こんにちは~、Tomyです。
日本ダービーの有力馬考察をしていきます。
ダービーといえば種牡馬が密接に関係していて、中長距離の実績がある父を持つ馬がほとんど。『現役時代に2400m以上の実績が無い父』を持つ馬の好走は↓↓
24年 3着 シンエンペラー (父Siyouni)
14年 2着 イスラボニータ (父フジキセキ)
14年 3着 マイネルフロフト (父ブラックタイド)
13年 3着 アポロソニック (父Big Brown)
10年 1着 エイシンフラッシュ(父King's Best)
08年 3着 ブラックシェル (父クロフネ)
07年 3着 アドマイヤオーラ (父アグネスタキオン)
06年 3着 ドリームパスポート(父フジキセキ)
要は過去10年では1頭(シンエンペラー)だけ。
過去20年で見てもほとんどが3着止まりとなっていて、基本的には『親父が2400m以上で実績を挙げていた馬』を中心と見ていいかなと思います💡
今年は皐月賞の2,3着馬がこれにあたるんですよねぇ🤔
リアライズシリウス
(父ポエティックフレア →マイラー)
ライヒスアドラー
(父シスキン →スプリンター寄りのマイラー)
今年の皐月賞は超高速決着でしたが、どうもこれが1つポイントだったような………(マイラー血統向きの流れだから皐月賞は好走できた感が?)。
ちなみに過去に凡走した『2400m以上で実績がない父』を持つ馬の例としては以下のとおり。
☆ミュージアムマイル(皐月賞1着、父リオンディーズ)
☆コスモキュランダ(皐月賞2着、父アルアイン)
ダノンエアズロック(5人気、父モーリス)
シャザーン(5人気、父ロードカナロア)
ジオグリフ(皐月賞1着、父ドレフォン)
ガロアクリーク(皐月賞3着、父キンシャサノキセキ)
☆サートゥルナーリア(皐月賞1着、父ロードカナロア)
ステルヴィオ(皐月賞4着、父ロードカナロア)
スマートオーディン(5人気、父ダノンシャンティ)
☆印の3頭は後々の有馬記念(2500m)で好走しているので単純に距離適性の問題とは限らないですが、こと日本ダービーではワケが違うのかなと思います🤔
それでは上位人気想定5頭の考察です。
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◆コンジェスタス
前走の京都新聞杯はスタート後に少し促して行くフリをして、行きたい馬に行かせるような格好。ベレシートを見るかたちで中団で折り合って、勝負どころで外に持ち出されるとしぶとく伸びて勝利。共同通信杯で物凄い脚を見せていたベレシートを負かした事実、3戦3勝という字面、更には好時計勝ち。いかにもダービーで人気上昇するタイプ。個人的には2走前までの走りに対して前走は人気がマッチしていないと思ったので狙ったのですが、今回はあんまり触手が動かないのが率直な印象。
京都新聞杯は確かに好時計でしたが前傾気味のラップ。京都芝2200mのコース形態にしては前が速すぎましたし、展開が向いた外差し勢中では強かったですが、2着のベレシートのほうがキツい競馬をしていたと思っているのと、そもそも京都新聞杯の勝ち時計をダービーで信用していいものなのかは甚だ疑問です。
2022年に「2:09.5」の時計で快勝したアスクワイルドモアはダービーでは12着。のちに菊花賞や有馬記念で好走したボルドグフーシュなどを負かしていたのでメンバーレベルが低かったわけではないですが、アスクワイルドモアは通用しませんでした。当時の京都新聞杯は中京開催ではあるのですが、時計そのものはそんなに評価の対象にすべきレースでも無い認識です。
左回りの好走経験が無いなか、日本ダービーで馬券に絡んでいるのは世代上位の力があることを示す皐月賞組がほとんどで、それ以外だと過去20年では『キズナ』しか居ないんですよねぇ。しかも、キズナは後方でひたすら溜めて直線だけで勝負するタイプでしたから、コーナーがどうこうはあまり関係なかったですし、この馬がそのレベルなのかどうかですね。
まだ無印と決めたわけではないですが、個人的には前走が買い時だったと思っているので、買っても押さえまでかなと。
◆フォルテアンジェロ
前走の皐月賞はゲートで立ち遅れてしまいかなり後方からになってしまいました。想定したとおりの位置取りではなかったことでしょう。ただ、内寄りの枠だったこともあり距離ロスは一切ナシで回れた点とCコース開催だった点がうまく噛み合ってスルスルと内を上がって5着に健闘。ホープフルSで2着に好走していた実力は示した格好で、同じホープフルS好走組でいえば、アスクエジンバラより血統的には買い要素はあるのかなと思っています。
皐月賞上がり1位の馬は確かにダービーでもよく来ます。ただし「勝ち馬から0.4秒以上の差をつけられたうえで上がり1位だった馬」は1996年のメイショウジェニエ(3着)しか好走できておらず、1997年以降は9頭すべてが馬券圏外。ちなみに同期間において「0.3秒差以内」であれば(5-2-2-5)。全然違うんですよねぇ。この馬は「0.5秒負け」ですから、上がり1位だったこと自体はそんなに価値は無いと考えています。
一方、個人的に評価しているレースとしては3走前の百日草特別。この時は5頭立てで何も障壁が無かったとはいえ、スローペースでかなりの縦長馬群(というか〝群〟ですらなかったですが)。明らかに届くわけがない位置ながらも上がり『32.8』の鬼脚を使っていた点は東京コースで魅力を感じる部分。父フィエールマンは、5歳時の天皇賞(秋)で自己ベストを更新する『32.7』をマークしていたり、中山や福島でも良い脚は使うけど取り零していたタイプ。そうなるとこの馬は菊花賞馬の候補じゃないか?とも思ったりもしますが、もしフィエールマンがダービーに間に合っていたら……と想像すると、結構面白かったと思うんですよ。
あの年のダービー4着馬は菊花賞2着馬のエタリオウですし。
前走は荻野極騎手とは初コンビでしたから、2戦目となる今回はそのあたりもプラスでしょうし、父よりも早い時期から使えているこの馬がどれだけやれるか楽しみ。4頭出しを予定している上原佑厩舎所属馬の中では最も買いたい1頭です。
◆ライヒスアドラー
前走の皐月賞はスタートが少し遅かったものの中団につける競馬。1コーナーのは入りでごちゃついた際に引っ掛かり気味でしたがギリギリ我慢。勝負どころからはスムーズに外に持ち出して猛追しての3着。上位3頭の中では距離ロスは1番大きかったですが、それでも食い込んだ点は地力を感じるところ。
父はスプリンター寄りのマイラーといえるシスキンで、端的に言ってダービーに向く血統とは言い難い印象。1800mのデビュー戦を勝利していて近2走は2000mもこなしていますが、将来的にはマイラーになる可能性も十分考えられるかなと思いますし、皐月賞後の佐々木騎手は「折り合いの課題を潰せば2400mは持つ」とコメント。やや距離に不安を抱えていることを窺える微妙な内容でした。これまでのレースぶりや脚質などを踏まえると、リアライズシリウスよりは評価できるかなぁと思いますし、もしかしたらミュージアムマイルのように有馬記念であればマッチするタイプなのかもしれませんが、ダービーということを考えるとどうか。まあ、先週のスターアニスとは違って、そもそも中距離のゆったりしたペースを経験している点では、越えるべき壁はそんなに分厚くないとは思いますが。
昨年の東スポ2歳Sは立ち回りがチグハグな中でも盛り返していましたので、東京コースそのものは特に心配ないでしょうし、デビューからコンビを組む佐々木騎手と共に成長してきている感はあります。何せ、佐々木騎手がG2で連対したのもG1で馬券に絡んだのもこの馬が初めてでしたからね。根本的な能力は高いと思いますので、もしかしたら……というのはあります。
先週の今村騎手に随分と感化されたようなので、同期の勢いに乗って頑張ってもらいたいところですね。
◆リアライズシリウス
前走の皐月賞は7枠でしたが、他があまり行かなかったことですんなり2番手を確保。終始ロブチェンを徹底マークする形で運びましたがなかなか交わせず。しかし自身も粘って2着。
2走前の共同通信杯は逃げて早めに踏んでいってアドバンテージを稼いで粘り込む競馬で最後は失速気味になっていましたが、皐月賞は相手に合わせたぶん極端な脚の使い方にならなかったのはかえってよかったかもしれません。
皐月賞前には「右回りが微妙なんじゃないか」と言われ、これを克服したかたちですが、個人的には朝日杯FSの敗因は右回りではなくて状態面だと思っていたので、それよりも2000mが怪しいんじゃないかと考えていたんですけどねぇ。その読みは外れましたが、今年はかなりの超高速決着だった点ではマイラーだった父ポエティックフレアの血が味方したように思います。
では、ダービーも超高速決着になってしまえば良いのか……というとどうなんでしょう…。さすがに前走の時点で距離が長いと思っていただけに、皐月賞を好走されたからといってダービーは買います!……と言うには理由があんまり無いんですよね。
共同通信杯で1度は負かしたロブチェンに、1F延長した皐月賞で真っ向勝負を挑んで完敗となると、更に距離が延びる今回でもう一度逆転というのは……なかなか難しいんじゃないかというふうに感じます。
2012年以降の共同通信杯勝ち馬が、そこで負かした相手に皐月賞で逆転を許した場合における日本ダービーの成績は(0-0-0-4)。逆転を許さなかった場合が(0-6-1-2)ですから明らかに差は出ているんですよねぇ。仮にロブチェンがタスティエーラだとしたらこの馬はファントムシーフにあたるイメージ。共同通信杯の脚の使い方を見ても、2400mがプラスに働くとはちょっと思えないのが率直な印象。
◆ロブチェン
前走の皐月賞は内枠だったこと、逃げ馬が不在だったことが重なり、自ら逃げる選択。これは思い切ったことをしたなと感じます。新馬戦は確かに逃げていますが、ホープフルSと共同通信杯では控える競馬をしていた中での積極策。淀みないペースを作ってそのまま後続に影を踏ませぬ強い競馬で堂々のレコード更新。
共同通信杯ではリアライズシリウスを捉えきれませんでしたが、距離が1F延びて尚且つ先手を奪ったことで今度は先着。今回もリアライズシリウスより前に行っても行かなくても率直に言って(リアライズシリウスには)負ける気はしません。
ただ、もしダービーで逃げずに控えることになると、これは懸念材料かなと思います。あくまでダービーを見据えた騎乗というよりは皐月賞を勝ちに行った競馬で、個人的には控えたほうが良かったのでは……と思いますが、逃げてしまった以上は今回も逃げたほうが良いんじゃないかなという印象です。でも実際どうするかが分からないのが買う側としては悩みどころ。
リアライズシリウス側からすると、今回はロブチェンより前に行ってやろうと考えてもおかしくはないですし、そうなると展開がややこしくなりそうですね……。
所謂〝レコード勝ちの反動〟はそんなに気にしていませんが、ちょっと直線の短いコースで強すぎる感もあり、本質的に東京がドンピシャかというと……どうなのかなと思います。
そもそも高速決着の皐月賞における結果が、丸まんまダービーに繋がるわけではないことは過去の傾向からも明らかなので、実力は世代屈指の1頭であるのは間違いないですが、条件替わりが関係ないほど抜けた存在ではないという評価。
実績があるぶん確実にマークはされますから、もし逃げたとしても直線の長い東京だったら捕えられる可能性がある馬は何頭か居るんじゃないか、と思っています。
★気になる穴馬
⇒バステール
ホープフルSでは低評価だったロブチェンが、結局はダービーで1番の主役となりそう。個人的には皐月賞で前目につけてロブチェンを捉えられなかった馬はあんまり距離が延びて良いと思えず、逆転は難しいんじゃないかなぁと考えています。
かといって皐月賞は超高速決着でしたから、ロブチェンの二冠が安泰とも言えないと思っているので、ロブチェンを負かすなら別路線組か皐月賞で中団以降から見せ場なく終わった馬。
その中でも絶対に買っておきたい穴馬はコレですね。
良馬場で行われた弥生賞で「上がり2位以内かつ連対」した馬における、良馬場で行われた日本ダービーの成績は過去20年で(4-0-3-3)。6着以下に負けたのは2017年のカデナ(11着)のみで、勝率「40%」、複勝率「70%」、掲示板率「90%」。
良馬場の弥生賞で決め手を見せていた馬は、良馬場の日本ダービーにおいて大活躍。【弥生賞はダービーに繋がる】と言われていますが、特に繋がる条件に当てはまるのはこの馬です。
皐月賞前の会見で「この1ヶ月で成長してくれている。バランスが良くなっている」と鞍上がコメント。結果的に着順は奮いませんでしたが、元々が粗削りなだけに伸び代が大きい馬ですし、前走を経て更なる上昇も見込めると思うので、まだ完成していないにしても買う価値は十分。
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日本ダービーの有力馬考察をしていきます。
ダービーといえば種牡馬が密接に関係していて、中長距離の実績がある父を持つ馬がほとんど。『現役時代に2400m以上の実績が無い父』を持つ馬の好走は↓↓
24年 3着 シンエンペラー (父Siyouni)
14年 2着 イスラボニータ (父フジキセキ)
14年 3着 マイネルフロフト (父ブラックタイド)
13年 3着 アポロソニック (父Big Brown)
10年 1着 エイシンフラッシュ(父King's Best)
08年 3着 ブラックシェル (父クロフネ)
07年 3着 アドマイヤオーラ (父アグネスタキオン)
06年 3着 ドリームパスポート(父フジキセキ)
要は過去10年では1頭(シンエンペラー)だけ。
過去20年で見てもほとんどが3着止まりとなっていて、基本的には『親父が2400m以上で実績を挙げていた馬』を中心と見ていいかなと思います💡
今年は皐月賞の2,3着馬がこれにあたるんですよねぇ🤔
リアライズシリウス
(父ポエティックフレア →マイラー)
ライヒスアドラー
(父シスキン →スプリンター寄りのマイラー)
今年の皐月賞は超高速決着でしたが、どうもこれが1つポイントだったような………(マイラー血統向きの流れだから皐月賞は好走できた感が?)。
ちなみに過去に凡走した『2400m以上で実績がない父』を持つ馬の例としては以下のとおり。
☆ミュージアムマイル(皐月賞1着、父リオンディーズ)
☆コスモキュランダ(皐月賞2着、父アルアイン)
ダノンエアズロック(5人気、父モーリス)
シャザーン(5人気、父ロードカナロア)
ジオグリフ(皐月賞1着、父ドレフォン)
ガロアクリーク(皐月賞3着、父キンシャサノキセキ)
☆サートゥルナーリア(皐月賞1着、父ロードカナロア)
ステルヴィオ(皐月賞4着、父ロードカナロア)
スマートオーディン(5人気、父ダノンシャンティ)
☆印の3頭は後々の有馬記念(2500m)で好走しているので単純に距離適性の問題とは限らないですが、こと日本ダービーではワケが違うのかなと思います🤔
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京都新聞杯は確かに好時計でしたが前傾気味のラップ。京都芝2200mのコース形態にしては前が速すぎましたし、展開が向いた外差し勢中では強かったですが、2着のベレシートのほうがキツい競馬をしていたと思っているのと、そもそも京都新聞杯の勝ち時計をダービーで信用していいものなのかは甚だ疑問です。
2022年に「2:09.5」の時計で快勝したアスクワイルドモアはダービーでは12着。のちに菊花賞や有馬記念で好走したボルドグフーシュなどを負かしていたのでメンバーレベルが低かったわけではないですが、アスクワイルドモアは通用しませんでした。当時の京都新聞杯は中京開催ではあるのですが、時計そのものはそんなに評価の対象にすべきレースでも無い認識です。
左回りの好走経験が無いなか、日本ダービーで馬券に絡んでいるのは世代上位の力があることを示す皐月賞組がほとんどで、それ以外だと過去20年では『キズナ』しか居ないんですよねぇ。しかも、キズナは後方でひたすら溜めて直線だけで勝負するタイプでしたから、コーナーがどうこうはあまり関係なかったですし、この馬がそのレベルなのかどうかですね。
まだ無印と決めたわけではないですが、個人的には前走が買い時だったと思っているので、買っても押さえまでかなと。
◆フォルテアンジェロ
前走の皐月賞はゲートで立ち遅れてしまいかなり後方からになってしまいました。想定したとおりの位置取りではなかったことでしょう。ただ、内寄りの枠だったこともあり距離ロスは一切ナシで回れた点とCコース開催だった点がうまく噛み合ってスルスルと内を上がって5着に健闘。ホープフルSで2着に好走していた実力は示した格好で、同じホープフルS好走組でいえば、アスクエジンバラより血統的には買い要素はあるのかなと思っています。
皐月賞上がり1位の馬は確かにダービーでもよく来ます。ただし「勝ち馬から0.4秒以上の差をつけられたうえで上がり1位だった馬」は1996年のメイショウジェニエ(3着)しか好走できておらず、1997年以降は9頭すべてが馬券圏外。ちなみに同期間において「0.3秒差以内」であれば(5-2-2-5)。全然違うんですよねぇ。この馬は「0.5秒負け」ですから、上がり1位だったこと自体はそんなに価値は無いと考えています。
一方、個人的に評価しているレースとしては3走前の百日草特別。この時は5頭立てで何も障壁が無かったとはいえ、スローペースでかなりの縦長馬群(というか〝群〟ですらなかったですが)。明らかに届くわけがない位置ながらも上がり『32.8』の鬼脚を使っていた点は東京コースで魅力を感じる部分。父フィエールマンは、5歳時の天皇賞(秋)で自己ベストを更新する『32.7』をマークしていたり、中山や福島でも良い脚は使うけど取り零していたタイプ。そうなるとこの馬は菊花賞馬の候補じゃないか?とも思ったりもしますが、もしフィエールマンがダービーに間に合っていたら……と想像すると、結構面白かったと思うんですよ。
あの年のダービー4着馬は菊花賞2着馬のエタリオウですし。
前走は荻野極騎手とは初コンビでしたから、2戦目となる今回はそのあたりもプラスでしょうし、父よりも早い時期から使えているこの馬がどれだけやれるか楽しみ。4頭出しを予定している上原佑厩舎所属馬の中では最も買いたい1頭です。
◆ライヒスアドラー
前走の皐月賞はスタートが少し遅かったものの中団につける競馬。1コーナーのは入りでごちゃついた際に引っ掛かり気味でしたがギリギリ我慢。勝負どころからはスムーズに外に持ち出して猛追しての3着。上位3頭の中では距離ロスは1番大きかったですが、それでも食い込んだ点は地力を感じるところ。
父はスプリンター寄りのマイラーといえるシスキンで、端的に言ってダービーに向く血統とは言い難い印象。1800mのデビュー戦を勝利していて近2走は2000mもこなしていますが、将来的にはマイラーになる可能性も十分考えられるかなと思いますし、皐月賞後の佐々木騎手は「折り合いの課題を潰せば2400mは持つ」とコメント。やや距離に不安を抱えていることを窺える微妙な内容でした。これまでのレースぶりや脚質などを踏まえると、リアライズシリウスよりは評価できるかなぁと思いますし、もしかしたらミュージアムマイルのように有馬記念であればマッチするタイプなのかもしれませんが、ダービーということを考えるとどうか。まあ、先週のスターアニスとは違って、そもそも中距離のゆったりしたペースを経験している点では、越えるべき壁はそんなに分厚くないとは思いますが。
昨年の東スポ2歳Sは立ち回りがチグハグな中でも盛り返していましたので、東京コースそのものは特に心配ないでしょうし、デビューからコンビを組む佐々木騎手と共に成長してきている感はあります。何せ、佐々木騎手がG2で連対したのもG1で馬券に絡んだのもこの馬が初めてでしたからね。根本的な能力は高いと思いますので、もしかしたら……というのはあります。
先週の今村騎手に随分と感化されたようなので、同期の勢いに乗って頑張ってもらいたいところですね。
◆リアライズシリウス
前走の皐月賞は7枠でしたが、他があまり行かなかったことですんなり2番手を確保。終始ロブチェンを徹底マークする形で運びましたがなかなか交わせず。しかし自身も粘って2着。
2走前の共同通信杯は逃げて早めに踏んでいってアドバンテージを稼いで粘り込む競馬で最後は失速気味になっていましたが、皐月賞は相手に合わせたぶん極端な脚の使い方にならなかったのはかえってよかったかもしれません。
皐月賞前には「右回りが微妙なんじゃないか」と言われ、これを克服したかたちですが、個人的には朝日杯FSの敗因は右回りではなくて状態面だと思っていたので、それよりも2000mが怪しいんじゃないかと考えていたんですけどねぇ。その読みは外れましたが、今年はかなりの超高速決着だった点ではマイラーだった父ポエティックフレアの血が味方したように思います。
では、ダービーも超高速決着になってしまえば良いのか……というとどうなんでしょう…。さすがに前走の時点で距離が長いと思っていただけに、皐月賞を好走されたからといってダービーは買います!……と言うには理由があんまり無いんですよね。
共同通信杯で1度は負かしたロブチェンに、1F延長した皐月賞で真っ向勝負を挑んで完敗となると、更に距離が延びる今回でもう一度逆転というのは……なかなか難しいんじゃないかというふうに感じます。
2012年以降の共同通信杯勝ち馬が、そこで負かした相手に皐月賞で逆転を許した場合における日本ダービーの成績は(0-0-0-4)。逆転を許さなかった場合が(0-6-1-2)ですから明らかに差は出ているんですよねぇ。仮にロブチェンがタスティエーラだとしたらこの馬はファントムシーフにあたるイメージ。共同通信杯の脚の使い方を見ても、2400mがプラスに働くとはちょっと思えないのが率直な印象。
◆ロブチェン
前走の皐月賞は内枠だったこと、逃げ馬が不在だったことが重なり、自ら逃げる選択。これは思い切ったことをしたなと感じます。新馬戦は確かに逃げていますが、ホープフルSと共同通信杯では控える競馬をしていた中での積極策。淀みないペースを作ってそのまま後続に影を踏ませぬ強い競馬で堂々のレコード更新。
共同通信杯ではリアライズシリウスを捉えきれませんでしたが、距離が1F延びて尚且つ先手を奪ったことで今度は先着。今回もリアライズシリウスより前に行っても行かなくても率直に言って(リアライズシリウスには)負ける気はしません。
ただ、もしダービーで逃げずに控えることになると、これは懸念材料かなと思います。あくまでダービーを見据えた騎乗というよりは皐月賞を勝ちに行った競馬で、個人的には控えたほうが良かったのでは……と思いますが、逃げてしまった以上は今回も逃げたほうが良いんじゃないかなという印象です。でも実際どうするかが分からないのが買う側としては悩みどころ。
リアライズシリウス側からすると、今回はロブチェンより前に行ってやろうと考えてもおかしくはないですし、そうなると展開がややこしくなりそうですね……。
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そもそも高速決着の皐月賞における結果が、丸まんまダービーに繋がるわけではないことは過去の傾向からも明らかなので、実力は世代屈指の1頭であるのは間違いないですが、条件替わりが関係ないほど抜けた存在ではないという評価。
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★気になる穴馬
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ホープフルSでは低評価だったロブチェンが、結局はダービーで1番の主役となりそう。個人的には皐月賞で前目につけてロブチェンを捉えられなかった馬はあんまり距離が延びて良いと思えず、逆転は難しいんじゃないかなぁと考えています。
かといって皐月賞は超高速決着でしたから、ロブチェンの二冠が安泰とも言えないと思っているので、ロブチェンを負かすなら別路線組か皐月賞で中団以降から見せ場なく終わった馬。
その中でも絶対に買っておきたい穴馬はコレですね。
良馬場で行われた弥生賞で「上がり2位以内かつ連対」した馬における、良馬場で行われた日本ダービーの成績は過去20年で(4-0-3-3)。6着以下に負けたのは2017年のカデナ(11着)のみで、勝率「40%」、複勝率「70%」、掲示板率「90%」。
良馬場の弥生賞で決め手を見せていた馬は、良馬場の日本ダービーにおいて大活躍。【弥生賞はダービーに繋がる】と言われていますが、特に繋がる条件に当てはまるのはこの馬です。
皐月賞前の会見で「この1ヶ月で成長してくれている。バランスが良くなっている」と鞍上がコメント。結果的に着順は奮いませんでしたが、元々が粗削りなだけに伸び代が大きい馬ですし、前走を経て更なる上昇も見込めると思うので、まだ完成していないにしても買う価値は十分。
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