キタサンブラック。 G1で5勝している現役最強馬。

その「5つめ」である、今年の天皇賞(春)。

いつものようにレースを進め、あのディープインパクト
の作ったレコードタイムを破る 3:12.5。


そのあとに望んだ宝塚記念。

はじめて、単勝オッズ1倍台に推される。
勝てば凱旋門賞への扉が開いたであろう一戦。

結果は9着。


久々の外枠。天皇賞(春)での激走。そして圧倒的1人気。

様々な期待を一身に背負い望んだレース。

レース数日前、清水調教師はこんなことを言っていたそうだ。

「いつもは、レースが近付くと、落ち着かない様子だけど、今回は大人しい。少し大人になったのかな。」

元々、北島オーナーはフランス行きに難色を示していた。

観戦していた私が、スタートして1コーナーに入ったとき
感じた違和感は今でも覚えている。

キタサンブラックは、首を振って、まるで
走ることを嫌がっているように見えた。

そして最後の直線でまさかの失速。

あれは、キタサンブラックのファンからすれば悲鳴もの。

敗戦後の武騎手も「わからない。」しか言葉が出ない。

そして、北島オーナーは
「フランスに行きたくなかったのかな。夏は休ませて、秋にまた元気に走ってもらいたい」

奇しくも、フランス行きをあまり良しと思っていなかった
北島オーナーの思いに、まるで馬が同調したような
気さえした。

幸い、足元に問題なく、夏は休養。

先日帰厩し、秋へ向けての調教が始まった。

始動戦となる、天皇賞(秋)。

キタサンブラックは、どんな走りを見せるのだろう。

また、見るものを魅了するような走りをしてほしい。


北島オーナーは、以前こんなことを言っていた。
「(有馬記念で)おととしは3着。去年は2着。だから今年は1着になってもらいたい。」

宝塚記念の一件で、オーナーと心が通じているとさえ
思える。

そんなキタサンブラックは、年末の大仕事に向けて

再始動していく。



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