激レア。ちょっとこれは面白いなと思いました。
◆アドマイヤテラ
前走の阪神大賞典は、折り合いを欠くなどして動く馬が何頭か居るなか内でジッとして、最後の直線でスパッと抜け出す完璧な競馬。良い意味で道中の存在感が薄く、いかにも長距離に向く折り合いの秀逸さが最大の武器。前走の上がり『34.1』は自己最速。3000m越えで自分が持つ脚を最大限に活かせる馬といえば、近年ではディープボンドが挙げられます。彼が(国内で)自己最速上がりをマークしたのも阪神大賞典でした。尤もアドマイヤテラはあそこまでズブくはないですけど、タイプ的には似たようなところがあります。
『阪神大賞典→天皇賞春』という臨戦で、武豊騎手の継続騎乗だった馬は(4-1-3-1)とかなりの好成績。ただ、勝利しているのは既にG1を勝っている馬。G1未勝利の馬だけで見ると(0-1-3-1)。まあそれでも複勝圏内にはキチンと来てはいますが、連対率は20%しかありません…。
今年の阪神大賞典はレコード決着。これはG2ですから反動はあまり考えなくていいと思いますが、過去の阪神大賞典で『3:04.9以下』の好タイムで勝った馬における天皇賞春の成績は(1-1-3-2)。やはりこれも複勝率は高いものの勝ちきれていないんですよねぇ。速い時計で決着した阪神大賞典が、完全に天皇賞春に繋がっている………とも言えない感じ。
また、アドマイヤテラが勝っているのは京都だと内回りで、それ以外は直線に坂のあるコース。勝ちきるうえで京都外回りがベストなのかといわれれば微妙かもしれません。
あと、菊花賞は好走できても天皇賞春では一歩足りない馬(酷いと惨敗)も結構居るんですよねぇ。友道厩舎だとユーキャンスマイルがまさにそれでした。
◆クロワデュノール
2走前のジャパンCは本調子ではなかった中での4着は立派。前走の大阪杯のほうが幾分状態も良かったと思いますし、堂々たる完勝だったかなと思います。ただ、直線では鞭に対する反応が普段より過敏でフラフラ。このあたりは休み明け感もありましたけどね。それにしてもまさかココに出てくるとは……。
天皇賞春において、コーナー6回のレースを経験していない馬の好走は2004年のシルクフェイマス(3着)が最後であり、過去20年間では(0-0-0-2-1-9)。この中でG1馬は2014年のキズナ(4着)だけですが、彼とクロワデュノールでは決定的な違いが2つあります。1つは脚質。キズナは後方一気が身上の馬ですが、それで天皇賞春を勝つのは難しいこと。2つめはG1勝利数。キズナが勝ったのはダービーだけ。クロワデュノールは後方一気しか出来ない馬ではないうえにG1を既に3勝している馬。全く違いますし、クロワデュノールのレベルにある中距離G1馬の参戦が如何に異例であるか、ということも分かります。
とはいえ、仮にクロワデュノールの長距離適性が抜群だったとしても〝初めて〟というのはどう転んでも懸念材料。基本的には折り合い面に大きな不安がある馬ではないですが、1周目のスタンド前で馬がスパートを掛けるタイミングだと勘違いして引っ掛かるのは初めての長距離あるあるですからね。
そこで大事になってくるのは北村友一騎手がうまく宥められるかどうか。ただこれに関しては大丈夫なんじゃないかなと思っています。過去の天皇賞春で、コーナー6回のレース実績が皆無に等しいパフォーマプロミス、スティッフェリオを好走させるなど、6度の騎乗機会で全て人気以上の着順に持ってきており、実はこの条件は上手いジョッキーだと考えています。
前走を使って状態面の上積みを見込んでいますので、どういうレースをしてくれるか、出来るか。期待は大きい。
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◆スティンガーグラス
色々あって転厩初戦となった前走のダイヤモンドSは好位で立ち回り、折り合いも問題なし。後半5Fのロングスパート戦という展開のなか抜け出して快勝。瞬発力勝負には向かない馬ですから、良さを活かすことが出来る展開だったかなと思います。
これで重賞タイトルを獲得。3歳時は春も秋もクラシックのトライアルでは権利を獲得できなかった馬がようやく本格化……という見方も出来なくはないですが、そうはいってもG3のハンデ戦を勝っただけの立場。中距離で強さを見せつけているわけでもなければステイヤーとしての実績もまだ微妙。
少なくともダイヤモンドSの内容は、天皇賞春に挑戦するにあたってはペースがあまりに遅すぎた印象。過去20年のダイヤモンドS勝ち馬のうち、同年の天皇賞春で好走したのは延べ5頭(トウカイトリック、フェイムゲーム、テーオーロイヤル×2、ヘデントール)居ますが、各レースの2000m通過タイムは『2:04.9〜2:07.7』であるのに対し、今年は『2:09.2』。折り合いという意味では良いのかもしれませんが、同じ長距離でも東京よりもタフな京都となるとどうか。レベルが落ちていると言われる昨今の天皇賞春ですが、それでも良馬場であれば遅くとも『2:04』程度。明らかに求められるスタミナの質が異なるんですよねぇ。伸び代があると仮定(晩成型のキズナ産駒?)しても前走だけでは下地が不十分。どこまでやれるか。
鞍上のレーン騎手における、ディープインパクト系産駒の重賞成績は先週のフローラSの勝利により(1-1-1-15)となりましたが、古馬戦に限ると(0-1-0-9)。好成績を納めているステイゴールド系(3-0-2-1)、ミスプロ系(6-0-0-7)などと比べて明らかに奮わないことに変わりなく買い材料とは言い難い。
◆ヘデントール
3歳時に菊花賞2着、昨年は天皇賞春を勝っていますが、個人的には単なるステイヤーとは思っていなくて、中距離でもG1レベルで通用するにあると考えていますし、陣営も昨年は英インターナショナルSからジャパンCを目標にしていたくらい。
近年でイメージが近いのはフィエールマンでしょうかね。
前走の京都記念は8着。もちろん展開が向かなかったのですが、直接的な敗因は骨折による休養明けで状態がまだ本物ではなかったことでしょう。普通の休み明けとは違いますからね。
本番はあくまでもココ。叩いた上積みも期待できますし、長距離といえばルメール騎手の超得意分野。軽視しづらい。
どうも今回、クロワデュノールをトウカイテイオー、アドマイヤテラがメジロマックイーンに見立てて重ねられたりしていますが、いやいや実績的にはヘデントールのほうがマックイーンに近いでしょ、と思うのは私だけでしょうか(笑)。そう、連覇が懸かるのはヘデントールのほうです。
昨年の下半期にこの馬がレースを使えない間、アドマイヤテラは(カラ馬で)ジャパンCを激走したことで話題を集め、今年も前哨戦の阪神大賞典を圧勝するなど、すっかり立場が逆転したような評価になっています。ルメール騎手が騎乗するにも関わらず、G1未勝利のアドマイヤテラに人気を譲るかたちに?
もう1度言いますが、天皇賞春の連覇が懸かるのはこの馬です。そこは忘れないでおきたい。
ただ、忘れないでおきたいといえば〝出脚の鈍さ〟が発動する恐れはあります。昨年の天皇賞春は珍しく抜群のスタートでしたが、あれほどうまくいくとは考えづらいかなとは思います。
◆ホーエリート
前走のダイヤモンドSは5着に負けましたが、最後の直線で鐙が外れるアクシデントがあって満足に追えていませんし、字面どおりの評価はできないかなと思います。
2走のステイヤーズSに関しては、メンバーレベルが高いとはいえませんし時計も遅いですが、単純に牝馬で勝ったのが39年ぶりであることから、稀なタイプなのは確か。
高速決着はあまり向かないタイプで、昨年のアルゼンチン共和国杯は6着止まりでしたが、やや時計が掛かった目黒記念ではアドマイヤテラと僅差。スティンガーグラスにも勝っていますので、G1馬2頭(クロワデュノール、ヘデントール)はともかく、他の馬との相手関係的には通用してもおかしくないでしょう。
血統的にはヘデントールとかなり近い配合。父・母父だけでなく、牝系も同じ。京都コースは内回りの秋華賞で負けていますが、あれは高速決着。外回りの長丁場なら合う可能性はあるんじゃないでしょうか。輸送自体は苦にしないタイプですが、前日輸送だとテンションが上がってしまいがちということで、今回は2日前に輸送するようです。出走するからには参加賞で終わるつもりはサラサラ無く、やれることをやって全力を出せる環境を作ろうとする意気込みが感じられます。
鞍上の戸崎騎手は関西圏の長距離が上手い部類。菊花賞ではヘデントール、天皇賞春ではグローリーヴェイズを好走させているほか牝馬のカレンブーケドールでも好走。グレード制導入後(1984年以降)、天皇賞春における牝馬の成績(0-0-1-30)。
牝馬を馬券圏内に好走させた唯一の現役ジョッキーというのは心強い。この馬のこともよく知っていますし、前走が納得のいくレースが出来なかっただけに、今回こそはこの馬の持てる力を何とか引き出そうと考えているハズ。
まあ、同じ3200mでも阪神より京都のほうが高低差がありますし、2度の坂越えが牝馬にとっては鬼門になるでしょう。アクアヴァーナルは既に京都の長丁場で経験していますので、牝馬2頭の比較ではあちらのほうが好走イメージは湧きますけどねぇ。
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デビュー2戦目からずっと🅑を着用し続け、3勝クラスに上がったところで頭打ち。…マンネリ化していたのかも。
昨年3月には阪神芝3000mに出走。ここから再び🅑を外してきたのですが、この時の内容が興味深いなと。
道中は3番手で進めたものの、勝負どころで手応えが悪いうえにポジションを下げる不利があり、そのまま後退するかと思いきや盛り返して2着。そもそも逃げてナンボの馬がこんな展開でありながら……ですので、単純なスタミナ面は長丁場でも持つのだと思います。
昨秋には重賞初挑戦。周りが放置プレイしてくれたのはありますが、実にキレイなラップを踏んでそのまま押し切り。若手とは思えない……まるで武豊騎手かのような老獪な騎乗でした。
近2走は自分の競馬をさせてもらえないメンバー構成もあり逃げられませんでしたが、今回は全馬が折り合いに気を使う3200m戦ですので惨敗が続いている今ならマークは薄くなりそう。そうなれば競馬はしやすいでしょう。さすがに勝つのは難しいでしょうけど令和の精密機械(?)が発動すれば、あわやの見せ場があっても良いのかなと。
ちなみに、アルゼンチン共和国杯1着馬が翌年の天皇賞春(京都)に出走したケースを調べてみたのですが、元来相性が悪い父ミスプロ系・ロベルト系を除き、父サンデー系・ノーザンD系の馬に限定すると(1-2-1-1-0-0)。ほほう?
アドマイヤジュピタ、フェイムゲーム、シュヴァルグラン、パフォーマプロミス、ブレークアップ。この5頭は何れもG1実績がまったく無かった馬。
確かに考えてみれば(近年おかしくなっている)同コースの目黒記念に比べ、ゆったり運んでヨーイドンの競馬になりやすいレースではあるので、京都開催の天皇賞春とは質が近い感じはしますね。
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◆アクアヴァーナル
前走の阪神大賞典は序盤に少し集中力を欠くところがあったように見えましたが、ある意味ではリラックスできていたでしょうか。好位で折り合って運び、勝負どころでは強気に先頭へ並びかけていくと、アドマイヤテラにこそ差されましたが2着奮闘。
3歳秋以降の成績を見ると、2200m以下は(0-0-0-3)である一方、2400m以上では(3-4-0-0)。京都・阪神の長丁場で結果を残してきており、前走も初重賞かつ別定戦でありながら牡馬に交じって好走した点は素直に評価。4着シュヴァリエローズは昨年の天皇賞春7着馬、5着マイネルエンペラーは同5着。実はそんなに悪くない相手ではありますしね。
無論、京都開催の天皇賞春で牝馬が馬券に絡んだのは1955年のセカイイチ(2着)が最後。70年も昔の話です。
また、前走阪神大賞典で好走した牝馬、という観点ではグレード制導入後3頭(タケノベルベット、メイショウベルーガ、デニムアンドルビー)いますが何れも凡走(3頭とも10着なのは縛りか何か?😅)。『京都の3000mは勝っているけど、3200mになると厳しいだろうなぁ……』というのが普通の考えでしょう。
ただ、(これは阪神開催ではありますが)近年の天皇賞春で善戦したカレンブーケドールは先行力のある馬でした。この馬も先行力があります。先のデニムアンドルビーら3頭は後ろから行くタイプ。そこがポイントかもしれません。
これまでの競馬ぶりからしてカンカン泣きするようなところも無いですし、長丁場での先行力や安定して自分の力を出せるのは武器。それでどこまで太刀打ち出来るかですね。
ちなみに、エピファネイア産駒の古馬牝馬は、京都芝コースでは全距離・全クラス合計で『2勝だけ』しか出来ていません。そう、2勝ともこの馬なんですよねぇ。京都オタクのエピファ女子はSSR級の超激レア。ちょっとこれは面白いなと思いました。
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前走の阪神大賞典は、折り合いを欠くなどして動く馬が何頭か居るなか内でジッとして、最後の直線でスパッと抜け出す完璧な競馬。良い意味で道中の存在感が薄く、いかにも長距離に向く折り合いの秀逸さが最大の武器。前走の上がり『34.1』は自己最速。3000m越えで自分が持つ脚を最大限に活かせる馬といえば、近年ではディープボンドが挙げられます。彼が(国内で)自己最速上がりをマークしたのも阪神大賞典でした。尤もアドマイヤテラはあそこまでズブくはないですけど、タイプ的には似たようなところがあります。
『阪神大賞典→天皇賞春』という臨戦で、武豊騎手の継続騎乗だった馬は(4-1-3-1)とかなりの好成績。ただ、勝利しているのは既にG1を勝っている馬。G1未勝利の馬だけで見ると(0-1-3-1)。まあそれでも複勝圏内にはキチンと来てはいますが、連対率は20%しかありません…。
今年の阪神大賞典はレコード決着。これはG2ですから反動はあまり考えなくていいと思いますが、過去の阪神大賞典で『3:04.9以下』の好タイムで勝った馬における天皇賞春の成績は(1-1-3-2)。やはりこれも複勝率は高いものの勝ちきれていないんですよねぇ。速い時計で決着した阪神大賞典が、完全に天皇賞春に繋がっている………とも言えない感じ。
また、アドマイヤテラが勝っているのは京都だと内回りで、それ以外は直線に坂のあるコース。勝ちきるうえで京都外回りがベストなのかといわれれば微妙かもしれません。
あと、菊花賞は好走できても天皇賞春では一歩足りない馬(酷いと惨敗)も結構居るんですよねぇ。友道厩舎だとユーキャンスマイルがまさにそれでした。
◆クロワデュノール
2走前のジャパンCは本調子ではなかった中での4着は立派。前走の大阪杯のほうが幾分状態も良かったと思いますし、堂々たる完勝だったかなと思います。ただ、直線では鞭に対する反応が普段より過敏でフラフラ。このあたりは休み明け感もありましたけどね。それにしてもまさかココに出てくるとは……。
天皇賞春において、コーナー6回のレースを経験していない馬の好走は2004年のシルクフェイマス(3着)が最後であり、過去20年間では(0-0-0-2-1-9)。この中でG1馬は2014年のキズナ(4着)だけですが、彼とクロワデュノールでは決定的な違いが2つあります。1つは脚質。キズナは後方一気が身上の馬ですが、それで天皇賞春を勝つのは難しいこと。2つめはG1勝利数。キズナが勝ったのはダービーだけ。クロワデュノールは後方一気しか出来ない馬ではないうえにG1を既に3勝している馬。全く違いますし、クロワデュノールのレベルにある中距離G1馬の参戦が如何に異例であるか、ということも分かります。
とはいえ、仮にクロワデュノールの長距離適性が抜群だったとしても〝初めて〟というのはどう転んでも懸念材料。基本的には折り合い面に大きな不安がある馬ではないですが、1周目のスタンド前で馬がスパートを掛けるタイミングだと勘違いして引っ掛かるのは初めての長距離あるあるですからね。
そこで大事になってくるのは北村友一騎手がうまく宥められるかどうか。ただこれに関しては大丈夫なんじゃないかなと思っています。過去の天皇賞春で、コーナー6回のレース実績が皆無に等しいパフォーマプロミス、スティッフェリオを好走させるなど、6度の騎乗機会で全て人気以上の着順に持ってきており、実はこの条件は上手いジョッキーだと考えています。
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これで重賞タイトルを獲得。3歳時は春も秋もクラシックのトライアルでは権利を獲得できなかった馬がようやく本格化……という見方も出来なくはないですが、そうはいってもG3のハンデ戦を勝っただけの立場。中距離で強さを見せつけているわけでもなければステイヤーとしての実績もまだ微妙。
少なくともダイヤモンドSの内容は、天皇賞春に挑戦するにあたってはペースがあまりに遅すぎた印象。過去20年のダイヤモンドS勝ち馬のうち、同年の天皇賞春で好走したのは延べ5頭(トウカイトリック、フェイムゲーム、テーオーロイヤル×2、ヘデントール)居ますが、各レースの2000m通過タイムは『2:04.9〜2:07.7』であるのに対し、今年は『2:09.2』。折り合いという意味では良いのかもしれませんが、同じ長距離でも東京よりもタフな京都となるとどうか。レベルが落ちていると言われる昨今の天皇賞春ですが、それでも良馬場であれば遅くとも『2:04』程度。明らかに求められるスタミナの質が異なるんですよねぇ。伸び代があると仮定(晩成型のキズナ産駒?)しても前走だけでは下地が不十分。どこまでやれるか。
鞍上のレーン騎手における、ディープインパクト系産駒の重賞成績は先週のフローラSの勝利により(1-1-1-15)となりましたが、古馬戦に限ると(0-1-0-9)。好成績を納めているステイゴールド系(3-0-2-1)、ミスプロ系(6-0-0-7)などと比べて明らかに奮わないことに変わりなく買い材料とは言い難い。
◆ヘデントール
3歳時に菊花賞2着、昨年は天皇賞春を勝っていますが、個人的には単なるステイヤーとは思っていなくて、中距離でもG1レベルで通用するにあると考えていますし、陣営も昨年は英インターナショナルSからジャパンCを目標にしていたくらい。
近年でイメージが近いのはフィエールマンでしょうかね。
前走の京都記念は8着。もちろん展開が向かなかったのですが、直接的な敗因は骨折による休養明けで状態がまだ本物ではなかったことでしょう。普通の休み明けとは違いますからね。
本番はあくまでもココ。叩いた上積みも期待できますし、長距離といえばルメール騎手の超得意分野。軽視しづらい。
どうも今回、クロワデュノールをトウカイテイオー、アドマイヤテラがメジロマックイーンに見立てて重ねられたりしていますが、いやいや実績的にはヘデントールのほうがマックイーンに近いでしょ、と思うのは私だけでしょうか(笑)。そう、連覇が懸かるのはヘデントールのほうです。
昨年の下半期にこの馬がレースを使えない間、アドマイヤテラは(カラ馬で)ジャパンCを激走したことで話題を集め、今年も前哨戦の阪神大賞典を圧勝するなど、すっかり立場が逆転したような評価になっています。ルメール騎手が騎乗するにも関わらず、G1未勝利のアドマイヤテラに人気を譲るかたちに?
もう1度言いますが、天皇賞春の連覇が懸かるのはこの馬です。そこは忘れないでおきたい。
ただ、忘れないでおきたいといえば〝出脚の鈍さ〟が発動する恐れはあります。昨年の天皇賞春は珍しく抜群のスタートでしたが、あれほどうまくいくとは考えづらいかなとは思います。
◆ホーエリート
前走のダイヤモンドSは5着に負けましたが、最後の直線で鐙が外れるアクシデントがあって満足に追えていませんし、字面どおりの評価はできないかなと思います。
2走のステイヤーズSに関しては、メンバーレベルが高いとはいえませんし時計も遅いですが、単純に牝馬で勝ったのが39年ぶりであることから、稀なタイプなのは確か。
高速決着はあまり向かないタイプで、昨年のアルゼンチン共和国杯は6着止まりでしたが、やや時計が掛かった目黒記念ではアドマイヤテラと僅差。スティンガーグラスにも勝っていますので、G1馬2頭(クロワデュノール、ヘデントール)はともかく、他の馬との相手関係的には通用してもおかしくないでしょう。
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牝馬を馬券圏内に好走させた唯一の現役ジョッキーというのは心強い。この馬のこともよく知っていますし、前走が納得のいくレースが出来なかっただけに、今回こそはこの馬の持てる力を何とか引き出そうと考えているハズ。
まあ、同じ3200mでも阪神より京都のほうが高低差がありますし、2度の坂越えが牝馬にとっては鬼門になるでしょう。アクアヴァーナルは既に京都の長丁場で経験していますので、牝馬2頭の比較ではあちらのほうが好走イメージは湧きますけどねぇ。
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昨年3月には阪神芝3000mに出走。ここから再び🅑を外してきたのですが、この時の内容が興味深いなと。
道中は3番手で進めたものの、勝負どころで手応えが悪いうえにポジションを下げる不利があり、そのまま後退するかと思いきや盛り返して2着。そもそも逃げてナンボの馬がこんな展開でありながら……ですので、単純なスタミナ面は長丁場でも持つのだと思います。
昨秋には重賞初挑戦。周りが放置プレイしてくれたのはありますが、実にキレイなラップを踏んでそのまま押し切り。若手とは思えない……まるで武豊騎手かのような老獪な騎乗でした。
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